2012年04月25日(水)
本当に切羽つまるか、自主的に多めに税金を納めるか(2)(ネタ, 日常)
宝くじほど率の悪いギャンブルは存在しない、またその胴元は地方自治体である事より、
「宝くじの実態は税金である」、
またそういった側面を知らない、想像もつかない層の人こそこぞって宝くじを買うものだ、というのが(1)での話。
(後半の部分はほぼ自分では説明していないのだが)
が、なるほどと思わせる記事にあったのがタイトル前段の「本当に切羽つまるか」の部分。
宝くじの異常、幅3000kmのボウリング、世界で最も有利なギャンブル - 吹風日記
あまりにも秀逸な表現であるため、そのまま引用させて頂きます。
> つまり、人生に希望が見いだせない人、すなわち、社会的階層が今の不満足なレベルのままで固定されてしまうと予感した人々が、未来をかき乱すための「異常」を求めて、宝くじを買うのです。
> 中略
>にもかかわらず宝くじが人気なのは、この、社会的階層を変える力が、他の手段で代替できないからなんですね。
中島さんのエントリでは”宝くじよりも効率の良いギャンブルの賭け方は存在する”、という表現があるものの、現実性としては非常に薄いと言えるかと思う。
一例としてはこんな感じか。
競馬の単勝に全額投資する → 当たったらまた単勝に全額投資する → 一定の額になるまで繰り返す。
が正しいギャンブルでの一攫千金方法だと思う。
がこれをやる人はほとんど居ない(<居るかもだけど)ように思う。
宝くじを買えば一等が当たる確率がゼロではなくなる(実質、数万円レベルだとほぼ0と言っていい確率のはずだが)。
また一等が当たる人というのは確実に居る。
そこに人生レベルの一発逆転を賭けて、なおかつそれに成功してしまう人も居る訳だ。
正に夢を買うというレベルの話だが、宝くじの場合は予備知識が一切必要なく「ただ買うだけでいい」という部分も大きく寄与していると思える。
ここまで来ると構造としてある種完璧といえるレベルまで昇華されているギャンブルとすら思えてくるなこれは。
まあ江戸時代から存在するものだから年季が違うと言えばそれまでだが。
本当に切羽詰った人が最後に選択するもの、というのは実際の意味的にも、それを選んだほぼ全ての人が悲惨な結果になるという結果的にも意味深いギャンブルに思える。
実質問題として、数千万円クラスの現金を2週間レベルの短期間で得る方法というものは、日本ではそうそう他には無い。
上場決定の未公開株、FX、バカラ(?)、地下ギャンブル…。
単勝転がしなら元金が100万でも10万でも、1万を10倍にするを3回成功してから、あと1回3倍になれば3,000万。
まあ単勝の10倍なんて普通来ないんだけど。
やっぱりカジノ合法の国に旅行してスロットマシン一択ですか。
ラスベガスに行ってわざわざキノ - Wikipedia をやるのもアリかなと思ったがそんな事は無さそうだった…。
結極日本でカジノを合法にできないのは、合法にした地域の税収のみ異常に上がり、それ以外の地域での宝くじ等の収入が激減するから、っていう理由だったりするのかな?