2013年02月(5件の記事)


2013年02月27日

思わずツッコミたくなるニュースネタ2件

男性に聞く、恋人の絶対に外せない第一条件は? | キャリア | マイナビニュース

> ●譲れない条件:容姿(第3位)
> その理由⇒一緒に歩いてうらやましがられるくらいがいい。(宮城県/男性/41歳)

この方さぞかしイケメンでお金も結構ある41歳、っていう想像でよろしいでしょうか?
はたまた妄想彼女でこの歳に…。などと想像が膨らみまくるピックアップ。
編者GJ。

ちなみに自分の場合は

> ●第1位
> 性格のよさ(性格が合うこと)
> ●第2位
> 優しさ(優しさがあること)

これ両方か又は、「面白い人だな」と自分が思うことかな。

【女性編】彼氏が乗っていたら思わず「かわいい!」と思ってしまう車ランキング | ライフ | マイナビニュース

> 1位 トヨタ パッソ

あのCMはそういう意図じゃねーだろ。
というかいかに(特に女性に対して)CMの効果が絶大かという事が良く分かる。

まあ自分が日産好きだという事もあるけれど、モデルチェンジ後の現行マーチが入っていないのがおかしいだろ、と。
男が乗っていたら普通に可愛くないですか?

ニュースネタ , ネタ | コメント (4)

2013年02月25日

月曜日なのでニュースネタを

一応書きたい事が無くもないのだが、どうにも書く気力がなかったのでまたフォーマットにしてやってみようかと。

景気良くなる訳ねーなこりゃ、っていうのを切実に感じたニュースを二件。

雇用流動阻害、非正規との格差… 日本の正社員解雇、厳しい規制に問われる改革 (SankeiBiz) - Yahoo!ニュース BUSINESS

要するに

”大企業は(40代ぐらいで使えなくなった上に給料が上がる)人を切って人件費を削減したいので、法律を変えてできるようにしたらいいんじゃね?”

っていう趣旨の記事。
金持ち優遇にも程があるだろ。今の日本の状況で雇用を守らなくなったらどこまで酷くなるんだと。
別に金銭保障をした上での円満退職を迫るという手法は今の法制でも十分可能でしょう。

また雇用の流動性が、とか言ってるけれど今だってお金をかければヘッドハンティングで優秀な人を引き抜く事は十分にできる事でしょう?

産経系は経済財界寄りだから酷いなという印象を持っていたけれど、ここまで酷い記事書くまでになっているとは思わなかった(スポンサーの企業だか経団連だかの圧力でこの記事を書いていると推測)。


「賃上げ」騒ぎはデフレ脱却にはつながらない(前屋 毅) - 個人 - Yahoo!ニュース

で、↑の感想があながち極論の言い過ぎって訳でも無いんだろうなっていうのをこの記事で再確認。

首相が

景気を良くする為に経団連さん、賃上げを先にして下さい」

って言ってるのに対して

景気が良くなったら賃金は上げなくも無いです」

っていうボケ老人みたいな返答をしているという。
(つまり経団連的には先に賃上げを進めるというような事は微塵も考えていない)

駄目だコイツら早くなんとかしないと。

ニュースネタ | コメント (5)

2013年02月21日

PS4発表&飯野賢治さん死去

飯野賢治氏死去(ゲームクリエーター、フロムイエロートゥオレンジ社長)
同世代&同業(?)&著名人が亡くなられるとはかなり驚きです。
自分も歳食った感は非常に感じているので、仕事にしても気をつけないと。

やっぱり一番の功績はなんだかんだ言ってもサターンの「風のリグレット」を作って世に出した事だと言えるかと。
絵の無い音だけのゲームを形にして、コンシューマ機の商業ソフトとして世に出したというのは、恐らくこれから先誰にも真似ができない事だと思う。

スマホでタッチ操作+音だけのゲームならできるかなあ。
ちと言いすぎか。

ご冥福をお祈りいたします。


「プレイステーション 4」スペック概要、参入メーカー発表 - GAME Watch

ソニー・コンピュータエンタテインメント、「プレイステーション 4」および周辺機器「DUALSHOCK 4」「PlayStation 4 Eye」を発表|Gamer

まさかのインテル系CPU搭載。初代Xbox以来じゃねーか。

メモリーがGDDR5 8GB でGPUの搭載RAM容量が書かれていないからUMA(Unified Memory Archtecture)だろうかね。
XBox360みたいにメインメモリアクセスがハンパ無く遅いって事がなけりゃ良いけど…。

これで扱いやすい作りになっているのならばCELLを捨てて正解かと。
ただゲームがバンバン出るっていう訳に行かないのが分かってるから、爆死がほぼ確定ではないかと。

画面キャプチャー&デフォルトで動画配信&録画機能は久々にソニーらしい好機能。
確かに今の据え置きだったらこれ以上の機能は考えられないだろうと思える。

これで今のPS3/Xbox360の半分程度でもゲーム出たら良いだろうなあと思うんだが。

PS3は最後まで買わなくて済みそうなもんだから、この4は買ってもよいですかね。


ただこれでXbox360の次のハードがどんな内容でいつ発表されるかが結構興味深くはなってきたね。

ゲーム , CS | コメント (2)

2013年02月11日

ハイペリオン(上・下) ○

色々と忙しかったりなんだりで金曜日に更新するのをすっかり忘れてしまってた。

去年の年末にSF小説「ハイペリオン(上下巻)」をようやく読み終わった。

ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)


涼宮ハルヒで長門有希(いわゆる宇宙人)が「ユニーク」って言って熱心に読んでいたのがコレ。
それで気になってたのと、2005年度版の「SFが読みたい!」の過去の受賞作で1995年で後編と合わせた2部作が、続編が2000年の海外作品の大賞を取っていたのもあり、これは古くても読んでおいた方がいい作品だろうなあ、と。

思って多分2008年ぐらいに買ってから寝かしておいたのを、2年ぐらい前の某所への出張の際に読み始めたんだよね。
で、この第一章が本当に酷い。プロローグは訳が分からないし、その後は何か宗教臭しまくりの秘境体験日記風が続いて、正直結構キツい。
なもんでそのまま40Pぐらいしか読まずに更に2年ほど寝かしていた訳だw

で、PSPでタクティクスオウガやるのにも飽きてきた頃、久々に積ん読を消化するかという気になり(<主な原因は”新世界より”を読まねばならん、というのの前フリ)、頑張って読み進めたら、その後30Pも読み進めない内にメチャクチャ面白くなり始めた
高校時代に指輪物語の2巻の冒頭で2年間寝かした事とか思い出すが、ホント勘弁して欲しいわこういうの。

その後2ヶ月ぐらいはかかったかと思うが、それぞれ大体450P程度の上下巻をようやく読了。

俺の感想をひと言でいうと「何じゃコリャ!!!!?」だね。
訳者のあとがきも分かりやすくて素晴らしかった。

本当に色んなストーリーやテーマ、パクリが7人の主人公に散りばめられていて、多分きみまろ風に言うと

  「まるで歴代海外SF作品の宝石箱やわ~~」

って感じだね。

正直表紙のイラストの印象は中身を上手く表していないように思う(それと俺が買ったときの帯「強い物語 ハヤカワ文庫の100冊」っていうのは相当に合ってない)。
もし版を変える機会があるならば、主人公7人を日本風の萌え&アニメキャラ風に表現する事を全力でオススメしたい。
内容はかなりイメージしやすいんじゃないか。

それと詩人ジョン・キーツのハイペリオン、ハイペリオンの没落という叙情詩をもし知っている人が居たら、絶対にこの小説は読むべきかと。
いやはや、ダン・シモンズ本当に頭がおかしいです。<知ってる人からしたら15年遅いと言われるでしょうが

トットと後編「ハイペリオンの没落(上下)」も買ってきました。

あれ、何かコレって当初の「”新世界より”を読む」っていう目標から著しく逸脱してね?

SF , 小説 , | コメント (2)

2013年02月01日

天狼新星:花田智 ☆

天狼新星 SIRIUS: Hypernova (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

珍しく後輩Dのきむぴよ氏が「SF読んだった。スゲー面白ス」とか書いていたので興味を持って、マジハードカバーで1680円とかいつ以来だよ!?(<多分、ブレインヴァレー以来) と思いながらも書店店頭で取り寄せをしてまで買ってみました。

近未来のとあるネットワークインフラ会社が世界中で使用されている”ソリトン光通信”なるものに謎のノイズが含まれるのだがそれの原因及び取り除く方法が分からない、という場面から話が始まる。

これが太陽系から最も近い恒星のシリウスが超新星爆発を起こして、その影響を受けて地球があっという間に壊滅してしまうという未来とのリンクになるのではないか、というとんでもなく壮大な話に繋がっていく様が圧巻。
正に圧巻としか言いようが無い。

途中から「そういう話だったのか!」という部分に繋がった辺りから、一気に読ませてしまう勢いがとにかく凄かった。
ハーミットの部分が若干冗長かなあという感じはしたけれど、まあこれは演劇の一場面という事を考えるとアリな部分かと。

最初はこれの一部分が演劇で上演された(この劇団で)のかな、と思っていたんだが、まさかこの1冊分が2時間の演劇に詰まってるだなんて…。
再演があったら是非観たいもんです。
(DVDも販売はしているようですが)

これが10年以上も前に初演されていた(09年頃?に再演されたらしい)というのは相当に凄い。
その後この話にしろ作者の花田さんにしろそんなには有名にはなっていないのが、惜しいというか世の中って別に本当に面白いものが売れる訳じゃないんだよなあというのが改めて理解できたり。
(まあ面白いと思えるのにかなりの努力が必要なものではありますが。そもそもSFだし)
ただ再演の後にハヤカワからこうやってハードカバーでSF小説として刊行されたのは、なかなかハヤカワの編集の方も良い仕事をしているなと。

演劇の方も七つの大罪シリーズが終わったらSF演劇に戻ると書かれているので期待したいですね。

SF , 小説 , | コメント (4)