2010年03月28日(日)

「迂闊(うかつ)あやまり」 という言葉(日常)

先々週ぐらいの日曜日の確かエチカで紹介されていた言葉。

何でも江戸時代は今の東京の4倍の人口密度だったそうな。

そこで、人が多すぎるのでトラブルにならないように色々な心遣いが文化になっていたらしい。
そういったものは「江戸しぐさ」と呼ばれて今なお教えられているらしい。


でこの「うかつあやまり」

街中で足を踏んだり、思わずだれかにぶつかってしまった、というシチュエーションにおいて。

ぶつかった側ではなくぶつかられた方の人(悪くない方)が、
”こちらこそ、避ける事ができずに迂闊でした”と、ぶつかった方に謝る(あるいはそういうそぶりを見せる)という心遣いのことを指す言葉だそうな。

凄くいい日本語じゃないかコレ?

当然、ぶつかられた側が喧嘩ごしに「オイよぉ~」って雰囲気で相手を見ると険悪になる、というのを避けるという意味合いは強いのだろうけれど、こういう仕草を日常茶飯事的にこなしていた人たちっていうのを想像すると、「江戸っ子は粋なもんだ」とか言われてたのってこういう事なんじゃね? とかいう気がしてくる。

こういうのを小学校の道徳の時間とかに教えたらいいんじゃないかと思うんだが。
番組では中小企業の社長さん向けのセミナーで教えてた(笑)。

日常

コメント

おいだー ( 2010/03/31 14:25)

これは珍しくいいはなシーサー

papicon ( 2010/03/31 20:56)

”珍しく”が余計だ。

あといい話と思う事よりも、こういう事を実践するかどうか、
の方が重要な話ですぜ。

KU ( 2010/04/ 5 20:44)

自分はぶつかられたり踏まれたりすると反射的に
「スイマセン」って言っちゃう方で、
そういう人は少なからずいると思うんだが、
それはおそらく粋な心遣いじゃなくて単に気が弱いだけですな。

で、踏んだ相手に「あ、いや。」とか言われたりする(笑)

パピコン ( 2010/04/ 6 01:17)

これはお久しブリ。
まあ俺も似たような感じではありますが。

そういう心境が外から見ると粋に見えるようになってった、ってんじゃねーかなと。
(ある意味上方と較べてではないか、などと今思った)