2006年10月01日(日)

シムーン 最終話:彼女達の肖像(アニメ)

1話前が結構気を持たせて終わったもんだからあれこれ期待していたが、割とみんなのその後でお茶を濁したような終わり方だった気がする。
まあ翠玉のリマージョンで別世界に行ったからどうなる、っていうのはほとんど描かれていなかった訳なんであれぐらいの形にするしか無さそうな感じでもあるが。
また再び戦争が始まったりしてその時にひょっとして……みたいな事を感じさせる雰囲気には思えた。DVDに追加の話が付いたりとかしそうな。まあそこまで見ようとは思わないけれど。

後半が心もち百合傾向が強かったのが少しアレだったけれど、全体的にはかなり楽しめたアニメだったと思う。これで細かい謎とかがきっちりと解明されていれば凄かったんだけれどな。
死んだはずの嶺国の巫女が古代シムーンに乗っていたのとか……。

ともあれ特殊な設定と世界観にも関わらず、その中でアクの強い多くのキャラを上手く表現していた佳作であったと思えるね。


余談。
動物奇想天外をなにげに見ていて、コブダイというベラの仲間の事をやっていた。
この魚、何と最初は全てがメスで生まれて来て、成長後に男っぽい特徴(頭のこぶがデカい、口が大きい)を持ったものがオスとなり、それ以外はメスなのだそうな。驚いた。

で、シムーンの特殊な設定ってこんなところから持ってきたんだなあと感心。

アニメ

コメント

ごんじじぃ ( 2006/12/13 01:08)

 シムーン、何が何だか良くワカランかったであります・・・

 桃色が引き籠もりから突然元気者になったトコ、かなり重要だった場面だと思うけど、あの辺もさっぱり意味不明だった。
 心理を組み立てるより、あらすじに心理を合わせただけ、という印象なんだけど、ワシの頭が悪いだけかのぉ・・・

パピコン ( 2006/12/13 04:02)

>ごんじじぃ
桃色(笑)。戦いたいとばかり言っていたアーエル(黄色)が「好きって何?」とか言い出した辺りからネヴィリルが徐々に引き篭もりから復活していってたんだと解釈していたが…。
まあ後半は少し唐突&百合っぽい展開になってた感はあるね。

どちらかというと、話の展開を最後まで決めずにキャラの流れで作っていったのかな、という感じが自分はしたね。

ごんじじぃ ( 2006/12/17 23:49)

 逆に話の大筋は最初から確定してたんじゃないかな。


 以下ネタバレ

 戦局悪化~中身覗く~おばさん発狂~桃色を救うために1人犠牲にはじまり、能登が時を駆ける少女して、一緒に行ったおばさんが女神さまみたいなのになって、最後に黄色い長髪に粉砕されるのと、最後に主役の2人が同じく時を駆けちゃうあたりは確定路線みたいだったし。
 結構伏線とか張ってて壮大な話にしたかったみたいでもあるけど、壮大なあらすじは良く伝わって来なかったし、人数が多かったせいもあってか、キャラが薄かったようにも思うし、思い返せばイマイチ感がさらに増幅中であります・・・

パピコン ( 2006/12/20 03:57)

>ごんじじぃ
キャラ毎の大筋に関してはまったくその通りですな。
それを設定その他に絡めたような部分が完全に適当なまま進んで最後まで行ってしまったんじゃねーかなと。

>最後に黄色い長髪に
ユンがオナシアの二代目を襲名した件ね?

>おばさん
ドミヌーラの事だと思うが、オナシアもおばさんと呼称できるので分かりづらい。

人数が多い割にはキャラにもよるがギリギリ描けていたかな、という感じかなあ。
まあシムーンに関しての俺の評価は多少甘めかも。

最初でダメと決め付けた分の揺り返しが大きいかと。

ごんじじぃ ( 2006/12/21 23:31)


 なるほど。
 リアルタイムで観た人だと、ちょっと感想が違うかもね。
 ワシは撮り貯め&4日で消化、だったので。4日で消化ってことは、観る事自体はほとんど苦痛じゃなかったのでありますよ。


 ワシはかの作品をそこそこ楽しみながらも最後まで楽しめなかったのは、それぞれの性格付けがきちんとされて、そいつらが思うように動いた結果が話の流れになったのではなく、話の流れにそって行動したように感じたから。困ったお偉いさんの駄目っぷりや嫌味攻撃も全部、話のために「作られたモノ」としか感じられなかった。そこら辺がとても不満だし、残念。もっと面白い作品に出来ただろうにな、と思う。

 ゼーガペインあたりも、もっともっと面白く盛り上げることが出来ただろうにな~ 素材は激しく良かったけど、料理が今ひとつだった印象。凄い惜しい。勿体ない。ちなみに、あの下手くそなEDが非常に良いというのには同感。感情を舞浜に持っていけない棒読みヒロインその2を感じさせる名曲でした(笑) いや、あの歌はホントに好きっすよ。

パピコン ( 2006/12/22 04:13)

なるほどそういう見方もあるか。しかし4日で26話ってあーた(笑)。
目的が決まっているっぽい行動だったというのは思い返してみればそう取れるかも。ただ見ている時は割と自然に思えてたね。
ドミヌーラ&リモネーと他の脇役っぽいキャラ達はそんなに悪くなかった気がする。

もっと面白くできただろう、は同感。ただどうすればもっと面白くなったかは難しいねえ。設定の投げっぱなしな部分をもっと詳しくやるとかか?

ゼーガも禿同。まあ十分楽しめはしたけれどもっと上を狙えた気はする。そこら辺は製作環境とか色々あるんだろうけれどね。

EDは作画等の手抜き使いまわし具合も加味して凄いと言うべきとこじゃねーか? 少なくともOPよりも遥かに良いぞ(唱だけでなく)。

神凪の棒読みはジャぱんの月乃といい、割と俺はああいうの許せて違和感を感じなくなってしまうんだよなー。
周りがしっかりしているとアクセントというか、そういうキャラなんじゃねーかと思えてくるような感じ。

ごんじじぃ ( 2006/12/24 00:52)


 1日目に半分まで観たので、残りは早いモンです。とはいえ、サッカー終わって放心状態だったのと、他に観るべきアニメがほとんど無かったから、という消極的な理由もあったんだけど・・・ まあ、それでも観るのが苦痛にならない魅力を持っていたと思う。
 ちなみにリヴァイアスは皆大概2日以内に観るほどの破壊力なのでとっとと観やがれこの野郎、です。おあダーイ

 シムーンを面白くする方法はずばり「もちっと話を分かりやすくすること」じゃないかな、と思う。普通の人はwikiにあるような深淵な解釈までは及ばないし、及んだとしても、やはり面白い、とは感じないんじゃないはず。

 その点、ゼーガはまだ良かった。あっちは、要所の仕上げが駄目なだけだったから。

 ワシ的には、シムーンは豪華な和食素材を生煮えにしたうえ、味付けが和風だか洋風だか中華だか良くワカラン具合にしちゃった失敗に近い食べ物。ゼーガはとても素晴らしい珍味なんだけど、おかずの仕上げに失敗した夕食、みたいな感じかな?(笑)

 ゼーガのED、ワシが好きなのは何でだろう。ワシ自身も良くワカランけど、編曲が極めて良いことと、ちょっとだけ感傷的になれることがツボにはまったのかなあ・・・
 棒読みについては、感情破壊イベントがあったし、アレはアレでアレ以上は無いという選択だったと思う。下手くそなのには間違い無いけど、ああいうのも個性だと、彼女の場合は受け入れられた。たぶん、唯一で最高の選択だったんでないかに。
 とはいえ、最終回の下手なオチは勘弁な、というのにも同意。

 なお、シムーンのEDはすっとばしてました。曲も画面も歌詞にも何も魅力を感じない、ある意味希有なEDでした・・・


 EDのイントロの使い方がうまかったのは結構あるね。
 seedの1代目なんて非常に良い使い方してた。他にはkurau、よみがえる空、地獄少女、シャナ1代目も良かった。
 一方、谷口監督によるスクライドやプラネテス、ガン×ソード、一応ルルーシュもだけど、曲を重ねることなくタイミングで繋げる手法が凄い好き。まあ、それでもリヴァイアスのEDが一番何とも言えない気分になるのだが・・・

パピコン ( 2006/12/24 01:54)

>ごんじじぃ
なげーよ!(笑)
なので短めにレス。

料理の例えはなかなか言い得てる気がする。どこの料理か分からない味ってのは正にその通りじゃないかな。

>シムーンED
唄ってるのがエレメンタルジェレイドのOPと同じユニットだったんだけれど、全く別物としか思えないほどそそられない楽曲だった。

コメントがありましたらどうぞ




保存しますか?