2012年07月03日(火)

うるう秒(ニュースネタ, 宇宙/天文)

7/1の午前9時にうるう秒があったというニュースは知っていたのだが、今回で廃止するかもという話が出ているとうのは初耳だった。
まあPCが誤作動したりとか、って基本的にまず無いと思うけれどな(1秒レベルの時間調整は基本的にあるものなので、PC側で徐々に時間をずらしたりという処理が内部で行われていたりするらしい)。

今回は3年半ぶりのうるう秒だったという事だけれど、この3年半という期間を基準に廃止した場合、どれぐらいで精度がマズくなるのだろうか試算してみた。

1時間、本来の時間とずれる為には3,600秒分のうるう秒を無いことにする必要がある
3年で1秒と計算しても1万800年以上。
1分ずれる場合でも180年以上。
ただし1分ずれた状態を強制的にどこかで戻すというのは、結構なコストがかかるはずだからなあ。
3年に1回ならばやっておいた方が良いだろうね。

 
あ、ちなみにうるう秒って、地球の自転周期がそもそも正確に現在の1秒の定義ベースでの24時間丁度ではそもそも無く(まあ当たり前なんですが)、大きく余った部分(時間と分と秒単位のもの)はうるう年の計算方法で相当に正確に維持されるのだけれど、これには秒未満の部分が余って積算されて行ってしまう訳で。
この秒未満の部分の積み重ねの部分を消化する為のものですね。

うるう年の計算方法がどういう仕組みでそうなっているのか、を正しく理解すると、数字や計算にかなり強くなれると思いますよ。

 
書き溜めたストックだったのに更新するのを忘れていた。