2009年05月27日(水)
大の月小の月(日常)
会社でだいおーから教えてもらった、慶應幼稚舎(小学校?)の入試で出る問題にこういうのがあった。
6.( )の中に大、小のどちらかの漢字を一字入れてください(10点)
大 小 大 小 大 小 大 ( ) 小 大
小 大
全部で漢字が12個ある、というヒントを聞いてようやく答えが分った。
答えは”大”で、1~12月の31日の月と30日の月を示している。
この答えに気が付いて、「大の月、小の月」っていう言い方は普通しないもんだが、はて俺はどこでそれを聞いていたんだろうと記憶をたぐってみた。
それは恐らく何年か前に「2月は何故28日なのか」をネットで調べた時に出てきたものだったというのを思い出した。
その時に読んだ記憶と合わせて、今回あらためてwikiの8月、アウグストゥス(初代ローマ皇帝)を読んでみたのでまとめてみる。
・養父ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)の誕生月にちなんで付けられたのが7月(July)だったため、皇帝アウグストゥスは自分の誕生月の8月をAugustに名前を変えてしまった。
・さらに7月が大の月だった為、8月が小の月だったのを嫌って大の月に変えてしまった。
・1年の日にちが1日増えてしまうので、当時3月が新年の始まりだったので年末の月である2月を1日減らした。
これが前に読んだ7,8月が連続で31日である事と2月が28日しかない理由、というものだった。
が、今回合わせてwikiのユリウス暦-各月の長さを読んでみたら、詳しい説明は無いものの、「この説は間違っている」と書いてある。
何でもこの2月28日説は13世紀のサクロボスコっていう学者が出した説らしいが、幾つかの資料によればこの説自体が間違っている、という事らしい。
どっちが本当なんだ。
まあ話として面白いからこの説が一般的な説明になったという部分もあるのだろう。
いずれにせよ2月が28日で8月が31日である別の理由の説明がある訳ではなく、またそれを調べる事も恐らく相当に難しそうな気もするし、この通説を覆すのは難しそうだと思うなあ。
あ、ちなみに8月生まれです。