2012/10/10(水)フリーソフト
窓の杜 - 【NEWS】INASOFT、全公開ソフトの更新を休止
大きな理由はウイルスバスターへの対応だそうだが(関連→いじくるつくーるがウイルスバスターによりダウンロードブロックされる件 - INASOFT 管理人のふたこと)、理由はこれ以外にも色々あるようで、ブログに心情を書かれている。
俺はこのサイトのソフトは利用していないのだが、以前に規模の違いはあれどフリーソフトを作って公開していた身としては、心情を察するにとても大変だったのだろうと思う。
俺はもうフリーソフトは公開することはほとんどない(一部公開したままになってるが)と思うが、こういった昔から継続されてきたフリーソフトの存在、精神が消えてしまいそうなのが悲しい。使用する環境の変化によって自然消滅していくならまだ良いとしても、ウイルスバスターみたいな第三のウンコソフトとか、心ない利用者が増えることで窮地に追いやられてしまうのは悲しすぎる。
昔はフリーソフトを使うのは、使う側の自己責任だったし、問い合わせなんて自分のレベルが低いことをさらけ出すプライドとの天秤だった。使う側の意識も高かった。ただバカは昔からいた。ソフトは公開したら最後、作者は全ての責任を負い、問題は全て対応するべきだし、バージョンアップも定期的にやるべき。みたいな考えのバカもいたけど少数だった。
今はどうなんだろう。PCをはじめ情報機器は技術的な知識が無くとも使えるようになった関係で、無償で提供してくれるフリーソフトの作者への感謝の気持ちを持った人間というのは少なくなっているのだろう。また利己的で自己中心的な考え方の人は昔とあんまり変わらない気がするけど、親切心の押し売りみたいな人は増えてるかもしれない。結局自己中なんだけど、自分の利益のためではなく「自分が考える正義」を押しつけたい人ね。
――時代が変わったなあ…。