2. クローズボイシングとオープンボイシング
すべての音の音域が1オクターブ以内のものをクローズボイシング、1オクターブ以上の音域のものをオープンボイシングといいます。どちらのボイシングを選択するかは、求めるサウンドとメロディーの音域によります。
メロディーの音域が低音域であるときは、ローインターバルリミットに抵触するするためオープンボイシングを用いることができない場合があり、また、高音域でクローズボイシングをすると窮屈に聴こえる場合があります。
サウンドから見ると、クローズボイシングは、一体化して聴こえるのに対し、オープンボイシングは広がりがあり、各音が独立して聴きやすくなります。そのため、譜割りが細かいフレーズではクローズボイシングが、ゆるやかなフレーズではオープンボイシングが向いています。
今回説明するボイシングでは、 4 Way Close がクローズボイシング、Drop 2、Drop 3、Drop 2&4 がオープンボイシングです。
クローズボイシングの例(4 Way Close)
オープンボイシングの例(Drop 2)