モードについては、理論の解説だけで終わってしまうことが多いものですが、ここでは、フレーズを作る方法に重点を置いて進めていきます。まず最初に、モードの概念やハーモニーについて理解したあと、グレゴリアンモードでのインサイド、アウトサイドを数値化する方法を示し、クロマチック、ペンタトニック、トライアド、アルペジオ、スケール、インターバルといった素材に適用します。その後、それぞれの素材について音型を挙げ、実際のフレーズを作っていきます。まずドリアンモードの曲で練習し、他のグレゴリアンモード、さらに、メロディックマイナー、ハーモニックマイナー、ハーモニックメジャーからできるモード、シンメトリックスケールのモードなどで分析、練習します。