単に速弾きのためのテクニックではなく、手くせや技術的な欠点をなくし、バランスのとれた演奏テクニックを身に付けることを目的としています。アドリブをおこなう上で、技術的な片寄りがあることは、単にミスが多いということにとどまらず、無意識のうちに自分の求める音を制限、歪曲することにもなります。自分の音楽的アイデアを正確に表現するための技術を身に付けるため、ギターにおける技術的なすべての可能性を、機械的な練習で追求して行き、無駄な動きの少ない合理的なフィンガリング、ピッキングを自然に身に付けていきます。左手のフィンガリング、オルタネイトピッキング、スウィープピッキング、 エコノミーピッキング、フィンガーピッキング、ハンマリングオン、プリングオフ、スライド、スケール、アルペジオ、アプローチノート、オクターブ奏法のほか、チョーキングやライトハンドのようなロックギターのテクニック、さらにクロマチックレーズ、インターバルフレーズ、無調の現代的なフレーズも取り上げます。