(2) ドミナント7th または IIm7-V7 進行を用いる方法

　新しい調へ移るときにドミナント7th または IIm7-V7 進行を用いることにより、スムーズに転調することができます。

・ドミナント7thを用いたもの

　転調後の最初のコードがトニックコードであるか、また、どのコードに解決するドミナント7th を使用するかによって、次の３つのケースがあります。

【最初のコードがトニックコード】

　

　
　

【最初のコードがトニックコード以外で、そのコードに対するドミナント7thを使用】

　

　
　

【最初のコードがトニックコード以外で、転調後のトニックに対するドミナント7thを使用】
　偽終止を使って、 トニック以外のコードから始まるコードパターンにつなぐことができます。

　

　
　

・IIm7-V7 進行を用いたもの

　ドミナント7th を IIm7-V7 進行に置き換えたコード進行もよく用いられます。

　

　
　

・ドミナント7th を代理コードに置き換えて半音進行としたもの

　

　
　

・半音進行する7thを IIm7-V7 に置き換えたもの

　

　
　

・IIm7-V7 進行を連結して用いたもの