今回は、コード進行の第2回として、転調を含むコード進行、リハモナイズ等を説明し、曲のコード進行の分析を行ないます。
1. 調関係
曲が、特定の音(主音-Tonic)を中心に出来ているとき、調性(Tonality)を持っていると言い、調(Key)で示されます。調には、長調 (Major Key) と短調 (Minor Key) などがあり、それぞれ、長音階 (Major Scale) 短音階 (Minor Scale) が基本となります。Minor Scale には、Natural Minor Scale、 Harmonic Minor Scale、Melodic Minor Scale がありますが、調関係を考えるときは、 Natural Minor Scale で考えていきます。
全部で24通りある長調と短調の中で、近い関係にあるものを関係調と言い、次のものがあります。