メカニカルトレーニング 第2回
今回は、フラットピックを使った右手のピッキングに焦点を当てて練習をします。
1. オルタネイトピッキング
オルタネイトピッキングとは、ピックを交互にアップ/ダウンさせる方法で、通常は、8分音符または16分音符の表をダウンで、裏をアップでピッキングします。しかし、3連符などでピッキングの方向が逆転してしまうケースも考えて、表をアップで、裏をダウンでピッキングすることも可能であるよう訓練しておく必要があります。
今回の練習では、次のことに注意して下さい。
・右手のストロークの支点は手首になるようにします。ひじを支点にした大きなストロークや、逆に指先だけのピッキングでは正確なピッキングは難しくなります。手首を中心にして、ボディーと平行に(手首を回転させるのではなく曲げるように)動かします。
・メトロノームに合わせて一定のテンポで練習します。テンポは、失敗を絶対にしない範囲で、なるべく速くします。
・ピッキングの強さが均等になるように注意します。