メカニカルトレーニング 第1回
メカニカルトレーニングでは、単に速弾きのためのテクニックではなく、手くせや技術的な欠点をなくし、バランスのとれた演奏テクニックを身に付けることを目的としています。特に、アドリブを行なう上で、技術的な片寄りがあることは、単にミスが多いということにとどまらず、無意識のうちに自分の求める音を制限、歪曲することにもなります。自分の音楽的アイデアを正確に表現するための技術を身に付けるため、ギターにおける技術的なすべての可能性を機械的な練習で追求して行きます。このような練習を毎日継続することによって、無駄な動きの少ない合理的なフィンガリング、ピッキングを自然に身に付けることができます。