1. フィンガリング
今回は、左手のフィンガリングに焦点を当てて練習をします。
(1) 練習の注意点
この練習を行なう時は、以下の点に注意して下さい。この練習には、左手のフィンガリングに無駄な動きがないよう矯正する効果もあります。これらを守らないと、逆に悪いくせを覚えさせてしまうことのなってしまいます。
・左手の親指は、フィンガーボードの真下で中指と向かい合う位置に置く。
・フィンガーボード上の指の動きは、必要最小限にする(指をバタつかせない)。
・一度、弦を押さえた指は、音を出す上で支障のない限り(同一弦上の低いフレットで音を出す時および、別の弦でその指を使う時以外は)押さえたままにしておく。
・右手のピッキングは、オルタネイトピッキングとする。オモテをダウンピッキング、ウラをアップピッキングで弾く通常のオルタネイトピッキングと、逆方向のピッキングの2種類で練習する。
・メトロノームに合わせて一定のテンポで練習する。テンポは、絶対にミスをしない範囲内で、なるべく速くする。