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コードワーク 第7回




 今回は、ベースラインを伴った4ビートのバッキングをします。ギター1本でベースラインをキープしながら、コードを加えます。この方法は、ベース奏者がいない場合(デュオ等)によく用いられます。

この奏法において、ベースラインとコードのタイミングとしては、

・1拍ごとにコードを刻む方法(ハーモナイズドベースライン)
・ベースラインと独立したタイミングでコードを付ける方法

があります。1拍ごとにコードを刻む方法では、オーソドックスなスイングスタイルのリズムを出しながら、ベースラインが浮き上がってくる感じになります。ベースラインと独立したタイミングでコードを付けた場合、あたかも2人が演奏しているように聞こえます。

右手のピッキングの方法には、

・指を用いる方法
・ピックを用いる方法

があります。1拍ごとにコードを刻む方法では、ピックを用いた方がよりスイング感を出すことができます。しかし、自由さという点では、指を用いた方が、有利ですので、ベースラインと独立したタイミングでコードを付ける場合は通常、指を使います。

コードフォームからは、次のように分類できます。

・3音のコード
・4音のコード

1拍ごとにコードを刻むとき、4音のコードでベースノートを自由に動かすことは技術的に困難であるため、3音のコードを用います。ベースラインと独立したタイミングでコードを付ける場合は、3音、4音どちらでも可能です。

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