1. ベースライン
まず最初に、ベースラインの作り方について説明します。次の原則でギターのベースラインを作ると、オーソドックスな 4 Beat のバッキングができます。コード進行を明確に示すスムーズなベースラインになります。
・ベースノートには、ギターの5弦または6弦を使用する。
・1拍1音を原則とする。
・コードの変わり目や小節の最初の音は、ルートを用いる。
・上記の音の直前の音からは、完全4度上昇(完全5度下降)、半音上昇または下降、スケールの順次進行のいずれかになるようにする。
・ペダルポイントの場合を除いて同じ音を連続させない。
よく使われるベースラインを1小節単位でルートの進行で分類して示します。ベースでよく用いられるベースラインであっても、音域の関係でギターには適さないものは記載していません。また、使用できるコードタイプに制限がある場合は、右側にその条件を書いています。すべて、最初のコードのルートがCの場合について書いていますので、他のコードの場合には、一部の音を1オクターブ変化させなければならないケースがあります。
(1) 1小節のベースライン
・同じコードが続く場合