(2) コードパターンを用いた練習
ここでは、使用頻度の多い次のコード進行のパターンで練習します。
◆2小節のコードパターン
2拍単位でコードが変化するケースが多くなります。
<トニックから始まり、他の機能のコードを経由して、トニックに続くコード進行>
・トニック→ドミナント→トニック
・トニック→サブドミナント→トニック
・トニック→サブドミナントマイナー→トニック
これらのコード進行は、基本的にはトニックが2小節続く部分ですが、一時的に他の機能のコードを挿入したものです。2小節トニックのみと解釈して演奏しても、問題ありません。
<トニックから始まり、他の機能のコードに続くコード進行>
・トニック→サブドミナント→サブドミナントマイナー
・トニック→サブドミナント→ドミナント
これらのコード進行は、このあとトニックに進行することにより、循環コードとして用いられます。
◆4小節のコードパターン
1小節単位でコードが変化するケースが多くなります。
<トニックから始まり、他の機能のコードを経由して、トニックに続くコード進行>
・トニック→ドミナント→トニック
・トニック→サブドミナント→トニック
・トニック→サブドミナントマイナー→トニック
・トニック→サブドミナント→ドミナント→トニック
<トニックから始まり、他の機能のコードに続くコード進行>
・トニック→サブドミナント
・トニック→サブドミナントマイナー
・トニック→サブドミナント→サブドミナントマイナー
・トニック→サブドミナント→ドミナント
<他の機能のコードから始まり、他の機能のコードに続くコード進行>
・サブドミナント→サブドミナントマイナー
・サブドミナント→ドミナント
・サブドミナントマイナー→ドミナント
<他の機能のコードから始まり、トニックに続くコード進行>
・ドミナント→トニック
・サブドミナント→トニック
・サブドミナントマイナー→トニック
・サブドミナント→サブドミナントマイナー→トニック
・サブドミナント→ドミナント→トニック
・サブドミナントマイナー→ドミナント→トニック
以上のコード進行を使って、次の方法でビバップフレーズを発展させていきます。
・音型のリズムパターンを変える
・素材を変える
・ポジションの移動
・移調
・リハモナイズによりコード進行を変化させる