■ 練習例
「サブドミナント→ドミナント→トニック」の4小節のコードパターンで例を示します。
次の、4音音型でできたフレーズから発展させていきます。スケールノートで構成されたフレーズです。
クロマチックアプローチを加えます。
4分音符や休符を含むフレーズに変えます。
16分音符(
)を含むリズムパターンを用いたフレーズを作ります。16分音符の部分は、アルペジオまたは刺繍音を用います。
アルペジオを用いたフレーズ
刺繍音を用いたフレーズ
3連符(
)を含むリズムパターンを用いたフレーズを作ります。3連符の部分は、アルペジオ、クロマチックアプローチ、刺繍音を用います。
アルペジオを用いたフレーズ
クロマチックアプローチを用いたフレーズ
刺繍音を用いたフレーズ
以上のリズムパターンやアドリブ素材を混合して用いて、自然なフレーズにします。
ポジションを変えて、同様にしてフレーズを作ります。全く同じフレーズではなく、ポジションの移動にあわせて音域を変化させ、似たフレーズにします。次の例は、12th Position で演奏します。
移調したコード進行をもとに、フレーズを作ります。フレーズをそのまま移調するのではなく、同じポジションで似たフレーズを作ります。F Major に移調すると、次のフレーズができます。
同様に、次のコード進行で練習します。
Cm7|F7|BbMaj7|BbMaj7|
Fm7|Bb7|EbMaj7|EbMaj7|
Bbm7|Eb7|AbMaj7|AbMaj7|
Ebm7|Ab7|DbMaj7|DbMaj7|
Abm7|Db7|GbMaj7|GbMaj7|
C#m7|F#7|BMaj7|BMaj7|
F#m7|B7|EMaj7|EMaj7|
Bm7|E7|AMaj7|AMaj7|
Em7|A7|DMaj7|DMaj7|
Am7|D7|GMaj7|GMaj7|
リハモナイズをしたコード進行で、フレーズを作ります。ドミナント7th を代理コードに変えると、次のようになります。
同様に、リハモナイズでできる次のコード進行でフレーズを作ってみて下さい。
D7|G7|CMaj7|CMaj7|
Am7 D7|Dm7 G7|CMaj7|CMaj7|
D7|Db7|CMaj7|CMaj7|
Am7 D7|Abm7 Db7|CMaj7|CMaj7|
Ab7|G7|CMaj7|CMaj7|
Ebm7 Ab7|Dm7 G7|CMaj7|CMaj7|
Dm7|G7|Am7|Am7|
Dm7|G7|Am7|D7|
Dm7|G7|Em7|Em7|
Dm7|G7|Em7|A7|
Dm7|D#dim7|Em7|A7|
基本的なコードの機能の流れが同じであれば、バックグラウンドと細かいコードが異なっていても、それほど不自然な感じは受けません。元のコード進行で、リハモナイズしたコード進行のフレーズを使用してみます。
リハモナイズしたコード進行についても、他のキーに移調してフレーズを作ってみて下さい。