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スタンダード 第12回




 今回は、アドリブソロの演奏スタイルについて考えていきます。また、多くのスタンダード曲を残している作曲家の代表曲と特徴を説明し、映画音楽やミュージカルについても取り上げます。


1. コード進行の捉え方

 まず最初に、アドリブソロを取るときのコード進行の捉え方を、演奏スタイルと関連させて説明します。

(1) コード進行の整理、細分化、簡略化

・コード進行の整理

 コード進行は、転調やコードの機能の動きなどのハーモニーの大きな流れから、2〜8小節程度の長さのコードパターンとして整理して考えると、理解しやすくなります。
 例えば、"I Got Rhythm" のAセクションは、2小節のコードパターン4つから構成されていると考えることができます。




 おおまかなコード進行の流れが同じであれば、リハモナイズされてできた別のコードパターンに置き換えても問題ありません。別のコードパターンに置き換えた例を示します。

 コードバリエーション1




 コードバリエーション2




 コードバリエーション3




 コードバリエーション4




 アドリブでソロを取る際にも、コード進行をおおまかに意識したほうが、スムーズな流れを持ったメロディーを作ることができ、フレージングの自由度が増します。バックとコード進行が多少異なっていても、大きな流れが同じであれば、不自然な感じは与えません。

 次のフレーズをもとに、別のコードパターンを想定したフレーズを作ってみます。




 コードバリエーション1




 コードバリエーション2




 コードバリエーション3




 コードバリエーション4




・コード進行の細分化、簡略化

 コード変化が一定の頻度となるようにすると、ハーモニーにリズムを持たせることができます。ハーモニックリズムを変更するためには、コード進行の細分化や簡略化をしてコード変化の頻度を変えます。また、ハーモニックリズムを変えた結果、コードパターンがまとめられたり分解されたりすることもあります。
 リズムチェンジのAセクションのコード進行を細分化や簡略化することによって、それぞれの演奏スタイルに適したコード進行にしてみます。

 単純化したコード進行




 ビバップ風のコード進行




 モード風のコード進行




 ブルース風のコード進行




 同様に、コード進行の捉え方によって、ソロのスタイルも変わってきます。

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