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スタンダード 第10回




 今回は、リズムについて、考えていきます。


1. リズムの基礎

 まず最初に、音楽のスタイルに共通するリズムの基礎について説明します。

・連続音のグループ化、強部と弱部

 同じ音価を持つ音の連続を聴いたとき、グループ化して認識されます。グループ化した音は、そのうちの1つの音を強く、他の音を弱く感じます。例えば、2つの音でグループ化すると、次のようになります。



3つの音でグループ化すると、次のようになります。



・反復、小節、拍

 グループ化してとらえられた音群は、反復することにより一定のテンポを持続することが容易になり、安定して感じられます。反復の単位が小節で、小節はいくつかの拍から構成されます。強い拍は強拍、弱い拍は弱拍と呼びます。



2段階以上にグループ化されることにより、複雑なリズムが発生します。



・小節のグループ化

 グループ化をさらに進めて、小節をグループ化して考えると、奇数の小節は強い部分、偶数の小節は弱い部分というように、小節の構成にも強い部分と弱い部分を感じることができます。



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