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スタンダード 第6回




 今回は、AABAフォームの曲におけるAセクションのコード進行について考えていきます。


1. セクション内のコードパターン構成

 ハーモニーの流れをおおまかに捉えるために、コード進行をコードパターンが組み合わされたものと見て考えます。このように考えることにより、いくつかの重要なコードを中心として、それに関連したコード進行として覚えることができます。
 AABAフォームのAセクションは、長さが8小節の場合が多く、コード進行のまとまりがどのようになっているかに着目すると、次のように分類できます。

・2小節のコードパターンが4つ

 この場合、2拍単位でコードが変化することが多くなります。

 Memories Of You




 トニックから始まる曲は、Aセクション全体を大きく捉えて、全体をトニックと見ることができるものと、5小節目にサブドミナントが置かれていて、「トニック」+「サブドミナント〜」と見ることができるものがあります。

 全体をトニックと見ることができるもの

 I Got Rhythm




 5小節目にサブドミナントが置かれているもの

 'Round Midnight




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