(3) 反復記号
・リピートマーク
リピートマーク(
)で囲まれた部分を繰り返します。曲の冒頭に戻るときは、最初のリピートマークは付けません。繰り返したときの後半部分に1回目と異なる部分があるときは、1カッコ、2カッコで示されます。特に記載がないときは、繰り返しは2回となります。3回以上のときは、3 Times Repeat ( 3x ) 等、回数を書きます。
リピートマークを使った楽譜での演奏順を示します。
・tacet
比較的長い小節の休みを指示するもので、繰り返しの部分で2回目から演奏する場合、以下のように書かれます。この場合は、2x only と意味が同じになります。
・D.C.(ダ・カーポ)
曲の冒頭に戻ります。
・D.S.(ダル・セーニョ)
セーニョ記号(
)の付いている箇所に戻ります。
・Coda(
)
D.C. や D.S. のあと終止部分に跳ぶための目印となるものです。
D.C. や D.S. には、〜に向かってという意味の al が付けられて、D.C. al Coda などと記されることもあります。Fine. および Codaマークは反復後に有効で、1回目は無視されます。
これらを使った楽譜での演奏順を示します。