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読譜 第8回




 今回は、コードネームで示されたリズムギターの楽譜を読む練習をします。

 楽譜は、各キーごとに、次の原則で書かれた14の練習曲で構成されています。

 拍子リズム表記基本的なコード進行ボイシング
No. 14/4拍子スラッシュ転調なし基本的な ボイシング
No. 24/4拍子スラッシュ転調なしテンションを 含むコード
No. 34/4拍子スラッシュ転調なし、 細かいコードチェンジ基本的な ボイシング
No. 44/4拍子スラッシュ転調なし、 細かいコードチェンジテンションを 含むコード
No. 54/4拍子スラッシュ転調あり基本的な ボイシング
No. 64/4拍子スラッシュ転調ありテンションを 含むコード
No. 74/4拍子リズムを指定、 8分音符中心転調なし基本的な ボイシング
No. 84/4拍子リズムを指定、 8分音符中心転調なしテンションを 含むコード
No. 94/4拍子リズムを指定、 8分音符中心転調なし、 細かいコードチェンジ基本的な ボイシング
No.104/4拍子リズムを指定、 8分音符中心転調あり基本的な ボイシング
No.112/2拍子リズムを指定、 8分音符中心転調なし基本的な ボイシング
No.123/4拍子リズムを指定、 8分音符中心転調なし基本的な ボイシング
No.136/8拍子リズムを指定、 16分音符中心転調なし、 細かいコードチェンジ基本的な ボイシング
No.144/4拍子リズムを指定、 16分音符中心転調なし高音弦中心の ボイシング


 コードネームで示された楽譜を読むときは、コードネームからコードフォームがすぐ連想できるように、一通りのフォームを覚えておくことが必要です。前後のコードのポジションも考慮して、適切なコードフォームを選択します。

 各コードタイプ別に、練習曲で使うコードフォームを挙げます。覚えていないフォームがある場合は、練習曲に取り組む前に、コードフォームの確認をしっかりしておいて下さい。ルートがCの場合を示します。

No.1、No.3、No.5、No.7、No.9〜No.13 … 基本的なボイシング

 Major Triad



 Maj7



 6



 7



 7sus4



 m7



 Minor Triad



 m6



 mM7



 m7(b5)



 dim7




No.2、No.4、No.6、No.8 … テンションを含むコード

 Major Triad



 Maj7



 Maj9



 Maj7(#11)



 Maj7(13)



 Maj9(#11)



 Maj9(13)



 6



 6(9)



 6(#11)



 6



 7



 7(b5)(7(#11))



 7(#5)(7(b13))



 7(b9)



 9



 7(#9)



 13



 7(b5,b9)



 9(#5)



 7(b9,b13)



 9(#11)



 9(13)



 7(b5,#9)



 7(#9,b13)



 7sus4



 9sus4



 13sus4



 m7



 m9



 m11



 m9(11)



 Minor Triad



 m6



 m6(9)



 m6(11)



 m6(9,11)



 mM7



 mM7(9)



 mM7(11)



 mM7(9,11)



 m7(b5)



 m9(b5)



 m7(b13)



 m9(b13)



 dim7



 dim7(9)



 dim7(11)



 dim7(b13)



 dim7(M7)




No.14 … 高音弦を中心としたボイシング

 Major Triad



 Maj7



 Maj9



 Maj7(#11)



 Maj7(13)



 Maj9(#11)



 Maj9(13)



 6



 6(9)



 6(#11)



 6(9,#11)



 7



 7(b5)(7(#11))



 7(#5)(7(b13))



 7(b9)



 9



 7(#9)



 13



 7(b5,b9)



 9(#5)



 7(b9,b13)



 9(#11)



 9(13)



 7(b5,#9)



 7(#9,b!3)



 7sus4



 9sus4



 13sus4



 m7



 m9



 m11



 m9(11)



 Minor Triad



 m6



 m6(9)



 m6(11)



 m6



 mM7



 mM7(9)



 mM7(11)



 mM7(9,11)



 m7(b5)



 m9(b5)



 m7(b13)



 m9(b13)



 dim7



 dim7(9)



 dim7(11)



 dim7(b13)



 dim7(M7)




 今回も、読譜の練習としての効果を最も上げるため、以下の点に注意してください。

・初見で演奏可能な速度にメトロノームのテンポを合わせ、間違えてもなるべく止まることなく、一つの練習曲を終わらせてください。難しい場合は、テンポを極端に下げてもかまいません。
・練習曲を覚えてしまうほど練習してはいけません。初見で、どんどん先の譜面を読むようにして下さい。
・読譜のときは、フィンガーボードをあまり見ないで、なるべく譜面を見て演奏するようにして下さい。

 複雑なテンションが付加されていて、必要なテンポで演奏できないときは、とりあえずテンションノートを省略して付いていくことが必要になることもあります。このようなケースでも落ち着いて対処できるよう、ボイシングがテンションを含むコードとなっている練習曲(No.2, No. 4, No. 6, No. 8, No. 14)で、 テンションを省略して弾く練習もしておいて下さい。


次回は、トップノートを指定したコードで示されたリズムギターの楽譜を読む練習をします。

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