今回は、リズムのバリエーションを加えて、実際のメロディーに近い楽譜で練習をします。特にポジションを限定せず、音域に合わせて柔軟にポジション移動をします。
　楽譜は、次の曲を12のキーに転調したコード進行に基づいて作った単音のメロディーになっています。

No.1　…　Blues
No.2　…　I Got Rhythm
No.3　…　Take The "A" Train
No.4　…　Autumn Leaves
No.5　…　How High The Moon
No.6　…　All The Things You Are
No.7　…　Giant Steps

キーがC、またはAmの場合のコード進行を示します。


No.1　…　Blues（12小節×8コーラス）

　C7｜F7｜C7｜C7｜
　F7｜F7｜C7｜C7｜
　Dm7｜G7｜C7｜C7｜


No.2　…　I Got Rhythm（32小節×3コーラス）

　C Am7｜Dm7 G7｜C Ebdim7｜Dm7 G7｜
　C C7｜F F#dim7｜C A7｜Dm7 G7｜
　C Am7｜Dm7 G7｜C Ebdim7｜Dm7 G7｜
　C C7｜F F#dim7｜C G7｜C｜
　E7｜E7｜A7｜A7｜
　D7｜D7｜G7｜G7｜
　C Am7｜Dm7 G7｜C Ebdim7｜Dm7 G7｜
　C C7｜F F#dim7｜C G7｜C｜


No.3　…　Take The "A" Train（32小節×3コーラス）

　C｜C｜D7｜D7｜
　Dm7｜G7｜C｜C｜
　C｜C｜D7｜D7｜
　Dm7｜G7｜C｜Gm7 C7｜
　F｜F｜F｜F｜
　D7｜D7｜Dm7｜G7｜
　C｜C｜D7｜D7｜
　Dm7｜G7｜C｜C｜


No.4　…　Autumn Leaves（32小節×3コーラス）

　Dm7｜G7｜CMaj7｜FMaj7｜
　Bm7(b5)｜E7｜Am｜A7｜
　Dm7｜G7｜CMaj7｜FMaj7｜
　Bm7(b5)｜E7｜Am｜Am｜
　Bm7(b5)｜E7｜Am｜Am｜
　Dm7｜G7｜CMaj7｜FMaj7｜
　Bm7(b5)｜E7｜Am7 D7｜Gm7 C7｜
　Bm7(b5)｜E7｜Am｜Am｜


No.5　…　How High The Moon（32小節×3コーラス）

　C｜C｜Cm7｜F7｜
　Bb｜Bb｜Bbm7｜Eb7｜
　Ab｜Dm7 G7｜Cm7｜F7｜
　Em7｜A7｜Dm7｜G7｜
　C｜C｜Cm7｜F7｜
　Bb｜Bb｜Bbm7｜Eb7｜
　Ab｜Dm7 G7｜C｜Fm7 Bb7｜
　Em7 A7｜Dm7 G7｜C｜Dm7 G7｜


No.6　…　All The Things You Are（36小節×3コーラス）

　Am7｜Dm7｜G7｜CMaj7｜
　FMaj7｜F#m7 B7｜EMaj7｜EMaj7｜
　Em7｜Am7｜D7｜GMaj7｜
　CMaj7｜C#m7(b5) F#7｜BMaj7｜BMaj7｜
　C#m7｜F#7｜BMaj7｜BMaj7｜
　Bbm7｜Eb7｜AbMaj7｜Bm7(b5) E7｜
　Am7｜Dm7｜G7｜CMaj7｜
　FMaj7｜Fm｜CMaj7｜Ebdim7｜
　Dm7｜G7｜CMaj7｜CMaj7｜


No.7　…　Giant Steps（16小節×6コーラス）

　Ab B7｜E G7｜C｜F#m7 B7｜
　E G7｜C Eb7｜Ab｜Dm7 G7｜
　C｜F#m7 B7｜E｜Bbm7 Eb7｜
　Ab｜Dm7 G7｜C｜Bbm7 Eb7｜


　今回も、読譜の練習としての効果を最も上げるため、以下の点に注意してください。

・初見で演奏可能な速度にメトロノームのテンポを合わせ、間違えてもなるべく止まることなく、一つの練習曲を終わらせてください。難しい場合は、テンポを極端に下げてもかまいません。
・練習曲を覚えてしまうほど練習してはいけません。初見で、どんどん先の譜面を読むようにして下さい。
・読譜のときは、フィンガーボードを見ないで、常に譜面を見るようにして下さい。ポジション移動のときも指先の感覚と音の聴き取りで位置を判断して下さい。


次回は、コードネームで示されたリズムギターの楽譜を読む練習をします。