2. ポジション移動
オクターブ奏法では、アルペジオやスケールを弾くときに、単音のときのようにひとつのポジションで留まることができず、1音ごとに左手のポジションを変えることが必要になります。また、使用可能な音域が狭くなるため、ポジション移動の幅を大きくとってフレットを目一杯使う必要が出てきます。
ここでは、次のような規則性を持ったポジション移動で、オクターブ奏法の練習をします。高い方の音を ○ 、低い方の音を ● で示します。両方で使われる音は、
で示します。
(1) アルペジオ
4音のコードのアルペジオの練習では、1対の弦につき2音を基本としてポジションを移動します。ルートがCの場合を示します。
・Maj7th
・6th
・7th
・7(b5)
・7(#5)
・7sus4
・m7th
・m6th
・mMaj7th
・m7(b5)
・dim7th
CMaj7 のアルペジオを上行、下行します。同様に、他のコードのアルペジオもオクターブ奏法で弾いて下さい。