今回から、4音のメカニカルなヴォイシング(4 Way Close、Drop 2、Drop 3 )を紹介します。最初に、ジャズのコードワークの基本となる、コードトーンのみで構成されるコードフォームを説明します。
1. コードトーンのみで構成されたコードフォーム
(1) 4 Way Close
4声コードの構成音を1オクターブの間に配置したもので、基本形(Root Position)と3つの転回形があります。3rd が最低音(Bottom Note)のものを第1転回形(1st Inversion)、5th が最低音(Bottom Note)のものを第2転回形(2nd Inversion)、7th または 6th が最低音(Bottom Note)のものを第3転回形(3rd Inversion)と呼びます。ギターでは、2、3、4、5弦を使用したもの、1、2、3、4弦を使用したものが考えられますが、弦を押さえることが困難な場合が多く、一部のものしか用いられません。
Maj7th (CMaj7)
6th (C6)
7th (C7)
7(b5) (C7(b5))
7(#5) (C7(#5))
7sus4 (C7sus4)
m7th (Cm7)
m6th (Cm6)
mMaj7th (CmMaj7)
m7(b5) (Cm7(b5))
dim7th (Cdim7)