2. セクション単位で見たコード進行
セクション単位でコード進行を見ると、複数のコードパターンの組み合わせ、または1つのコードパターンで構成されていると捉えることができます。コードパターンは、2小節、4小節、8小節の長さのものが多くなります。
2小節や4小節のコードパターンでは、第10回で取り上げた、次のコードパターンがよく用いられます。
◆2小節のコードパターン
<トニックから始まり、他の機能のコードを経由して、トニックに続くコード進行>
・トニック→ドミナント→トニック
・トニック→サブドミナント→トニック
<トニックから始まり、他の機能のコードに続くコード進行>
・トニック→サブドミナント→ドミナント
◆4小節のコードパターン
<トニックから始まり、他の機能のコードを経由して、トニックに続くコード進行>
・トニック→ドミナント→トニック
・トニック→サブドミナント→トニック
・トニック→サブドミナント→ドミナント→トニック
<トニックから始まり、他の機能のコードに続くコード進行>
・トニック→サブドミナント
・トニック→サブドミナント→ドミナント
<他の機能のコードから始まり、他の機能のコードに続くコード進行>
・サブドミナント→ドミナント
<他の機能のコードから始まり、トニックに続くコード進行>
・ドミナント→トニック
・サブドミナント→トニック
・サブドミナント→ドミナント→トニック
◆8小節のコードパターン
8小節のコードパターンでは、次のコードパターンがよく用いられます。
・トニック→サブドミナント→ドミナント→トニック
・トニック→サブドミナント→ドミナント
・サブドミナント→ドミナント