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アドリブ基礎 第12回




 今回は、"All The Things You Are" のコード進行を使って、フレーズ中の重要な音(ガイドノート)の動きを意識してフレーズを組み立てていく練習をします。

1. ガイドノート

フレーズ中の重要な音(ガイドノート)とは、
 ・拍の頭の音
 ・休符の前の音(フレーズの終わりの音)
 ・跳躍する前の音
 ・長い音符の音
などですが、ここでは、フレーズを組み立てていくためのガイドとするため、その中から1小節に1〜2程度の音をピックアップして考えていきます。ガイドノートは、フレーズの中で目立つ音となるため、コードに沿った音、つまりコードトーンまたはテンションノートが用いられます。前回のソロでは、次の譜例で○を付けた音をガイドノートと考えることができます。




 ガイドノートだけを抜き出すと、次のような流れになります。



 フィンガーボード上でガイドノートの位置と、様々なフレーズ素材のフォームを関連させて考えることにより、同じガイドノートから作ることができるフレーズのバリエーションを増やしていきます。また、アプローチノートを使って、ガイドノートへの動きがスムーズなフレーズを作ります。

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