今回は、"All The Things You Are" のコード進行を使って、フレーズ中の重要な音(ガイドノート)の動きを意識してフレーズを組み立てていく練習をします。
1. ガイドノート
フレーズ中の重要な音(ガイドノート)とは、
・拍の頭の音
・休符の前の音(フレーズの終わりの音)
・跳躍する前の音
・長い音符の音
などですが、ここでは、フレーズを組み立てていくためのガイドとするため、その中から1小節に1〜2程度の音をピックアップして考えていきます。ガイドノートは、フレーズの中で目立つ音となるため、コードに沿った音、つまりコードトーンまたはテンションノートが用いられます。前回のソロでは、次の譜例で○を付けた音をガイドノートと考えることができます。
ガイドノートだけを抜き出すと、次のような流れになります。
フィンガーボード上でガイドノートの位置と、様々なフレーズ素材のフォームを関連させて考えることにより、同じガイドノートから作ることができるフレーズのバリエーションを増やしていきます。また、アプローチノートを使って、ガイドノートへの動きがスムーズなフレーズを作ります。