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アドリブ基礎 第9回




 今回は、実際の曲のコード進行の例として、ジャズでも最も演奏される機会の多いブルースのコード進行を取り上げ、各種アドリブ素材のフォームを使ってアドリブをとるための訓練をします。


1. ブルースのコード進行

 ブルースの基本的なフォームは、1コーラスが12小節で、次のようなおおまかなコードの流れを持っています。



ブルースでは、I および IV は、ブルーノート(メジャースケール上のb3とb7の音)を付加して、I7 および IV7となります。



この基本的な形から、さまざまなコード進行のバリエーションが出来ます。


・伝統的なブルースのコード進行(ロック、リズム&ブルース等)

 ロック、リズム&ブルース等では、次のコード進行がよく用いられます。



・ジャズのブルース

 ジャズのブルースでは、次のコード進行が基本となります。



 Keyが F のとき、次のコード進行になります。



・バリエーション

 基本的なコード進行をリハモナイズすることにより、次のようなバリエーションが得られます。

 ♦1〜4小節目



 ♦5〜8小節目



 ♦9〜12小節目



代表的なバリエーションの例としては、Charlie Parker の "Blues For Alice" のコード進行があります。



 以上のコード進行をまとめると、次のようになります。



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