今回から、多くの曲の中で見られるコード進行のパターンの中で、今までに紹介した各種アドリブ素材のフォームを使って、アドリブをとるための訓練をします。今回は、転調のないコード進行のパターンを用いて、練習します。
1. コード進行の中でのコードフォーム
まず最初に、関連するコードフォームを、すぐ近くのポジションで見つける練習をします。次に示すコードは、頻繁に使用されるものです。
Major Key
ダイアトニックコード … IMaj7、IIm7、IIIm7、IVMaj7、V7、VIm7、VIIm7(b5)
サブドミナントマイナー … IVm7
セカンダリードミナント … I7、II7、III7、#IV7、VI7、VII7
パッシングディミニッシュ … #Idim7、bIIIdim7
代理コード … bII7、bIII7、IV7、bVI7、bIIMaj7、bVII7、bV7、#IVm7(b5)
Minor Key
ダイアトニックコード … Im、IIm7(b5)、bIIIMaj7、IVm7、V7、bVIMaj7、bVII7
セカンダリードミナント … I7、II7、bIII7、IV7、VI7
代理コード … bII7、VIm7(b5)、bIIMaj7
これらのコードを、よく使用されるコード進行で結び付けると、次のようになります。キーが C Major または A Minor のときのコードネームで示します。なお、トニックコード(C Maj7 または Am)からは、ここに記載した以外のコードへも進行します。
C Major Key
A Minor Key
フィンガーボード上のどの位置にいても、これらのコードのフォームをすぐ連想できるようにします。
キーがC Major の場合のこれらの各コードを、1〜4弦を使ったコードフォームで示します。これと同様に、12のキーで関連するコードのフォームを覚えるようにして下さい。
1〜5フレット
3〜7フレット
5〜9フレット
6〜10フレット
8〜12フレット
10〜14フレット
12〜16フレット
同様に、キーが A Minor のときによく使用されるコードのフォームを示します。
1〜5フレット
3〜7フレット
5〜9フレット
6〜10フレット
8〜12フレット
10〜14フレット
12〜16フレット