2011/05/12(木)Do-Re-Mimo

遊佐未森のシングルベスト「Do-Re-Mimo」が届いたので聴いてみた。

Do-Re-Mimo the singles collection 遊佐未森
Do-Re-Mimo the singles collection



リマスタリングしているとのことで、確かに音質が変わっている。良いか悪いかで言えば微妙。良いところもあるし悪いところもある感じ。俺の糞耳では、残念ながら曲の雰囲気、楽曲によって突き詰めていい音にしよう、と作られたようには聞こえなかった。
どの曲もだいたい同じだが、低音を上げて音圧を上げ、高音も増やしてヌケを良くした感じ。曲全体の音量も上がっている。楽器それぞれの分解は良く、ちゃんと聞こえるし、コーラスの響きも良いけど、全体のバランスはどうかなー、と。遊佐未森というとやっぱり本人の歌声がメインであって、高音の伸び、ヌケと響きが絶対的に必要なところなのに、楽曲の割合が増したというか主張が多くなりボーカルの印象が薄くなった感じがする。確かに全体の音質で言えば上がってはいるが、これはどうなのか微妙なところ。
ちなみに旧盤(原盤)は、リマスター盤と比較すれば、低音が控えめで全体的におとなしく、整った感じ。こもった感じがしてヌケが悪いとも言える。しかしボーカルを前面に出した感じでバランスは悪くない。という感じなので、どっちがいいとは言い難い。

たぶん、世間一般的なミニコンであるとかポータブルオーディオで聴くといい音なのかもしれないな、と思った。調整がそういうので聴かれることを第一にしてるんじゃなかろうか。逆にちゃんとしたオーディオ環境(俺の環境がそう言っていいかわからないが)で聴くとバランスが悪くなってしまうみたいな。おそらくモニター系ヘッドホンで聴いても同じだと思う。持ってないからわからんけど。

あと俺のオーディオ環境がそもそも女性ボーカルに適しているのか、というのはある。おそらくスピーカーを変えたら全然印象は異なると思うので、あくまで新旧を俺の環境で比較した結果として感じたことを書いただけ、ということを理解しておいて欲しい。
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