2011/11/09(水)PSNトロフィー大公開時代
結論を言ってしまえば↓の高木センセイの日記が全て。
何が個人情報なのか履き違えている日本
問題は、トロフィーが参照出来てしまうことではなくて、トロフィー情報を個人情報として認識・取扱されていないこと、その情報を公開することに対する同意プロセスに問題があること、また非公開にする手段がないこと、だ。この根本的な問題は高木先生の問題提起通り、俺もだいぶ前から同じように感じている。
個人情報が何であるかの認識がいい加減というか問題なのはこの通りだが、それともう一つ、利用者に対する同意の仕方、させ方にも問題があると思う。海外がどうか知らないが、日本国内のネット上で行われる、利用者に対する説明と合意形成が、あまりにも利用者側の立場で考えられていない。
極端な例を出すとワンクリック詐欺。小さい字で約款や説明が書いてあって、「同意する」を押したんだから読んだんでしょ?同意したんでしょ?という奴。これが程度は違ってもほとんどのサイトで行われている。重要な部分をロクに説明しないで、やたら長い同意文書を提示して読んで同意しろと。利用者はサービスを使いたくて目の前にいるわけで、長すぎる文書を、しかも自分に不利益がないかどうかを正しく理解しつつ読み解くなんてのは無理だと思う。そしてそういう状態であろうことは想像出来るのに対処しないというのは、提供者側で重要なことを伝えたい意識がないとしか言いようがない。
こういう話が話題になって、何が重要なのかを提供者も利用者も理解して、いい方向に進んでくれることを祈りたい。
ちなみにPSNの今回の件、トロフィーが公開される件に関する俺個人の意見としては、「どうでもいい」。トロフィー情報がフレンドじゃなくても参照出来るのは昔からだし、見られて困ることなんてないし。
問題は非公開設定ができないことだろうから、そのうち今後対処されるだろう。でも例え非公開設定ができたとしても非公開設定にする予定はないかな。