2016/06/07(火)10thBD
豪華な外箱に入った、BD5枚+CD1枚の6枚組。
まず開けると、「プロデューサーさんへ」と書かれたメッセージカードが目に入る。そのカードには感謝のメッセージと、各キャラクターのサインが書かれている。ただそれだけの紙なのだが、このカードというか、BDに納められた10thライブそのもの、それからそこに至るまでの10年の思いが、実際に詰まっているように感じた。
そして結構厚めのパンフレットが入っている。最近のアイマスライブパンフレットと同様に、横向きの冊子となっている。拍子にキャラクターをあしらい、演者毎のスナップがあり、続いてライブのスナップが入ったそれは、パンフレットを模したものなんだろう、と思う。実際の10thライブにももちろんパンフレットがあったわけだが、それとは別のものだ。
次に出てくるのは、10thのバッジと、インタビュー冊子。バッジは10thのグッズであったキーホルダーなんかのデザインを踏襲しているので、おそらくそのまま他のものと合わせても違和感がないと思う。もったいなくて使えないけど。
インタビュー冊子は、いくつかの質問・インタビューを演者毎にまとめたもので、10thライブ時とは別に、最近新たに聞いたものだと思う。
そしてBD本体が入っている。BDが5枚、CDが1枚の計6枚だ。
- DAY1(2枚)
- DAY2(2枚)
- BOX特典映像（10thライブができるまで）
- アイ MUST GO! 音源
というわけで、本編はとりあえず置いといて、特典映像を先に観る。
観た感想を書いておく。
こういったドキュメンタリー風の映像は初めてだ。ライブ裏の演者の様子を納めたバックステージ的映像はあったが、レッスンやスタッフ側の映像は初めてで、新鮮だ。ライブというものは、それはもう大変な人数が関わっていることは知っているし、そう思っていた。演者も、いつも最後の挨拶で、スタッフへの感謝の言葉をよく口にする。それが今回映像で見たことで、本当にたくさんの人と、時間と手間がかかってるんだということを実感した。映像って説得力あるね。
演者は過去のライブなどのバックステージ映像でも見たように、裏側の様子としては見るのが単純に楽しい。1つ、強烈に、猛烈に嬉しかったのは、えりりんが「プロデューサーさん、ドームですよ！ドーム！！」と叫んだシーンを収録してくれたこと。この言葉に込めた思いが、表情から伝わってくる。この映像だけでもう、特典映像は満足だわ。
それから、ディレ１こと、石原氏が割と映っていた。これはきっと、勝手な推測だが、今は既に退社された石原氏ではあるけど、アイマス初期からずっと関わってきて、今のアイマスのがあるのは石原氏の功績がすごく大きいということを、映像で残しておきたかったのはなかろうか。
基本的な企画、構成、セトリなんかはほぼ石原氏が関わっていて、とても重要で、アイマスとしてはなくてはならない人だった。それが退社以降、もちろん番組にも出てこないし名前も出てこない。退社後のイベントはもちろん関係はないが、過去に携わった、10htライブとミリオン3rdの功績は残して欲しいなと思っていた。そして、この映像にはちゃんと、収録されていた。
氏がここまで、10年をかけてやってきた集大成とも言える、10thライブ。それを感慨深く見守るシーンがある。この数秒のカットが、とても思いを感じる、いい映像だと思った。全体を通して40分くらいの映像だけど、大げさに言えば、これはスタッフから石原氏に宛てた、アイマス最後のプレゼントだったのかもしれない。
過去の色々で石原氏に言い思いを抱いていない人にとっては胸糞悪い、という向きもいるかもしれない。しかし俺個人としては、この特典映像は、素晴らしいものだと思った。ディレ１、ありがとう。