一応、この盤がオリジナルといえるのでしょうかね。
フィレス・レーベルに似ていると思うのは気のせいかしら。
この盤では、ニルソン、スペクターの共作になっておりますが、なんだろうね。中身はノーマル・ヴァージョンです。
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●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●July 16, 2003● Strangeness In Paradise
ゴギ・グラントは1956年、「風来坊の唄」でもって、エルヴィスの「ハートブレイク・ホテル」を1位の座から引きずり下ろしたことで記憶にとどめる程度の歌手ですが、なかなかの美人で実力派であります。が、ジャズ・シンガーといいきれないあたりが、食指を伸ばすにははばかれる点であります。ということで、わたくしも彼女の歌は「風来坊の唄」以外は知らないのでございましたm(_ _)m そんな彼女が、どういう経緯なのか、 「パラダイス」をカヴァーしていたのですねぇ。しかも、スペクター一家であるペリー・ボトキン・ジュニアのプロデュースであります。さかのぼれば、ゴギのデビューに先立って作られたデモ・テープはゴールド・スターでの録音だったといいますから、縁は異なもの、でありました。 彼女は、ややテンポを落として、大人の歌としてしっとりと歌い上げ、夜のムードを醸し出しております。とはいえ、サウンドはベースが強調され、ロック的といいましょうか、で、そのわりにはドラムスが引っ込んでいるという不思議なミックスであります。引っ込んでいながらも、派手なドラミングはハル・ブレインでしょう(たぶん(^^;)。 好みもあるでしょうが、シングルとしては、やや魅力に欠ける作品であることは否めません。それはそれとして、このシングルがいつのリリースかわからないのであります。 で、ハリー・ニルソンのファン・ページによりますと、この「パラダイス」は、
とあります。
の4組が記載されているのみで、ゴギは無視されてゴギゲンナナメです。それだけマイナーな存在なのでしょう。マイナーにもかかわらず、ステレオによるシングル盤であるのがちょっとした驚きでした。おそらく70年以降のリリースではないかと思いますけどぉ…… |
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●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●August 10, 2003● フィル“エルヴィス”スペクター! |
アレンジは名手ペリー・ボトキン・ジュニア。ロビン・ウォードについては、こちらのサイトへ。
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●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●September 07, 2003● 今年はワンダフル・サマー? おそらく、ステレオ・ヴァージョンで慣れ親しんだかたには、しょっぱなから「あれ?」と思ったことでございましょう。ことしの日本の夏みたいに、何かが足らないと感じたはずでございます。
さて、この曲はもともとデモ用にジャッキー・ウォードがティーネイジャー風に演じて録音したもので、そのデキがあまりにもよいので、そのままシングル盤としてリリースしてしまったという話を聞いております。レーベルには、ジャッキーの4歳になる娘の名前ロビンをとってロビン・ウォードとクレジットされたのでございますが、当時の男子たちは、まさか子持ちのオカン(といっても、22歳という若さですが)の歌声とは露知らず、せっせとファンレターをレコード会社に書き送った、というエピソードも残っております。ファンレターをしたためた男子が、その時その事実を知ったなら、とてもワンダフルとは思えないことであることは想像に難くありません。しかしながら、たしかに可憐な少女の歌声でありまして、わたくしはいまだに騙され続けたい思いであり、まさに永遠にワンダフル・サマーといえるのでありました。 そういう男子の夢を壊さないため、ジャッキー・ウォード本人がチャーミングであるにもかかわらず、「十代のお顔ではない」という理由なのか、アルバム・ジャケットには顔写真がひとつもないという、苦渋のデザインが施されたのでありました。どうせ、ウソをついているんだから、適当な女の子のポートレート、あるいは、せめて裏面に若き日のジャッキーのスナップ写真でも載っけておいてもよかったとのではないか、との思いもいたしますが。ま、ひとことでいえば良心の呵責というよりは、単なる手抜きですな、ライナー・ノートもないし。しかも、イラストもしょぼい。いまとなれば、味わいすら感ずるイラストではございすが(≧∇≦)ノ彡 てなことで、録音は伝説のゴールド・スター・スタジオ、当然、演奏はレッキング・クルーでバチッと決めており、スペクター・サウンドの香りのする、ガール・ポップスの名曲であります。 しかしなんですね、この波音と海鳥の鳴き声って、ひょっとしたらロネッツの「パラダイス」に使いまわししたヤツかしらね。 |
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●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●October 18, 2003● 彼らって、裸もすごいんです |
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●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●November 22, 2003● 起訴とは奇想天外
ロス警察、フィル・スペクターを殺人と断定 |
竹内まりや
飯田圭織
ササキカツトシ & エミー・ジャクソン キワモノといえば、これもかなり逝ってマス。なんてたって、いきなり廃盤と書かれております。さらに、¥700にバッテンが付けられ、廃盤特価(?)500円にて販売。 |
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●December 01, 2003, 2003● Short-time Favorites
てなところで、飯田圭織の最新作『パラディノメ〜恋に身をゆだねて〜 』では、奇遇にも「砂に消えた涙」、「夢見る想い」を取り上げておりまして、わたくし的には、彼女のちょい危なげなボーカルが愛おしく思えます。また、打ち込みもあるものの、奇をてらわないアレンジは、あくまでもオーソドックスで好感が持てます。前作と違いお金ができたのか、ホーン、ストリングス、ガット・ギター、ブズーキ、アコーディオン等を使うべきところには使ってくれているといった塩梅で、全体をアコースティックなサウンドにうまくまとめてあるため、ラウンジ的な聴き方もできるでしょう。セルジュ・ゲンスブールの手による「マリン・ブルーの瞳」では、メタル系ギタリスト横関敦(よく知らない(^^;)のギター・ソロが入るのですが、意外にもしっとりと馴染んでおります。ということで、損はない買い物といえます。 最後に付け加えておきますが、わたくしは、竹内まりやのファンです。その証拠に、こんなシングルを持っていたりするんです。KINYAの「涙のデイト」。竹内まりやの作詞作曲によるアナクロ歌謡の逸品です。プロデュースがなんとアン・ルイス(そういえば、赤坂に「LOVE」というディスコもプロデュースしてましたが、何年くらいやっていたのでしょうか?リバイバル・ブームなだけに惜しいね)という、キワモノだからゆえ、かなりマジで作られております。そして、ジャケットもしっかりアナクロしていて、ほほ笑ま
♪ママの選ぶドレスは似合わない年頃よ♪ 最初の四小節でノックアウトです。ま、しかし、こういう絵に描いたような思春期の少女の歌を歌える歌手が、時代的に存在し得ないのが寂しく思うのはわたくしだけではありますまい。広末涼子の「MajiでKoiする5秒前」も、曲としてはよいのだけれども、やはり時代的にはカマトトどころか、小学校低学年レベルの女の子の歌になってしまったのが残念でありました。その意味では、キンヤの「涙のデイト」は、時代を越えるB級昭和歌謡ポップス的センスの光るキワモノ・レコードとして、今でも存在感のある歌といえましょう。なんと、この曲は95年にモト冬樹&エド山ロの兄弟ユニット、東京ドンバーズによってカヴァーされておりました!新宿二丁目界隈で歌い継がれるべき佳曲であります。 最近のテレビを見ていて感じるのですが、この手の歌の需要は結構ありそうだと思うんですがね。わたくしとしては、カヴァーは余興に留めて、ぜひこちら方面で精進して欲しいと願ってやみません。 |
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このサイト名の由来は、もちろんフィル・スペクターが創造したWALL OF SOUNDの語呂合わせです。 HOUNDには、マニアという意味もあるようですが、特に深い意図はありません。また、ぼくは吠えたりもしません。このサイトでは、そのフィル・スペクターの再認識と知名度の向上を第2の目的としたものです。(文責: 大嶽好徳) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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