2016/12/12(月)コミック ミリオンライブ!5巻
通常版と特別版があり、特別版には新曲が収録されたCDと、画集が付いている。中身については後述。
アイドルマスターミリオンライブ! 5 オリジナルCD&画集付特別版 |
ここで唐突にミリオンについて語る。
ミリオン(アイドルマスター ミリオンライブ!)はマルチメディアミックスとして考えると、単独ではアニメ化もされていないし、ゲームとしても携帯由来のhtmlゲーしかない。どちらかというとライブやラジオといった中の人の露出というか活動を中心としたものとなっている。もちろんCDはたくさん出ていて曲も多く発表されている。
大きな機転となったのは、アイマスの劇場版への出演だろう。ライブ活動としてのメインメンバーとは若干異なるのだが、これでミリオンメンバーを知った人も多かったと思うし、ミリオンに触れるキッカケになったのは間違い無い。
そういった背景、活動があるのだが、ぶっちゃけ、ゲームはやらないでも、アイマス劇場版を見て、ライブを観て、CDを聞くだけで十分わかるし、楽しいと思う。
さて、このコミカライズは本当に好きで、ミリオンの世界観がそのまんまコミックになったようだ。主人公は未来と静香であるが、翼も準主人公であり、いわゆる信号機である3属性のトップ3人が主に描かれている。
このコミックには新曲が作られることがあり、コミックの特別版として、CDが付属している。3巻においては翼が歌う新曲が同梱され、その曲は実際の3rdライブツアーの幕張公演の1日目において、オリジナルメンバーで披露された。
何度か書いてるが、このコミックと音楽とが混じっているのが凄いと思う。別の作品でも、それこそ大昔から試みられたことではあるけれど、作中の音楽が同時に聴けるというのはもの凄く世界が広がる。さらに同梱された新曲だけでなくとも、作中に出てくる曲を持っていればそれを流しながら読めば尚良し*1。
本作はこの5巻で完結する。俺はゲッサン本誌は買って無くてコミックでしか読んでないので、これが初見だ。
ストーリーはネタバレになるので書かないが、めっちゃ感動した。ストーリー的には想定通りだしありきたりかもしれない。色々考察すると意見がないでもないが、それは野暮だ。ストーリーと音楽をただ受け入れ、楽しめばいいんだと思う。少なくとも、俺は楽しかったし、感動した。
曲も良くて、これが3月の武道館ライブで見られたら良かったのにな、って思った。実際はメンバー構成上組み合わせがないので無理なんだけども。ただ、サプライズ扱いで、最終日に揃わないかなあ、と薄い、小さな希望としては持っておきたい。
それと画集。これはコミックの表紙だとか、いろんなイラストが収録された画集であるが、B5サイズであることがまず嬉しい。そしてちゃんとキレイに見られる。紙質はアレだが、値段的にこのあたりが限界だろう。
そして過去に本誌で掲載されたラジオ(ミリラジ)取材の様子の漫画とか、今回描き下ろしのエピローグも収録されている。さらには没ネームなんかも収録されていて、盛りだくさんすぎる。
この、集大成の画集を付けるの、凄い良いと思う。コミックとしてはこれで完結するわけだが、画集を別に発売したところで商売的に成り立つかわからない。むしろ出ない確率が高い。だったら最終刊に、集大成を合体させてくれた方がありがたい。もちろん買うし。これ、アイマスのコミックでもやってくれればいいのにな…。
まあそんなわけで、個人的には大満足だったコミックだった。まだ読んでない人は、全部買うばいいと思うよ。それとコミックだけでなくて、ライブも観るべき。来年発売される、幕張1日目な。俺は全公演買うから問題無い。楽しみすぎる。