2011/09/28(水)電子コミック

巷では電子書籍端末だとか、タブレット機、スマートフォンなんかが増えてきて、コミックを電子的に読むいわゆる電子コミックが普通になりそうな気配がある。
この中で、タブ機なんかの画面が大きいのはいいとしても、小さい機種ではどうしても表示上制限があるから1ページ単位でしか表示出来ない。んで、この1ページ表示を機器提供側ではなんか普通でしょみたいな感じで捉えてる気がして、やや危機感を覚える。

漫画は必ず2ページ分を見開いて見ないとダメだ。これは絶対だ。ページの割、左右の繋がり、左ページの終わりと開いた次ページの繋がりなんかも考えて描いてあるので、1ページ単位だと半分ずつ見る形になってしまう。作家によっては左右見開きを多用する人もいるし、話の流れとして見開き2ページ分を1単位として描かれていることが多いので流れが掴みづらくなる。
携帯、スマホなんかは一時的な、要は暇つぶしというのが目的だったりするので「見られればいいや」程度で済む。しかし電子ペーパーやタブ機で本格的に電子コミックを普及させようとする流れの中で、1ページ表示を「制約上仕方ないよね」と簡単に割切ってしまうのは如何なものかと。実はちゃんと考えてあって、単なる過渡期に過ぎないのであれば杞憂だけど、このまま1ページ表示が当たり前になったりするとちょっと悲しい。

ちなみに俺は今何も持ってはいないので、実際のところの現状は知らん。タブ機のビュアーはそれなりになっていそうだが…。その筋に詳しい人に教えてもらいたいなあ。
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