著者 踊りマンボウ
「ふわぁ・・眠いです。レイさん・・」
二度のリョクの行使にナギサは再び睡魔に襲われていた。
「・・またリョクを使ったからでしょ。ほんとナギサは無茶ばっかりするんだから」
「ごめんなさい・・レイさんにはいつもいつもいつもいつもいつも迷惑を掛けてしまいまして・・」
「・・ナギサ、いいから」
肩を貸すレイ。途端、肩に重さを感じる。
学校の職員室はもうすぐなのだが・・。
「レイさん・・眠いです」
確かにナギサはとても眠そうだった。
「もうすぐだから・・」
ガラッと職員室の扉を開けて、二人は中に入った。
「どうも遅れました!」
「・・レイ・・さん。携帯電話かけた・・?」
ミサトは青い顔をして、二人を迎えた。
最悪の事態を何度も想定していたのだろうか、やつれたようにも見える。
「・・はい」
「で、どこに・・?」
「短縮の[1]と[2]です・・」
「さ、最悪・・」
よりによって、一番掛けて欲しくない番号だった。
「[1]の人は仕事が終わったら連絡するといってました」
「・・そう・・」
その時、返してもらった携帯が鳴った。
「ちょっと待って・・はい、葛城です」
「私だ・・」
「はぅ・・し、支部長・・」
ミサトの顔がこれまでになく青くなった。
「君が電話に出たということは、レイ君達は無事に着いたということだな・・」
「えっ・・」
「綾波レイ君と雪風ナギサ君は、私の大切な客人だ。しっかり頼むぞ」
「では、まさか支部長のおっしゃっていた子供達・・ですか」
「ああ、そうだ」
「解りました・・」
ミサトの顔が引き締まる。仕事の時の、真剣な顔だ。
「では切るぞ」
「はい」
電話を切った時、ミサトの顔はまったく別人のように引き締まっていた。
その変貌に、レイは驚いた。
「成る程ね・・あなた達・・支部長が言ってた子なのね」
「すぴー・・」
電話している間にナギサはすっかり眠っていた。
やはり、気持ち良さそうにすやすやと寝息を立てている。
「ナギサ!ほら、ナギサ!」
レイが横から小突くが、まったくナギサは起きる気配が無い。
「立ったまま寝るなんて、大したものね」
「・・はい・・」
「すぴー・・」
「おねむの時間ということね。詳しい話は保健室で聞くわ」
「えーと、葛城先生は少し遅くなるので、代わりに今日の伝達事項を伝えます」
ミサトが、保健室にナギサを抱えて行っている間、彼女の代わりに教室には伊吹マヤが教壇に立っていた。
基本的に彼女は家庭科の教師をしており、特定のクラスの担任ではない。故に、このような場合には臨時的に彼女が立つことになるのだ。
「・・」
クラスの男達の中には、この伊吹マヤのファンが多い。彼らのクラス担任である葛城ミサトと人気を二分している。
だが、無論そんな男達の興奮をよそに、相田ケンスケは隣の席を見ていた。
やや金色の混じった茶色い髪に、そばかすのある顔、彼のトレードマークの丸い眼鏡もさえない平凡な少年。
それがこの相田ケンスケの外見に関する評価である。
だが、彼はそのことに関して改善や努力しようなどとは思っていない。興味が無いわけではないが、それ以上に夢中になっているものがある、それだけである。
彼の手にあるDVDカメラが、その一つである。
彼は、マヤが入ってきたにもかかわらず、構わずカメラをいじっていた。ただその感じは、手入れというより癖に近かった。
「トウジ・・どうしたんだろう」
今日は特別なこともない。ただ、昨日遅く電話した時に妹の宿題を手伝っているんだと言ってたっけ。
「ま、それほど気にすることでもないだろう」
「・・鈴原・・」
だが、そうやって考えるのを止めてしまったケンスケに対して、心配げに彼の席をちらちら見ている少女がいる。
洞木ヒカリ、このクラスのクラス委員長である。
『しばらく、真面目に来ていたのに・・今日は遅いのね・・』
彼女の思っていたように、トウジはこの頃真面目に登校してくるようになっていた。
たとえ、それがクラス担任が葛城ミサトに替わったためとはいえ・・である。
今日は伊吹マヤに替わってしまったとはいえ、この時間には必ず来ていたのに、来ていない。
『何かあったのかしら』
ヒカリは、クラス委員長ではなく一人の女の子として、トウジの心配をしている。
「・・トウジ・・まだ来ていない」
シンジは、そんなヒカリを見てトウジを置いてきたことを思い出した。
『そういえば、ナギサちゃんに怪我を治してもらってたり色々あってすっかり忘れていた・・そうナギサちゃんに・・』
ナギサのことを考えを移すシンジ。トウジのことも確かに気になるが、それ以上にあのナギサの力が気になっていたのだ。
最初、ちょっと恐いと思ったけれど、とても優しい良い娘の雪風ナギサ。
自分の顔の怪我を、手を翳すだけで治してしまうなんて・・一体どういうことなのだろうか・・。
アスカからの話で、どうも父さんが少し絡んでいるようだけど・・。
『話しちゃいけない・・か』
ナギサのあの力を、このクラスの友達に話したところで誰が信じてくれるというのだろう。
それよりも何故父さんが、絡んでいるのだろうか。
直接、本人に聞いてみればいいのだろう。
「えー、今日転校してきた雪風ナギサさんと、綾波レイさんは事情により少し遅れて登校してくるそうですから、また後で紹介することになると思います」
「・・事情ね・・」
アスカは、ナギサの名前が出で慌てて教壇のマヤを見るシンジを、いまいましげに睨んでいた。
「どうせまた眠っているでしょう・・どうでもいいけど」
そう言いつつも、アスカはおそらくはシンジと同じくらいナギサについて考えているであろうことに舌打ちした。
何故こんなに、焦っているのだろう。
自分はシンジとナギサの仲を焼いているのだろうか・・。今日初めて会って、ちょっと仲良さそうに話していただけなのに。
『危機感・・馬鹿らしい』
アスカはそんな自分の不安を振り払った。
けれど、女の感が警告している。雪風ナギサは、きっと自分のライバルになる。
自分は、ナギサのように優しく振る舞えない。それが、シンジの目にどう映るのか、とても気になる。
優しい自分なんて、馬鹿らしいし、鳥肌が立つけど・・シンジはどうなんだろう。
「何で、私がバカシンジのことを考えなきゃいけないのよ!」
「そ、惣流さん?どうしたのですか・・?」
「え?」
アスカは我に返った。
気がつくと、いつの間にか立ち上がっている。
シンジが、こっちを見て真っ赤な顔をしている。そのシンジを揶揄する男もいる。
何だか、クラス全員が、自分の方を見ているようだ。
「あ、あれ・・?」
「あの、悩み事があるなら相談に乗りますから、先生が困るようなことをしないで下さいね」
「は、はい・・」
アスカは、頷いて席に座った。
周りからくすくすと笑い声が聞こえる。
『な、何てことなの・・。できるなら今すぐこの場から消えてしまいたい・・』
アスカの顔は、完熟トマト以上に真っ赤になっていた。
『・・それもこれも、すべてあのナギサって娘の所為よ』
そう責任転換する以外、今のアスカに出来ることはなかった。
顔が燃えるほど熱い。このまま火が点いてしまうんじゃないかと思うくらい。
「ど、どうせ保健室ででも、のほほんと眠っているのでしょう」
憎むべき対象の居場所について、アスカはふと思い付いたことについて口にしたが、それは当たっていた。
「くちゅん・・すぴー」
「・・眠りながら、くしゃみしたわよ・・この娘」
ナギサをベッドに寝かせて、レイとミサトは話していた。
「誰かが噂してたんでしょう」
レイも、ナギサのくしゃみに少し驚いている。
けれど、今はそんなことを考えている場合ではない。あっさりと、その話を流すことにした。
「まあいいわ・・。それより・・碇支部長から電話があったわ」
「碇のおじさまが・・で何て言ってました?」
「よろしく頼む。それだけよ」
「・・そうですか」
『そのまま、通え・・か』
レイはやや俯き加減で考える。
ゲンドウが、確かこの学校に来る前に言っていたことがある。
『もう、鬼ごっこは終わりだから、安心したまえ。レイ君』
何やら、この学校の職員達は一癖も二癖もありそうな人達が多い。
まず、目の前にいる担任教師葛城ミサトしかりである。
「ところで・・碇のおじさまとはどのような関係なんですか?」
「え?・・そ、それは」
「わざわざ携帯電話に短縮登録しているなんて・・組織と関係があるんですか」
「・・そうよ」
レイにずばり指摘されてミサトは開き直ったように答えた。
「もっとも、バイトだけどね」
「・・バイト、ですか」
無論そんなことはないことをレイは知っていた。
自分達の向かい合っている組織は、バイトでいなせるほどの組織では無い。
このミサトも、かなりの訓練を積んでいるに違いない。
短縮の[1]の男も、何やら戦場のようなところでのんきに電話に出ていた所からしてかなりの腕だと思う。
『おじさまの手配なのね』
レイは鋭い目でミサトを見ている。
「そ、バイト」
だがミサトは、相手がそのことを知っていることを承知でそう言い切った。
悪戯げなウインクも添える。
『今は・・ね。すぐに話す時が来ると思うけど』
「解りました・・何にせよ、敵ではないということですね」
「さあ、それはどうかしら?」
ミサトは笑顔を見せながらそう言った。
「え?」
レイの顔が途端に強張る。
ぐっと、手を握り相手の出方を伺う。
「だって、貴方は生徒、私は教師。敵でもあり、味方でもあるわ」
「は・・」
レイは自分がからかわれた事に気付いた。
「あはは・・怒んない怒んない・・ジョークよジョーク」
「・・」
レイはどんな顔をしていいか分からなかった。
すっかり、ミサトにいいように振り回されている。もう、怒っていいのか、笑っていいのか解らない。
「すぴー・・」
その時であった。
コンコンと、保健室のドアを叩く者がいた。
「あのー、先生入ります・・」
返事を待たずに保健室に入って来たのは、鈴原トウジだった。
「あー、今朝の変態ジャージ男!」
彼の姿を見つけた瞬間、レイが大声を上げた。
「あー、今朝の暴力女!」
トウジも、レイの姿を見て大声を上げた。
まったく動きを捉えられる事無く、殴られ地面にのされてしまった。
それも、こんな女に・・。
『わいのプライドはもうずたずたや』
「何よ、またナギサに何かするつもりなの!この変態!」
「な、何やて!何かって・・わいは何もしとらへんで!」
二人の間に険悪なムードが漂う。
「うー・・」
「うがー・・」
鋭い視線と、視線がぶつかる。
「まあまあ二人とも、今日から同じクラスなんだから喧嘩しない」
「えー!」
「あ、ミサト先生って、えー!」
二人は顔を見合わせた。互いに嫌悪の表情である。
「ふん!」
「へん!」
視線を逸らす二人。
「すぴー・・」
「よく眠っているわ・・。この娘」
ナギサの幸せそうな寝顔に、ミサトはこの娘が守るべき存在かどうか疑問に思った。
それは、あまりに普通の少女の寝顔だったから・・。
けれど、それは逆に・・守るべきことかもしれないとミサトは感じた。
二人が安心して暮らせるように、自然な笑顔が見せられるように、生活から脅威を無くすのが教師・バイトを含めて自分に求められた事だろう。
「本当に・・無防備なんだから・・」
「すぴー・・」
ナギサは夢を見ていた。
幸せな夢。
自分が、普通の生活をしている夢。
『あ、おはようございます。・・アナタ』
朝、起きてくる夫を迎える妻の自分。
笑顔の夫に、出来たての朝食。ご飯と味噌汁をよそって、仲良く夫と朝食を食べる。
今までの学校の女の子達には、時代錯誤とか言われたけれど、・・ただの憧れだけじゃない・・と思う。
そんな生活、いつかは飽きてしまう。
そうも言われた。けれど、実現しないうちから夢に失望はしたくない。
『いってらっしゃい』
夫を見送る自分。
途端・・辺りが闇に包まれる。
また、一人になるの。そう、また一人に・・。
夢は悲しい夢に変わってしまった。
『寂しいですわ・・ね』
誰かに話し掛けるように呟く。
応えはない。
『・・』
「・・あら?おはようございます。えっと、どちら様でしょうか」
ナギサは目を覚ました。
目の前には、知らない美人の女性がいる。記憶としては・・少し引っかかる気がするが、明確なものではない。
「あら、起きたのね、雪風ナギサさん。私は葛城ミサト、今日から貴方のクラス担任になったの、よろしくね」
「はい、よろしくお願いいたします。・・ええと、葛城先生ですね。」
「ミサトでいいわ」
「はい・・。ところでレイさんはどこに行かれたのでしょう?お見かけしませんでしたでしょうか?」
「え?ああ、綾波さんね。いま、変態ジャージ男・・じゃなくて鈴原君にこの学校の案内をさせているわ。・・普通は、二人を紹介してから説明させるのだけどね。ま、綾波さんと雪風さんは仲良いから、綾波さんに後で案内してもらってね」
「はい、解りました」
「・・」
『何となく面白そうだったから、とはいえないけど・・』
そう、ミサトは二人の険悪なムードに、つい悪戯心を刺激されたのだ。
悪い癖だと解っているが、なかなか止められない。
『どうなっているかなぁ。あの二人?』
「・・ここが、音楽室や」
「そんなの上のプレート、見れば解るわよ」
「・・」
二人はとても良い仲である・・たぶん。
第六話「おねむの時間です」
終わり
第七話「理科室の教師」へと続く
踊りマンボウさんへの感想はこ・ち・ら♪
すちゃらか裏話
作者 「そろそろ、おなじみになってきたでしょうか、踊りマンボウです!」
ナギサ「皆様、この作品をお読みいただき、本当にありがとうございます。アシスタントの雪風ナギサです」
作者 「早くもネタが尽きてきましたが、今日のすちゃらか裏話は、すちゃエヴァ誕生についてです」
アスカ「本当に、ネタが尽きているわね。この前ナギサの誕生秘話をして、今度はこの作品自体の誕生についてだなんて、笑っちゃうわね」
作者 「・・実はこれ以前に、24話からの分岐のお話を書いておりまして、そちらの展開に無理が生じたのと、お気楽に何にも考えないで書こうというコンセプトの元、始まったのが、このすちゃエヴァなのです」
ナギサ「ですが、今ではそのもう一つの作品よりこちらの設定の方が細かくなってしまいまして、本当にお気楽かどうか、今となっては解らないのですが・・」
作者 「ま、せっかく発表するのですから・・」
アスカ「そうそう、アンタにしては珍しいわね。ほとんど設定なんてないものね」
作者 「・・もともと、頭の中で処理しきれるという思い上がりから、あまり細かい設定は考えてなかったのですけどね・・」
ナギサ「けれど、オリジナル小説と違って元のキャラクターがあるので、どちらかというと、物語の中の役割が多いですわね。わたくしのようなオリジナルキャラクターになると別ですけれども」
アスカ「そうね、ほかのところで雪風ナギサなんていうキャラクターを見たことはないわね」
作者 「ま、その設定書にしてもあまり厳密なものではありませんけど・・それは作者である私がすちゃらかなので仕方ないのですが・・」
アスカ「へっぽこの間違いじゃないの?それともへぼ?」
作者 「・・」
アスカ「何?その目は・・。何か文句あるの?言ってみなさいよ、殴ってあげるから」
作者 「あまり大きな口を叩かない方がいいぞ・・多分だけれど・・」
アスカ「?・・何?何かあるの?」
???「ふっ・・君かい。この物語の生みの親である作者を苛めるのは・・」
アスカ「?誰よ、アンタ」
ナギサ「・・あっ、カヲルさん。お久しぶりでございます」
作者 「ちょ、ちょっとナギサちゃん。駄目だよ、ネタばらしちゃ。彼の正体は謎のまま次回に持ち越しで、次回のネタに使うつもりだったのだから」
アスカ「・・まあいいけど・・この紅い瞳のウサギ男がどうだっていうの?」
カヲル「・・君は口の利き方というのを知った方がいいと思うよ。・・まあ、君のような猿には言っても無駄だろうけれど・・」
アスカ「な、なんですってぇ!誰が猿よ!」
作者 「ストーップ。今回は情報規制の関係上ここまで!」
カヲル「・・マンボウさんがそうおっしゃるのなら仕方がないね・・。次に会う時はもう少し口の利き方を覚えているといいけどね・・」
ナギサ「あらまあ、もう帰ってしまうのですか。せっかく久しぶりに会えたのですからお茶でもどうですか?」
カヲル「いや、ナギサ。お茶はまた今度でいいよ・・それじゃあ・・」
ナギサ「はい、ご機嫌よろしゅう・・」
アスカ「あ、ちょっと待ちなさいよ!こら!・・あーもうむかつく!」
☆どか、ばき☆
作者 「うう、結局殴られてる・・うう」
ナギサ「あら、これはいけませんわ。せっせ・・と」
ナギサ、作者を治療する。
作者 「うう、いつもすまないねぇ・・」
ナギサ「それは言わない約束でしょう、マンボウさん」
作者 「・・そうだったね・・」
アスカ「ふん!勝手にやってなさいよ」
カヲル「それでは皆さん、またお会い致しましょう・・」
アスカ「あ、まだいた!」
管理人(その他)のコメント
アスカ「しぃんじぃ〜!!」
シンジ「なななんだよアスカ、そんなに怒った顔して・・・・」
アスカ「うるさいうるさいうるさい!! このアタシに恥をかかせた責任、きっちりとってもらうわよ!!」
シンジ「せ、責任っていったって・・・・アスカが一人で立ち上がって叫んだんじゃないか・・・・それを・・・・」
アスカ「う、う、うるさいわね!! アンタのせいであんなことを叫んじゃったんでしょ!!」それなのに責任も取らないなんて、あんた、何様のつもり?」
シンジ「そんなこといったって・・・・それに、責任って、なにをさせようっていうの・・・・?」
アスカ「そ、それは・・・・(ま、まさかこんなところでアタシのことだけ見て、なんて・・・・それこそ恥ずかしくて言えないわ・・・・)」
カヲル「シンジ君、彼女の戯言なんか無視して、さあ、僕の元にかえっておいで」
アスカ「誰が戯言ですって!! それになんでアンタの元にシンジが帰るのよ!!」
カヲル「ふっ、そんなことはこの世が始まったときからの摂理さ。そうそう。僕もどうやらこれから出てくるようだね」
アスカ「うみゅう・・・・タダでさえナギサのせいで邪魔者が増えたっていうのに・・・・今度はコイツか・・・・ちっ、洋館の青柳がなにやらナギサを狙っているようだけど・・・・成功しないかしらね・・・・」
シンジ「アスカ・・・・そんな物騒なことを・・・・あそこに連れ込まれたらいったいどうなるか・・・・」
アスカ「いいのよ!! この世の全員が死んでも、アタシとシンジさえ生きていれば!!」
シンジ「アスカ・・・・」
アスカ「あ、勢いで言っちゃったわ・・・・(真っ赤)」