夏の日射しが降り注ぐ午後。
湖畔の芝生に並んで座る少年と少女。
「ホントに････もう、逢えないんだ」
少年がポツリと呟く。
「････いつか。････いつか、逢いに来るよ」
「待ってる」
万感の思いを込めて紡ぎだされる言葉。
引き止めるコトは出来なかった。
少女が生きるコトを望むなら。
この大地のどこかで暮らすコトを望むなら。
少年は、少女の言葉を信じた。
いつか
どこかで
きっと
逢える。
必ず
約束は
果たされる････
「････マナ」
ただ一言が、この朝の惨劇を招いた。
２学期が始まった次の日。
この日シンジは本格的に寝坊してしまった。
アスカはいつものようにシンジを叩き起こしにやって来る。
なぜかこの日はレイも一緒だった。
部屋の中を覗くと、シンジはまだフトンにくるまったまま。
（まぁったく平和な顔して････）
（シンちゃんの寝顔････かわいい）
それぞれの感慨は別にして、２人は同時に大きく息を吸い込んだ。
その時、
「････マナ」
１粒の涙と共に、シンジはそう呟いた。
アスカとレイの顔からザーーっと音を立てて血の気が引き、
そのまま凍り付いてしまった。
人の気配にようやくシンジは目覚めた。
何か夢を見たような気がするが、よく覚えていない。
首を傾げつつ、１つ大きく伸びをする。
「んん〜〜！ ん？ あれ、どしたの？ ２人とも」
シンジの平和な台詞にアスカとレイの呪縛はようやく解けた。
我に返った２人の視線は、液体ヘリウムより冷たかった。
シンジは思わず身を縮ませ、無意識に退路を探した。
「シ〜ン〜ジィ〜！！」
「シンちゃあ〜ん！！」
３人が碇邸を飛び出したのは、１８分３６秒後だった。
朝日に輝く街の中。
渋滞している車を横目にシンジ、アスカ、レイは疾走する。
「今日転校生が来るんだって」
ふと思い出して、アスカは横を走るレイに話し掛けた。
「へェ〜。来年はココに遷都されるんだモノね。
どんどん人が増えてるんだァ」
レイは感心したように応えた。
シンジは････というと、走るので精一杯のようだ。
「どんな子なんだろうネ？ ハンサムだといいなぁ」
年頃の女の子なら当然だろう。
転校生はハンサムな男の子でなければいけない。
もっともレイの場合は、シンジの反応が知りたくてのコトなのだが････
しかし、シンジにそんな余裕はなかった。
もっともそれはシンジにとって幸運であっただろう。
どう応えても尾を引きそうな微妙な話題だったから。
「あ〜ん、チコク、チコクぅ！
初日からチコクって、シャレになんないわネ」
１人の少女がボヤきながら走っていた。
道行く男達が皆振り返りそうな秀麗な顔を苦し気にゆがめている。
その少女が目の前の人影に気付いたときにはもう遅かった。
「わぁ〜！」
激しい衝撃を受けて、シンジは弾き飛ばされた。
地面に手をつき、もう一方の手で痛む頭をさすりながら、
ふと顔を上げると、そこには白い布地と形のいい脚が覗いていた。
「いったぁ〜いっ！！」
オデコの辺りをさすりながら少女は声を上げた。
それからすぐシンジの視線に気付き、慌ててスカートの中を隠した。
少女はバツが悪そうに微笑んだ。
「ゴメンなさい。ちょっと急いでたから････」
そう謝る少女の顔は、シンジのよく知っているモノだった。
（ま、マナ！？）
少女はハッとした表情で腕時計を覗き込むと、
「ホントにゴメンね！」
そう言い残して、ツバメのように走り去った。
シンジは少女の後ろ姿をいつまでも呆然と見送っていた。
ふと殺気を感じて振り向くと、左右から形のいい掌が、
シンジに向かって急接近しているのが目に入った。
３人が疾走を再開するまで３分１７秒が必要だった。
３人とも、どうにか朝のホームルームに間に合った。
自分の席で息を整えていると、クラス担任のミサト先生が、
見慣れぬ制服を着た少女を伴って教室に現れた。
今日も朝からご機嫌なミサトは開口一番こう言った。
「喜べ、男子！ 今日は噂の転校生を紹介する」
すると、ミサトの後ろに立っていた少女がペコリと頭を下げた。
「霧島マナです。よろしくお願いします」
（マナ！ やっぱりマナなんだ！）
シンジの脳裏に様々な想い出が駆け巡り、心は掻き乱された。
決して忘れるコトの出来ない想い出が甦ってくる。
出逢い
安らぎ
デート
夕飯
戦闘
別離
失望
再会
喜び
そして
別れ
シンジの胸に刻み込まれた大切な瞬間。
その時間を与えてくれた少女。
霧島マナ。
「それじゃあ、霧島さんの席は････と、シンジ君の右ね」
ミサトの言葉とそれに伴うクラス男子の嫉妬と羨望のまなざし。
その気配にシンジは身をひそめた。
一方、教壇に立つミサトとマナには、
殺意さえ込められた視線が３対、向けられていた。
にも係わらず、ミサトは涼し気な顔で他の伝達事項を伝えると、
楽しそうな表情でシンジとその周囲を一瞥して教室を後にした。
「よろしくね、シンジ君。それと、さっきはホントにゴメンね」
シンジの隣の席についたマナは、そう言うとニッコリ微笑んだ。
アスカ、レイ、そしてカヲルは、あからさまに憮然とした顔をしている。
当のシンジは････未だに呆然とした様子で応えていた。
「え？ ううん。こ、こっちこそ」
「ネ、何シンジ君？」
「い、碇。碇シンジ」
「碇････シンジ君？」
そう口にすると、マナは自分の考えに沈み込んだ。
その様子にアスカらは怪訝な表情を浮かべて顔を見合わせた。
シンジはただ感情を高ぶらせていた。
（また････逢えたんだ････）
（約束････守ってくれたんだ）
（マナは････憶えていないだろうけど････）
（それでも････ボクは、嬉しいよ）
（君に逢えて････嬉しいよ）
シンジはこれまで誰にも見せたコトがないやさしい表情でマナを見つめた。
「ネ。この学校、屋上行けるの？」
短縮授業も終わり、みんな帰り支度を始めた頃、マナがシンジに話しかけてきた。
授業の合間、マナはずっと新しいクラスメート、特に男子、の質問責めにあい、
隣の席のシンジとロクに口をきく暇もなかった。
マナは、質問のひとつひとつに笑顔で応じた。
その横顔をボーっと眺め、
シンジはアスカ、レイ、カヲルの神経を逆撫でし続けた。
（う〜〜っ！ シンジのバカ！ あんな転校生なんかに見とれちゃってェ！）
（シンちゃぁ〜ん！ アタシを見てよォ〜！）
（うぅ、ボクは哀しいよ、シンジ君。君のそんな姿を見るなんて････）
「エ？」
シンジはマナから話しかけられて、ようやく我に返った。
その様子を見れば、聞いていなかったのは一目瞭然だった。
マナは、やれやれといった表情で肩をすくめると、
もう一度、今度は一語一語区切るように口にした。
「碇君に、屋上まで、案内、して欲しいんですけど、ヨロシイでしょうか？」
そのオドケた口調にシンジの表情も和む。
「うん。いいよ、マナ」
さりげない一言だった。
しかし、その一言にクラス全体がどよめき、
次の瞬間には水を打った様な静寂が訪れた。
「エ？ ど、どうしたの？ みんな････」
思いもよらぬ反応にシンジは戸惑っていた。
自分が何を言ったのか、自覚がなかった。
シンジは落ち着かな気に周囲を見渡した。
トウジとケンスケは、何やら視線で会話していた。
ヒカリは、大きく目を見開き、口元を両手で押さえていた。
そして、アスカやレイの方にチラチラと視線を走らせている。
レイとアスカは、真っ青になってその場に凍り付いていた。
カヲルは････姿がなかった。
開け放たれた後ろのドアから廊下を走る足音と、
意味不明の絶叫が聞こえてくるのみだった。
「と、とにかく･･行こうよ」
クラスメートの反応にひるみながら、シンジは促した。
「うん！」
マナは相変わらず、魅惑的な笑みを絶やさなかった。
短縮授業のせいか、珍しく屋上に人影はなかった。
さわやかな９月の風が２人をやさしく包む。
ショートカットの髪をそよがせながら、マナは気持ちよさそうに街を一望する。
「････キレイね」
「街が････じゃなくて、あの山が、だよね？」
シンジの言葉にマナは目を見張った。
振り返るとイタズラっぽい表情を浮かべたシンジの顔をジッと見つめる。
一瞬考え込むと、躊躇いがちに口を開いた。
「ネ。アタシ･･どうしてもシンジ君と初対面、って感じがしないの。
それに教室で『マナ』って呼ばれた時、すごく嬉しかった。
シンジ君とアタシ････何処かで逢ってる････
ずっと昔････ううん、生まれる前から知ってる････
別れたくないのに、離れ離れになった大切な人。
そんな気がするの････」
一気にそれだけ口にすると、マナは頬を染めた。
「おかしいよね。････これって、デ・ジャ・ヴ？」
シンジは嬉しかった。
たまらなく嬉しかった。
マナの魂は、あの世界での出来事を記憶している。
シンジのコトを忘れていない。
嬉しくて、愛しくて、思わず抱き締めてしまいたかった。
しかし、その衝動は行動を伴わなかった。
シンジの脳裏に２人の少女の顔が浮かんでは消えた。
２人の面影がシンジを縛った。
怒りに瞳を燃やすアスカ････
哀し気に瞳を潤ますレイ････
ボクニハ、ダレカヲ、ステルコトナンテ、デキナイヨ！
ボクニハ、ダレカヲ、エラブコトナンテ、デキナイヨ！
ボクにとって、マナは大切な想い出の人････
でも、アスカと綾波は、今、かけがえのない存在････
ボクニ、ソンナシカク、アルノ？
ソンナ、ゴウマンナコト････
ボクニ、ソンナケンリ、アルノ？
ボクはマナが好きだ。
でも、アスカも綾波もこんなボクを好きだと言ってくれる。
ボクも２人のコトが好きなんだ！
比べるコトなんて、そんな残酷なコト、出来ないよ！
シンジはダラリと下げた右手の拳をギュッと握り締め、そして開く。
２度３度と繰り返してから、大きく息を吸い込んだ。
それからマナにやさしく微笑みかけた。
「戻ろう････」
「うん」
少年と少女は並んで校舎の中へと消えていった。
「あ･･れ？ そ、その････ま、待っててくれたの？」
「なんか文句ある？」
「いつも通り、一緒に帰ろ」
教室には既にアスカとレイしか残っていなかった。
レイの台詞に頷いたシンジは、マナを振り返った。
「あ、マナ････も、一緒に帰らない？」
アスカとレイの表情が一瞬こわばった。
「ゴメンね。今日はお母さんと約束あるんだ」
「そ、そう････」
「じゃあ、またね！」
「う･･ん」
マナは教室の入り口で立ち止まってヒラヒラと手を振ると、
軽やかに身を翻して行ってしまった。
その身のこなしに見とれていたシンジは、ハッとした。
ギシギシと音を立てて振り向くと、
出来るコトならお目にかかりたくない光景があった。
大きな音を立てて固い息を飲み込むと、
シンジはなんと言ったらいいのか、スーパーコンピュータ並に頭を働かせた。
その演算結果が出るよりも早く、
アスカの怒りが噴出するよりも早く、
うるうると瞳を潤ませたレイがシンジを非難した。
「酷い！ シンちゃん。
今日転校してきたばっかの霧島さんは『マナ』で、
幼なじみのアタシがいつまでも『綾波』だなんて････
アタシのコト、愛してないのね！」
「ち、違うよ！ す、好きだよ！」
「ホントにィ？」
「ほ、ホントだよ！」
「うれしい････」
レイはシンジの首に両腕を絡ませ、身体を擦り寄せてくる。
そっとまぶたを閉じると、シンジの顔に唇を寄せて････
「このバカタレ〜っ！！」
「いったぁ〜！ なにすんのよ！？ アスカ」
「何するもないわ！ このアタシの目の前でシンジに、
き、キス！しようだなんて････いい度胸ね！ レイ？」
涙を浮かべて痛む頭をさすっていたレイは、
ニッと妖艶な笑みを浮かべて言い放った。
「やきもち？ アスカ」
「あ、アンタばかぁ？ とにかく！ シンジ！」
「は、はい！」
シンジの背筋がピンと伸びる。
「これからレイのコト、名前で呼ぶのよ。
これでいいわね、レイ！」
「ウン！」
「それじゃ、ホラ」
「エ？」
シンジの鈍い反応にアスカは苛立たしげな声を上げた。
「呼んであげなさいよ」
「えぇ！？ い、いまぁ？」
「とぉ然でしょ！」
アスカの剣幕と、何よりレイの縋るような視線にシンジは覚悟を決めた。
「あ、あぁ、････れ、レイ････」
「････はい････」
レイは恥ずかしそうに、でも嬉しそうに応えた。
「これで満足！？ レイ」
「ウン！ ありがと、アスカ」
「････あ！」
「何？ シンジ」
「どしたの？ シンちゃん」
「あのォ････あやな････れ、レイ」
「･･はい」
「ぼ、ボクが『レイ』って呼んだら、レイも『シンちゃん』って言うの、
やめてくれるって言ったよね？」
「あぁ、そうネ。う〜〜ん、････そだ。それじゃあ、ア・ナ・タ！」
「ちょ、ちょっと！ レイ！ なんでそうなんのよ！？」
真っ赤になってアスカが叫んだ。
レイはワザとらしく耳を押さえて抗議する。
「アスカぁ。そんな大声出さなくたって、ちゃんと聞こえてるよォ」
「話逸らさないで！ 言うに事欠いて････」
「いいじゃない。アタシの勝手でしょ。ネ、アナタ」
「あや････レイ、それだけは････やめて････」
なんとも情けない表情でシンジが哀願する。
するとレイは勝ち誇ったように宣言した。
「それじゃあ、『シンちゃん』でいいよね！？」
「････はい」
シンジはガックリと肩を落として頷いた。
シンジ達は帰宅の途に着いた。
『レイ』と呼んでもらって、足取りも軽やかにご機嫌なレイ。
なんだかおもしろくないコトが続いて、不機嫌そうなアスカ。
どっと疲れが押し寄せ、重そうに脚を引きずるシンジ。
「あ、カヲル」
最初にその姿を見つけたのは、レイだった。
「やあ、３人とも今お帰りかい？」
「うん。それより、カヲル君はどうしたの？」
「ボク？ さぁ、よく分からないんだ。
授業が終わったところまでは、憶えてるんだけど････
気が付いたら、丘の上の公園に立ってたんだ。
何があったんだい？ シンジ君」
カヲルの言葉にアスカとレイは呆れてしまった。
（こ、コイツ････何か叫んで走ってったと思ったら････）
（思いっきり現実逃避してんだ）
と、アスカ。
（そのくせ、靴だけはちゃんと履き替えてる････）
（相変わらず、不思議な性格してんのよねェ。我がイトコながら････）
と、レイ。
「さ、さぁ････ボクには分かんないよ、カヲル君」
「そう････。とにかく、カバンを取りに学校に戻るよ」
「じゃ、じゃあ、ボクも付きあ、うぐぐ！」
「じゃあ、またネ」
「明日逢いましょ」
アスカとレイに口をふさがれたシンジは、
そのまま２人に引きずって行かれた。
カヲルは不思議な笑みを浮かべると、きびすを返して学校へと向かった。
「ひ、ひどいよ！ ２人とも」
「いいの！ あんな変態ほっときなさい！」
「変態って、････カヲル君のコト？」
「他に誰がいるってのよ」
「そんな言い方って」
「シンちゃん、カヲルを甘やかしちゃダメ！
アイツすぐ図に乗るんだから」
「で、でも････」
「いいから、早く帰ろ！ あぁ、お腹すいたぁ」
「あ、おじ様！」
アスカの言葉に思わす緊張が走るシンジ。
ゆっくりと視線を向けると、悠然と歩いてくるゲンドウの姿があった。
あの世界の父とは違う････そう頭では解っているつもりなのに。
つい身構えてしまう。
心まで鋼鉄に武装されてしまう。
「今、帰りか？ ３人とも」
「「はい！」」
「そうか････昼食はユイが朝の内に用意していた」
「はぁ〜い」
応えながらも、レイの視線はゲンドウが提げたスーパーの袋に向かってしまう。
「それ････夕飯の材料ですよね！？」
「うむ。今日もユイは遅くなるからな」
「メニューは何ですかぁ」
「うむ。なかなか良い海老があった。････天麩羅だ」
「わぁ！ おじ様の天プラ大好き。すっごくおいしいんだモノ」
「そうか････。アスカ君も来なさい」
「エ、いいんですか？ おじ様」
「問題ない」
「わぁ、ありがとうございます」
母ユイに代わって家事に精を出すゲンドウ。
シンジは、まだまだしばらくこの状況に慣れそうもなかった。
振り仰げば、鮮やかな秋晴れの空が視界に広がっていた。
to be continued
初めましての某人物のコメント
マナ 「みなさんこんにちは。霧島マナです。今回は管理人さんが夢の世界に言ってしまったそうなので、変わって私がコメントをつとめさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします」
アスカ「・・・・カヲルなら、さっきその辺でずたぼろになって転がっていたけど・・・・アンタ、心当たり、ない？」
マナ 「ずたぼろですか？ いいえ、別になにもありませんけれども」
アスカ「・・・・そう。ならいいけど（どうせカヲルだし）」
マナ 「そういえば、ここの逃げた管理人さんは、『鋼鉄のガールフレンド』をなさったことがないそうですね」
アスカ「１２月３０日付けで某所から借りているみたいだけどね」
マナ 「お忙しいんですね。やる暇もないくらい」
アスカ「というか、プレイできる環境が限られていて、今現在できる環境が手近にないせいかもしれないわね」
マナ 「まあそれはいいとしまして。今後、このお話の中でいろいろお世話になると思いますけど、よろしくお願いしますね」
アスカ「あ、こ、こちらこそ・・・・・なんかペース狂うわ・・・（汗）」
マナ 「ところで、今日はシンジ君のお父様が天ぷらをなさるそうで・・・・」
アスカ「ど、どこでその極秘情報を・・・」
マナ 「もし差し支えなければ、私も是非行きたいのですけど・・・・」
アスカ「そ、それは・・・・」
ゲンドウ「かまわん。来たまえ」
マナ 「ありがとうございます、おじさま！」
ゲンドウ「うむ」
アスカ「おじさま、なんでまた・・・・」
ゲンドウ「こんな面白いこと・・・あいや、せっかく来たいといっているものを拒むのもあれだからな」
アスカ「・・・・怪しい・・・・」
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