前日に続いてこの日も1日遺跡巡りコースです。前日が郊外巡りだったのでこの日はアンコールワットとか市内近く中心で。本日の参加者は一人旅三人と夫婦二名の五人です。
まずはアンコール・トムへ行きます。朝の交通渋滞にはまりながら向かった先ですが、寺院の建物やら出入り口の門やらあちこちに仏様の顔が彫り込まれている姿は圧倒されます。天気も良く気温もぐんぐん上昇していくので汗だくになりながらバイヨン寺院の上に登りました。雲一つない青空を背景に寺院の写真を撮りまくってましたよ。NEX-7大活躍です。続いてタプローム寺院に行き、ベン・メリアと同じように木々が建物を浸食している様子を見て回ります。観光としてはこういう自然と遺跡の融合は残しておきたいところでしょうけど、放っておくと今の建物も崩壊してしまうわけで各所に補修工事をしている様子が見えます。とはいえ完全に治してしまうと今度はその木々の姿を失ってしまうわけですし、また予算の都合で治すところと後回しのところもありという感じですね。各国からの支援を元に予算を都合しているようで、日本からの支援で復興したという看板もバイヨンでは見ました。
午前中はここで終了し昼食へ。昼食後、ツアー的には小休止でいったんホテルに戻るところなのですが、今回参加した五名は四カ所のホテルに分散していて、解散→集まるだけで軽く一時間半はかかってしまうため、オールドマーケットで買い物しながら時間つぶしと言うことに。お土産をここでとりあえずいくつか購入。
オールドマーケットは既に観光地化しているので価格も現地とはかけ離れた価格です。言い値で買ってたらとてもじゃないがもったいない。なので価格交渉に入るわけですが、以前中国出張したときに教わった交渉方法がここでも役立ちました。こちらからは決して値段を言ってはいけません。圧倒的に買い手市場なので、断ってるとどんどん値段が下がっていきます。限界かなと思った時点で決めればいいのです。あとでガイドさんに値段を聞いてみると、買ったものはだいたいそんなものでしょう、と。一緒に参加していた夫婦の方がマレーシア在住でしたので、価格的にもそんなものですよね、と言って下さいました。よかったー。
休息後むかったのがアンコール・ワット。いやぁ、壮観でした。建物もそうですが各所に施されている彫刻のすばらしいこと。全部見て回ってたら2,3日はかかるでしょう。駆け足駆け足で通り過ぎてしまいましたがもったいない気分満載です。
アンコール・ワットの第3回廊は一時期閉鎖されていましたがこの頃は再度解放されていて、ちゃんと登ってきました。一部日本の旅行会社のパックツアーでは「第3回廊には登りません」となっていたのですが、現場に行ってみて納得。階段が急勾配過ぎて、そういったツアーをご利用いただくお歳の方にはちょっと辛いのではないかというところ。とはいえ再公開にさいして専用の階段を取り付けて急勾配も抑え気味になってるのですけどね。取り付けた階段の下に見えるオリジナルの石段、さらに急な上経年劣化でつるつるになっていて、あれじゃ滑って落ちるけが人もでるわな…と。
その後、沈む夕日を見ると言うことで隣のブノン・バケンに。夕暮れ一時間くらい前から場所取りをしていましたが、西の空はあいにくの曇り模様。これはだめかなーと思っていたら、ちょうどスコールとスコールの合間にピンポイントで夕日が沈んでいく絶妙な位置に。しかも周りの雲のおかげであたかも後光が差すかのように日が落ちた後も赤い光が。いやーいいもの見せてもらいました。
最後にツアー併設のクメール舞踊を見る夕食に。一人旅三人組で飲み食いしながらだべっていました。タイ出張の合間に来られてたり長期休暇でカンボジア滞在してたり皆さん思い思いに楽しんでいたようです。
夕食後、その日一緒に回っていたガイドさんたちと夜の飲み街に。こっちの気候が気候なのでビールが美味しいんですよね~(笑)ツアーで初顔合わせのメンツでしたが楽しく過ごすことができました。