朝一で1日コースのツアーに出発です。日本語ガイド付きのコースで、参加者は私とあと大学生2人の三人組。元々申し込んだときは一人で組まれていたのですが、あとから参加者追加されたみたいですね。おかげでコースが二人以上になったので半額になりました(笑)。
まずシェリムアップから郊外に出てバンテアイ・スレイに向かいますが、郊外に出て早々携帯電話の電波がつながらなくなりました。シェリムアップ市内はともかく、数キロ離れてしまうとそもそも電気すら通ってない生活圏になってしまうそうです。発電機がなければ文字通り日の出と共に起き日の入りと共に一日の生活が終わるという。まだまだ日本から考えると点と線の生活インフラと言うことですね。
バンテアイ・スレイは赤作りの遺跡が特徴的で、午前中の方が赤が綺麗に映えるらしいです。確かにこの色はなかなか。しかし現地に着くと中国人観光客が多くて若干閉口気味でした。とにかくうるさいのです。大人数で中国語で騒がれると正直雰囲気を大きくそがれます。もうちょっと静かめにお願いしたいところです…。
続いて移動したのがクバール・スピアン。山をほんの五十分ばかし登った渓流の源泉にある遺跡です。緩やかな登りハイキングとは言え久しぶりの山登り。だいぶ疲れました(苦笑)。一緒の大学生組とほぼ倍差ありますからねえ(涙目)。汗だくになりながら登っていった先の遺跡は、それだけの価値は十分ありました。滝の流れの横を通ったりでマイナスイオンも大量に浴びましたし(笑) 季節も乾期に入りたてだけあって十分な川の水が流れていて、川底に掘られた彫刻を見るのにもいいタイミングだったのではないかと。 …乾期のど真ん中だと気温は高いし水はなくなるし、雨期だとそもそもたどり着けない可能性があるみたいですし。
そして三つめがベン・メリア遺跡。放棄された石造りの遺跡に様々な木々が自生していき、あたかも天空の城ラピュタを訪れたかのように思えるあれです。確かに石造りの建物に絡みついた木々の根や、崩れた建物を見るとすごいなぁと思えます。日程を調整してここに行くようにして良かったと思えるだけの見応えでした。まだ世界遺産認定されてないみたいで、観光コースもかなりラフでしたしね。
1日どっぷり歩き回ったので、帰りに全身マッサージを受けてきました。一時間バキバキやられる感じで、ハイキングの疲れも取れた…かな?(笑)