ずいぶん前からいつか始めよう始めようと思って放置していたファイルサーバー構築計画についに手をつけることにする。
元々うちにはファイルサーバー的なものとして二四時間動いているマシンが1台はある。2007年に構築したAMD CPU搭載でREGZAの録画先となっているサーバーだが、これは750GBとか1TBとかのHDDを単発で入れているだけなので、DISKが死んだらその時点で終わりになる。だからサーバーとしての信頼性はまああまりない。以前から音楽CDをエンコードしたMP3だとか今までのデジカメの写真だとかを納めるサーバーは作っておきたいなと思っていたのだけど、なにぶんデスクトップマシンのDISKで事足りていたのでそれほど気にもとめなかった。
ところが昨今写真にしてもデータサイズが増えてしまったり、あるいはScanSnapを買って書籍を電子化したこと(そして原本は廃棄していること)から、データが飛んだら本当におしまいという状況になり始めてきた。だったらいい加減作れよなと言うわけなのだけど、これはこれで問題が。どれくらいのサイズをどういうケースに入れるかとかいう物理的な話である。
元々でかいサーバーをゴツンと立てる気はないので省スペースなものを作りたかったのだけど、省スペースだと今度はDISKが入らない。DISKがはいらなければ大容量のファイル保存場所を作ることも出来ないので困ってしまうわけだ。いいケースでないかな-省電力のマザーボードでないかなーとうだうだしていたわけである。その一方、今年の夏あたりからHPがそれなりの大きさのホームサーバー的な製品を投入してきていて、それもいいかな、と思っていたのだが、ここに来て自分で作ることに。ようやく満足しそうなケースとかが出てきたからだ。
GA-D525TUDはAtom D525搭載のマザーボード。小さいFANはついてるが基本的に省電力で、かつDDR3メモリに対応している。SATAポートが4つついているので結構便利そう。そして値段が1万円を切る価格。最初に発売された夏頃はこれでようやく希望にあうマザーボードが出てきたと思っていたのだけどまだケースがなくて見送っていたら、ケースが出たこの直近ではどこに行っても売ってないとかいう悲惨な状況になっていた。ぎりぎり1個入手してほっと一息。
Array R2が今回構築を決めたきっかけ。3.5インチDISKが最大6本入ってかつ静音なのでリビングにおいても問題なさそうというある意味用途にあったケース。光学ドライブを入れる5インチベイなんて導入時以外使わないのだからいらないしケースも大きくないし。値段もまあ2万円弱なら許容許容。購入して構築時に色々気づいたことはあるけどそれは後述。
DDR3 PC3-10600メモリ。マザーボードがDDR3対応なのだけどDDR3-800なのでPC3-6400規格。だからぶっちゃけどのDDR3メモリでもオーバースペックになるから安いのでOK。DDR3のAtomマザーなんでそんなにないですからねぇ。DDR2よりもDDR3の方がいまは安価だからその点でもGA-D525TUDはコストパフォーマンスがよい。
X-25V 40GB SSD。起動ドライブは最初からSSDにするつもりでいた。OS鹿入れないからそんなに容量は必要ないし頻繁に読み書きするわけではないからそこまで早くなくても言い。決算価格で安かったので迷わず決定。
ま、そんなわけで骨格部分は決定し購入して構築、OSを入れてみる。おおう快適で静かだ。ほとんど音がしない。HDDをがっつり突っ込んだらまた別物だろうけど、今のところは買い物としては満足している。
あとはその肝であるHDDを、どこのメーカーのものをどれくらい入れるか、なんだよなぁ……。