それはヨドバシアキバのノートPCコーナー。ASUSの低価格ノートPCであるEee PCが置いてあった。簡単にさわってみた。EeePCの売りになっていたのは低価格とSSD起動の高速化だったはず。ただし値段はWindows XPの搭載によって5万円まであがってしまい若干お得感は薄れている。この手のPCに自分が望むことは、Windowsが動いていて標準的なFEP(要するにATOK)が動いてくれれば幸せ、というものだったのでEeePCがあうかなと思っていたのだけど、今の状態ではあまりお得感を感じない。そこでふと思い出したのは年末林さんと雑談していた会話。要約してしまえば「ユーThinkPadX40SSD化しちゃいなYo!」<語弊有り である。
そう、我が家には今ThinkPad X40が半分寝ている。X61を購入してから軽量持ち歩きPCの座を譲って予備機のようになっている機械である。X40はいい機械であった。なにしろ軽い。これは大きな武器。ハイスペックなPCはさすがにスペックが高い分重い。重いモノを持っていきたくないときにはX40で出かける。そんなわけでアメリカ出張にもインド出張にもX40を担いで出て行くくらいだった。
その一方、X40ユーザーのほとんどが訴えるのがDISKアクセスの遅さである。1.8インチHDDの速度の遅さはもうあきらめの域にも達していたわけである。CPUはまだまだ現役として使えるが、DISKの遅さが何とも我慢できない。そんなスペックだった。そう、このPCをSSD化してしまえばEeePCに匹敵できるのではないか!
世の中のSSDは基本的に2.5インチが最小なので1.8インチHDDはない。なので別の方法でSSD化を考えないといけない。そこで注視したのはコンパクトフラッシュと、コンパクトフラッシュを2.5インチIDE化するアダプター。価格容量比から8GBのサイズがまあ限界点。16GBあればとても幸せだけど、そこまでは望まないでおこうというところ。EeePCは4GBだし。
さて、重要なのはコンパクトフラッシュの速度。これが遅いと何の意味もない。と言っても速いと値段が高い。どれくらいがいい具合なのかを考えてみた。266倍速くらいだろうなぁ、という見込みをしておく。そして買ってきました。CF=>IDEアダプタ1500円弱、266倍速CF19800円。ちなみに家には昨年買った133倍速の8GBもあったりなんかする。両方使ってみて、133倍速で十分ならデジカメに266倍速を廻してみようというもくろみである。
まず133倍速CFでOS入れてみた。導入後の起動は、1.8インチHDDとは比較にならない速さになっている。おおいいかな、と思ったのだけど、時々引っかかるような遅さを感じる。なんだかやったときに数秒間DISKアクセスランプがついたままになってしまうのだ。おそらくランダム書き込みをしようとして待ちに入っているのかもしれない。これではちょっと使い物にならないなぁ、というのが正直な気持ち。
インストール時間も133倍速よりも速く、DISKアクセスの待ち時間もそれほどない。体感的には1.8インチHDDに比べても劇的な改善となっている。とりあえず基本インストールを行ってパッチ適用してドライバ適用した時点で、仮想メモリを使用しない状態でだいたい3.5GBくらいの容量になっているので、アプリケーション導入の余地はまだまだある。DISKアクセス音のないのもよい。難点は事前に調べたときに分かっていたが、サスペンドにむしろ時間がかかること。基本的には起動・終了を運用としてサスペンドは控えるのが吉のようだ。
266倍速でないと意味ないです>綾金方面
人柱感謝。<br>Eee PCはシグマリオン3の後継として候補だったのだが、どーするかな。
ThinkPadをえせSSDにして、ついでにEeePC購入。これで幸せになれますよ〜