出国前日終電間近まで仕事をしていたうえ、帰宅してから最後の荷物まとめなんかをしていたせいもあって、実質4時間寝れていない状態。朝の成田エクスプレスは混んでいるのが分かっているからあらかじめチケットは取ってあるので、それに間に合わなければ行けないということで頑張りました。ええ頑張りましたとも。眠い体に鞭打って、朝の軽いパンを食べて一路東京駅へ!
成田エクスプレスの中で少しだけ眠って、成田空港でさっくりとチェックイン手続き終了。今回は北京で乗り換えが発生するため、北京までの荷物預かりで、北京で一度受け取って再チェックインすることになります。
そんでもって両替両替。中国の通貨は元ですが、日本国内で両替すると最大単位の100元でしか出てきません。レートが妥当かどうかは分かりませんけど、今回も安全最優先で行くことにしてここで2万円弱交換。1100元をゲットしました。
出国手続き終了後、ゲート内の免税店をてきとーに冷やかしてみます。いいですねーこの外国人に、「電化製品=AKIHABARA!」という直感に訴えかける店名(笑) インド行きの時にあたふたとデジカメ抱えていたのが嘘のような余裕っぷりです。 飛行機会社のラウンジを使用できるチケットだったのでラウンジでちまちまとジュースを飲みながら搭乗時間までを過ごします。割引チケットだと使えないのねーここ。
搭乗時間になって飛行機に乗り込むともう後戻りできません。いえ、元々できないんですけどね。
そんなわけでいよいよ初の中国大陸上陸へと向けて、飛行機は成田を旅立ったわけです。ちなみに、まあ知っている人は知っているとおり小心者ゆえ、表面では平静を装っていても緊張しています。緊張しているせいか、出てきた機内食は3/2ほどしか食べていません。うわ弱、弱ッ!
・・・・もっとも、あんましおいしくなかったってのもあるんですけどね。
北京に着くまでのあいだ、だらだらと本を読んだり音楽を聴いていたりしました。なんというか、暇つぶし用に持ってきたNintendo DSには手も触れず、というのがあれなんですけど。飛行時間はだいたい3時間半〜4時間というところ。いつもオーバー6時間とかの飛行機で出張に行っている身としては、あれもうついたの? という感じで到着です。
空港そのものは近代的なそれで、設備としてはなんら日本やアメリカと変わりません。建造された日がこちらのほうが新しい分、むしろこっちの方がいい設備を持っているかもしれません。入国手続きをするために並んでいる人数の数も半端でなく多いです。「あの空港、今いっぱいいっぱい」というのが先日同じ空港を通った会社の人の弁ですが、たしかにそんな感じがします。入国手続きに際しては3つの書類を用意します。飛行機を降りてから一番最初に渡すのが健康管理表。要は「僕は元気です変な病気にはかかっていません」というのを書いてあればOK。次に入国審査で入国カードを提出。基本的にはパスポートと本人の照合、入国目的などの確認、何ですが入国審査官はほとんど無言。中身見て、顔見て、はんこ押して、終わりです。アメリカののように質問をすると言うことがありません。そういうものなんでしょうね。ここでは。
そしてターンテーブルで荷物を受け取って税関に持ち込み品に問題はないですよーと言うことを記して入国、です。混んでいた以外は基本的に何の問題もなくさっくりと入国しました。続いて、再度出発階にもどって、今度は国内便である中国東方航空へのチェックインを使用としますが、チケットを見ておねーちゃんいわく、「この便、チェックイン16:00」といいます。まだ1時間以上時間があるわけです。うーん。チェックインして、搭乗口で時間をつぶそうと思ったのだけど思わぬ誤算でした。
しょうがないので、近くをふらふらして見つけたお茶の店に入ってみることにしました。値段を見て、意外に高いことに気づく。1元=18円くらいですが、安くて120元とかします。後でみると、お茶を飲んで、ついでに缶の茶葉をつけてその値段のようです。ここでは茉莉銀針・・・ジャスミンを頼んでみました。飲んでみるとなかなかおいしい。そして、お湯はおかわりし放題。なので、1時間ほど、メモを確認したり中国語会話の本を今更読みながら(笑)、チェックイン開始までの時間を過ごしていました。
しかし、やることがないと眠くなるのはどこにいても同じようで、眠くなってくるんですね。ここでも、チェックインしたあとの搭乗口でも。どっちでも瞬間意識が飛んでいることが何度もありました。
さて、国内路線に乗り換えて一路向かう先は山東省。あのつきだした山東半島があるあそこです。北京からは飛行機で1時間程度。日本人にとっては青島とかのほうが名前としては有名でしょうけど、今回の目的地は省都の済南というところに行きます。ほんとこんなんでもなければ行かないでしょうね…(笑)
さて、北京空港を離陸して南のほうへ下るわけですが、飛んでいく下の様子を見ると、黄河下流域の平原だけあってほんと平地なんですね。ところどころに山っぽいのはあっても、それ以外はどこまでもどこまでも。それが一面区画の切られた畑になっていて、所々に町や村があって、、、と、およそ日本であまりみることのない光景だったりします。アメリカはアメリカでまた違う光景だったりするので、お国柄というかなんというか。
1時間ほどで済南空港に到着。いよいよここから先はホテルまで何とかして行かないといけません。中国ではタクシーがふっかけることはよくあるようで、きちんとしたタクシー乗り場からタクシーに乗らないとだめだよ、ということは何度も聞いていました。しかしそもそもどこがタクシー乗り場か分からないんですけど……。なにせタクシーと書かれた看板がない。これじゃどうしようもないと思ったので、しょうがないからそれっぽいタクシーの一団の近くに立っているそれっぽいにーちゃんに、紙切れを見せる。ホテルの住所と電話番号の書かれた紙。なにせ言葉が話せないから、紙を見せるしかないわけですね。場所は分かってくれたみたいで、運ちゃんさっそく走り出します。走り出した後、「○△×d$%’・。●□X◇。?」 ・・・・ええと、まるでわかりません。分かりません、といっても、相手がわかりません。「English OK?」と聞くと「No」と言われてしまいます。うむむむむ。しばらくしてもう一度話しかけてきました。やはり分かりません。わからないなりに聞いてみると「xxxxx? はんぐる?」と言ってるように見えます。ハングルって韓国か? と思い「No はんぐる」といってみました。再度「xxxxx」を聞いてみると「じーばん?」と言ってるように見えます。日本のことを指しているようです。あーあーということでうんうんとうなずいてみました。相手は分かったようでした。そして会話はそこで終了(笑)
45分ほど走ってホテルに着きましたが、その間に、久しぶりに太陽が地平線に沈んでいく姿を見ました。稜線でなく地平線に。うーんダイナミック(笑) まあ、タクシーの料金はやはり多めに取られていましたが、細かいことは気にしないでおこう。数百円だし。
とりあえず到着した旨を、こっちにいる一緒に動く人に伝えた後は、もう速攻シャワーを浴びて寝てしまいました。夜飯なんて食べる気力もないわけです。うはは。この日ほとんどもの食ってねぇ自分(笑)