●●●●●●●●●●●●●●●●● If You Believed In Me ●●●●●●●●●●●●● |
GERRY MULLIGAN ジャズ・ファンからすれば、鼻にも引っかけないアルバムでしょうね、たぶん。でも、個人的には名盤の一つと数えたいです。 |
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●June 26, 2000● ●●●●●●●You
Can Beat 'Em●●●●●●●●● |
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クリス・レインボー3連発。世界初CD化の快挙は、はたして報われたのでしょうか?
Best Of Chris Rainbow 再び、ソフトロック・ファンの間で注目されたクリス君のベスト。94年にセンチュリー・レコードからリリースされた時は、あまり話題にならなかったようで。このCDのために、クリスは日本のファンのためにとメッセージを送ってくれました。そればかりか、リマスターまでしてくれています。 |
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●July 10, 2000 ● 水もしたたるイイ男
その頃、洋楽の担当はほとんど一人で切り盛りしていたらしく、ジャズには精通していてもポップスに対しては程々の知識だったため、同時に出していたオールディーズ物は食傷気味の内容が多く、ビギナー以外は見向きもされないようなCD(しかし、手堅く売れるらしいです)がほとんどでした。 そうした中、(今発売中のレコード・コレクターズのリイシュー・ガイドに名前を見ることができる)皆川氏が入社し、次々と埋もれたポップス、ソウルのCD化を行ないました。彼はコーネリアス、ピチカート・ファイヴらと親交があり、その知識もただ者ではありません。彼は、小さい会社がゆえに若造の自分でも思い通りの企画を出せる反面、会社の力の限界を嘆いており、やがて去ってしまいます。それでも、わずか数年の間に、ゾンビーズ、ニルヴァーナ、モンキーズ、ファースト・クラス、フラワーポット・メン、クロディーヌ・ロンジェなど、今でいうソフト・ロックの定番アーティストの復刻を果たしたことに改めて驚かされます。クリス・レインボーもそうした発掘の一つだったわけです。リリースは1993年でした。しかも、ファースト、セカンド、ラストの一挙3枚を復刻という無謀とも快挙ともいえるものです。VANDA誌がソフト・ロックを本格的に取り上げたのが1995年に発行した18号ですが、まだ彼の名前は取り上げられていません。今思えば、皆川氏が行なったことは少し早かったのかもしれません。 皆川氏がセンチュリーを辞めることが決まり、洋楽ディレクター業務を引き継いだのが、(前回ちらっと触れた)本屋さんで「レコードコレクター紳士録」を立ち読みし、僕の名前を発見してメールをくださった橋本嬢です。センチュリーの台所はますます苦しくなり、新し
その中の一つが「ベスト・オブ・クリス・レインボー」で、皆川氏のアドバイスもあってデザインの依頼がぼくのところに回ってきたのでした。といっても、ぼくのデザインが素晴らしいという理由ではないのはいうまでもないでしょう。そのデザインですが、お気づきのようにビーチ・ボーイズの「All Summer Long」の焼き直しでございます。クリスご本人のご要望としては「水」っていう漢字が大好きだからそれをジャケットに入れて欲しい、とのたまっておりました。しかし、彼の知名度からして、そういう冒険はしたくないという理由で却下、なのであります。デザインという点からしてみれば、面白いのですけどね。当時としてみれば、店頭に並んだ時、「漢字好きのけったいな西洋人」になってしまい、彼のビーチ・ボーイズ・フォロワーとしての音楽性が伝わりにくいのではないか、という危惧がありました。悪い言い方ですが、ビーチ・ボーイズ好きの音楽ファンが騙されたと思って買ってくれないかなぁ、であります。 ジャケットは、そういうことで手を抜いておりますが、レーベル・デザインのほうではそれなりに努力してます。 それはともかく、クリスご本人はベスト盤が出ることに大層お喜びの様子で、「どうせリリースするなら、リマスタリングした音で出したい!」と仰せられたのでございます。で、スケジュールぎりぎりに届いたDATには、オリジナルと左右が違っている曲があるのでは、という疑惑が出てきたそうです。「本人に改めて確認をとるべきだが、やり直す時間がすでにない」ため、「これもリマスタリングのうちである」と解釈してそのままプレス工場へ渡されました。つまり、コレクターズ・アイテムになりうるCDということらしいですね。クレームが一つもなかったことから、勘違いだったかもしれないと、彼女は言ってますが、「Allnight」は確かに逆みたいですね。もっとも、オリジナル・アナログ盤は聴いたことがありませんので、どちらが正しいのかはわかりません。個人的にはどっちだって関係ない気がしますけど。 うっかり聞き忘れたのですが、果たして売れたのでしょうか?今なら話題になったでしょうが…… ところで、これはぼくが知らなかったことですが、当時センチュリーには藤圭子がいて、自分と子供がやっているユニット「U3」というバンドのCDをセンチュリーから発売していたのですね。何でも、「U2をもじってU3」で、藤圭子の名前は絶対出さず、小学生の娘が鉛筆でスタジオの風景を書いたものをジャケットする、と宇多田氏は強く言ってたそうです。宇多田ヒカルの大ブレイクのおかげで、「U3」も売れてセンチュリーもニコニコだそうで、めでたしめでたし、かな? |
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● | THE WALL OF HOUND | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
このサイト名の由来は、もちろんフィル・スペクターが創造したWALL OF SOUNDの語呂合わせです。 HOUNDには、マニアという意味もあるようですが、特に深い意図はありません。また、ぼくは吠えたりもしません。このサイトでは、そのフィル・スペクターの再認識と知名度の向上を第2の目的としたものです。(文責: 大嶽好徳) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
● | yoxnox art gallery | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
● | で、第1の目的はといいますと、ぼくの本業であるイラストを紹介することです。 プロフィール代わりに、どうぞご覧になってください。 |
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