If You Believed In Me

音壁新聞はこちら(しばらく更新しておりません(^^;

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アートギャラリーでは、本業である作品を紹介しています。











「ロッテ歌のアルバム/ガーナミルクチョコレート」定価350円(368円)
♪チョコレートは明治♪というコマーシャルソングがありますが、おいしさで選べばガーナに尽きると、わたくしは思います。


























まったく諦めていた「雨のバラード」が出てきてコンプリート。「雨のバラード」はオリジナルのスウィング・ウェストのほうが、わたくしは好きです。









<カバヤ>メモリータイム
懐かしのアメリカンポップス編
オマケ?は、あま〜いガム一枚。
子供じゃないんだからさぁ、こんなの買うのは。


12センチ・CDシングルという贅沢な作りはグッドですが、ジャケットというか、スリーブに一工夫欲しいところ。

January 31, 2005

2月1日は、旗日にしよう!

 ブームを巻き起こして久しい食玩ですが、コンビニで手に取って見るものの、今までレジに持っていくことはありませんでした。たしかに、「欲しいかもしれない」という気持ちがふつふつと湧き起こることは否定しませんが、ご存知のようにキャンディが1ヶとか、ガムが1枚とか、どちらかと申せばお菓子がオマケのようなものでございまして、わたくしの貧乏性脳内コストパフォーマンス・ホルモンが欲望に水を差してしまうのでありました。
 ところが昨年の12月の中旬ですが、近所のドラッグストア、ダイコクドラッグの100円均一コーナーに「ロッテ歌のアルバム/ガーナミルクチョコレート」という懐かしの名曲CD1枚入りの食玩がどかどかっと置いてあるではありませんか。ま、大好物のガーナチョコですし、試しにと2ヶほど購入してみました。本命は「ふたりの銀座」、穴狙い「京都の恋」でしたが、「雨の中の二人」と「小指の想い出」が出てきたのですわ。「雨の中の二人」は中穴狙いだったので、まぁいいか、でした。消費税込みの200円だし。
 しかも、この「ロッテ歌のアルバムガーナミルク」はといいますと、発売当時のパッケージデザインを復刻し、内容量も35グラムと、小売価格に換算すれば50円相当のチョコレートに8センチCD(ナレーション+1曲)が1枚付いており、これで他の食玩の相場である定価350円は、良心的であるといえましょう。とは申しましても、オマケCDが300円となる勘定ですから、わたくし的には高杉晋作であることに変わりないのですが(≧∇≦)ノ彡。

 ということで、オマケのCDだけではなく、この「ガーナミルク」の箱形復刻パッケージも、ちょいと得した気分になったのでございます。そうだよ、昔はこんな箱だったんだよねぇ、と感慨にふけるわたくしであります。そして、そのパッケージの裏にこんな一文がかかれておりました。

2月1日が何の日か知ってますか?答えは「ガーナチョコレートの日」です。
本場スイス以上の味わいを目標に、ヨーロッパチョコレート界の権威マックス・ブラック氏を招き、1964年のこの日に誕生したのでした。

 おお、チョコ好きのわたくしが「ゴディヴァのチョコよりガ−ナチョコ」と日頃からいい続けておりますが、ヨーロッパチョコレート界の権威が手を貸していたとは今日まで存知あげませんでした。なるほど、おいしいはずであります。わたくしの舌が「単に庶民的であるだけ」ではないことの証でありましょう。これからは、より声高に叫び続ける決意が沸き起こる思いです。

 それはさておき、この食玩「ロッテ歌のアルバムガーナミルク」ですが、実はこの時に初めて知ったもので、さっそくネットで調べましたところ、首都圏では2004年4月発売の「ガーナミルクチョコレート発売40周年を記念した数量限定商品」ということでした。
http://www.lotte.co.jp/news/news98.html
http://www.lotte.co.jp/news/news116.html

 これが消費税込み100円という特価で売られているわけですから、オマケCDは実質50円となり、コストパフォーマンスを鑑みても、沸き起こる「二人の銀座」&「京都の恋」獲得の衝動を抑えることができなくなったわたくしを、いったい誰が責めることができましょうか。
 さすがに「大人買い」は少々恥ずかスぃので、三度四度と日にちを分けて、「ついでに買ったのよ」を装いつつ、3ヶ、4ヶと買い出しに参りました。「二人の銀座」&「京都の恋」獲得までに、恥ずかしながら、計16個を購入する羽目になったのでございます。

  • 「バスストップ」/平浩二
  • 「京都の恋」/渚ゆう子
  • 「二人の銀座」/和泉雅子・山内賢(2枚)
  • 「世界は二人のために」/佐良直美
  • 「雨の中の二人」/橋幸夫(3枚)
  • 「ラストダンスは私に」/越路吹雪(2枚)
  • 「小指の思い出」/伊東ゆかり(2枚)
  • 「恋の季節」/ピンキーとキラーズ
  • 「白いブランコ」/ビリー・バンバン
  • 「ウェディング・ドレス」/九重佑美子(シークレット版)(2枚

 ダブりは6枚。チョコは無駄ではありませんから300円の無駄撃ちと考えれば上々の戦果といえるでしょう。残るは、

  • 「雨のバラード」/湯原昌幸

 ここまでくると「コンプリート」の欲も出てきますが、確率からしてダブりを増やすだけなので、良しとしておきましょう。とかナントカ自分自身にいい聞かせているうちに完売してしまい、ほんとうに諦めざるを得ませんでした。

 年も明けて「コンプリート」の欲もすっかり冷めておりました頃でありますが、テーブル・ワインなどの買い出しに出かけた「ドン・キホーテ」にて、再び「ロッテ歌のアルバムガーナミルク」に遭遇。98円(税抜き)。ん〜んと迷った揚げ句、1ヶだけ購入。自宅に戻り、恐る恐る開封するとナント「雨のバラード」(*_*)。みごとコンプリート!春から縁起がいいのか、はたまた今年の運を早くも使ってしまったか、なんか複雑な心境でございます(≧∇≦)ノ彡。

 さて、個人的な「ロッテ歌のアルバム」ブームが沈静化したころ、バードマニア 氏による2004年11月13日の 掲示板へのカキコミが、ふと気になりだしたのでございます。やはりCD付きの食玩の話題ですが、「カバヤ/メモリータイム/懐かしのアメリカンポップス編」のライチャス・ブラザース「アンチェインド・メロディー/ソウル&インスピレーション」の「ソウル&インスピレーション」の曲の長さが5分17秒もあるというものでした。すでに店頭に商品はなく、ヤフー・オークションでの購入しか道はない、と決心したまでは良いのでありますが、有料のプレミアム会員にならないと入札できないのね、でありました。面倒くさい、と諦めかけておりましたが、「食玩ショップ September」なる通販を発見。1ボックス(10個入り)1,200円。送料などを加えると2,000円ほどになり、コストパフォーマンスという言葉が灰色の脳細胞に警笛を鳴らしたのにも関わらず、勢いで購入してしまいました(^_^ゞ。

 さて、問題の「ソウル&インスピレーション」ですが、確かにロング・バージョンでございます。ただし、別ヴァージョンというわけではなく、どうやらテープ編集(あるいはデジタル編集)によって、ブリッジから語りの部分を二度くりかえして水増ししただけのものとわかりました。珍品といえば珍品でございますが、いったい、いつ、どういう目的で作られたかは見当もつきません。それにつけても同じ「語り」を二度聞かされるのも妙な気分でありますなぁ。落語の酢豆腐じゃござんせんが、一度に限る。ハイ、お後がよろしいようで。


June 5, 2005

(@_@)!!!!!!




Our Song
Nutcracker
(Ariola America 7626)

「ラヴァーズ・コンチェルト」のアレンジを担当したチャーリー・カレロでありますが、76年に「OUR SONG」というディスコ調のインスト作品をリリースしておりまして、これがモーツァルトの交響曲第40番の流用でございました。クレジットには[C. Callelo-J. Diamond]とあり、レーベルにはモーツァルトのモの字もありません。「私たちの歌」なので、印税も私たちのもの、らしい。


Cfreddie Williss
I Love You, I Do
(Dore 538)

こちらは、リストの「愛の夢/第3番」。こういうバレバレはいただけません。だからか、「Adapted from Leibestraum」とエクスキューズしております。しかも調べると、もともと詩人フライリヒラートが書いた詩をもとに歌曲として作曲された「おお、愛せるだけ愛してください」という作品だということで、その後、ピアノ独奏曲用に編曲され有名になった、とあります。なんだ、単なる替え歌じゃん、です。


Charles Macherras
Nutcracker
(Telac CD-80140)

「くるみ割り人形」は全曲完成前に組曲として初演されたこともあり、CDも組曲で収録されることが多い。テラークの2枚組は全曲を録音、さらに、お得意の本物のライフルとカノン砲の効果音を入れてリリースした。また、全曲は辛いという人のために1枚にまとめたハイライト盤もあります。


Neal Sedaka
Classically Sedaka
(Vision 5)

さすが、ジュリアード音楽院出身のセダカです。こんなCDを出していました。一度は耳にしたことのあるクラシックの名曲にロマンティックな詞を付け、重鎮リー・ホルドリッジ、スタン・アップルバウムが文字通りのクラシカルな編曲を施した直球勝負。これはこれで清々しい。それが故に、キワモノ企画としての評価しかもらえないだろうなぁ。

July 6, 2005

リサイクルは文化にもやさしい

 盗作や贋作はケシカランと、世の中的にはなっているようです。どれくらいケシカランかと考えますに、著作権法というものがあるくらいでございますから、そうとうのようです。もっとも、そーゆーこむつかしい法律が存在する以前から盗作や贋作はあるのでして、ひもとけばそうとうと出ております。しかし、ケシカランこととはいえ、盗作や贋作が芸術文化の発展に寄与した側面もあながち否定できないと思うのでございますが、いかがなものでしょうか。まぁ、盗作、贋作にも歴史有り、ということでした。

 さて、音楽の分野でもパクリは昔から横行しておりますが、楽しむ側からすれば、パクリの発見に秘かな悦びをも得られるわけですから、善人ぶってケシカランなどというのは野暮なことと個人的には思っとるしだいであります(≧∇≦)ノ彡
 と、いいましても、ただパクればいいってものではありません。いかに巧妙にパクるかに、その洒落心、センスが問われるというものでしょう。片や、洒落心とは無関係に、著作権の消失した曲を拝借して作品を仕上げてしまうチャッカリ者もおります。言い換えれば文化資源の有効活用であり、まさに「愛・地球博」のテーマとも相通ずる「文化にやさしい」アプローチともいえましょう。もっとも、バレバレの名曲では素人丸出しで面白みはありません。あまり知られていない、あるいは意外なところに埋もれている名メロディを発掘する労力が必要となります。「ラヴァーズ・コンチェルト」などは、そうした拝借組の成功例でしょう。元ネタは、大バッハのアンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳からの「メヌエット ト長調」でありますが、このクラヴィーアのために書かれた小曲を再利用するあたりが憎いではありませんか。わたくしなどは、バッハといえば「ちゃらり〜鼻から牛乳ぅ」の「トッカータとフーガ」くらいしか知りませんでしたから、ランデルとリンザーのセンスを素直に認めてしまいます。欲をいえば、短調に転ずる第二主題を省いたことが残念といいましょうか。この部分が、また美しいのですけどね、まあ、日本人ですから、単に短調好きなのかもしれませんが。ということで、バッハに代わってランデルとリンザーのお二人は、トイズ、そしてサラ・ヴォーンのヒットで随分と印税を懐にしたことでしょう。
 同様にバッハの「小フーガ ト短調」を拝借して作られた、英国のグループ、ティンカーベルズ・フェアリーダストの「誓いのフーガ Twenty Ten」という曲がございます。元ネタが、ちょい有名どころという労力の出し惜しみが気にはなりますが、神秘的なサウンドは、いかにもバッハという趣の作品で個人的には好感触であります。聞くところによりますと日本だけのヒットだそうですが。
 バッハの拝借ものに、これはやられたというジャズの名演がありました。モダン・ジャズ・カルテットの「朝日のようにさわやかに」であります。この曲のイントロに「音楽の捧げもの」から「王の主題による各種のカノン」より「同度のカノン」が流用されていて、これがまるでこの曲のために作られたイントロのごとくピタリとはまっておるのです。さすがはバッハに心酔したジョン・ルイス、ワザが光ります。と書いたところで、シグムンド・ロンバーグの「朝日のようにさわやかに」そのものが、バッハにインスパイアされて作られた曲なのかも、という気もしてきました。どうなんでしょ。

 ということで、クラシックの名曲、あるいは埋もれた佳曲から無断借用したポップスというのは、探せばウジャウジャと出てくることでしょう。そして、われらがスペクター関連のレーベルでも、そうしたウジャウジャ組の1枚があります。シュガー・プラムズが歌うところの「ラヴァーズ・ワンダーランド」でございます。聴けば、どこかで聴いたことがあるメロディだなぁ、と誰もが思うところのバレバレ名曲であります。そう、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」からの1曲、「あし笛の踊り」でございました。まぁ、たしかにこのバレエ音楽「くるみ割り人形」は、チャーミングなメロディの宝庫でありまして、ひとつやふたつ拝借したい衝動に駆られるのは無理もない名作でございました。パクリとまでは申しませんが、ダニー・エルフマンによる映画音楽『シザー・ハンズ』の幻想的なメインタイトルは、「雪のワルツ」を彷彿とさ


Phi-Danレーベルはプロモーションマンのダニー・デイヴィスを引き止めておくために作ったレーベルであり、スペクターは制作に関与していない。デザインは、本家Phillesよりも贅沢な多色刷の旌付とよばれるものと、赤地にスミ文字という、いたって簡素なものとの2種類がある。プレス工場の違いという説もあるが、よくわからない。それにつけても、デザインの差が開き過ぎだよね。

せる作品だと思いますが、いかがでしょう。
 しかし、あまりにも有名であるがゆえ、中途半端な流用は「芸のなさ」を見透かされてしまう危惧もあります。そこは、覚悟の上、火中の栗ならぬクルミを拾う気で挑んだことと想像に難くありません。と申しますのも、ロビンン・ウォードの「ワンダフル・サマー」を世に送り出し、カスケーズの永遠の名曲「悲しき雨音」のアレンジをほどこした名うての作編曲家、そしてプロデューサーであるペリー・ボトキン・ジュニアが関わった1枚だからです。サイケデリックな香辛料をきかした魅力的なガール・ポップに仕上げるところは、さすがではありませんか。しかしながら、チャートには食い込むことができずに空振りに終わってしまったのは誠に遺憾に存じます。もっとも、『Phi-Dan』レーベル自身が、どれくらい本気でいたか、甚だ疑問の残るところでありますが。ま、理由はともあれ、結果的には、チャイコフスキー様に恥をかかせた恰好になり、申し訳が立たないではありませんか。わたくしが成り代わって、お詫び申し上げよう、スマソm(_ _)m。
 おぉ、そうでございました。チャイコフスキー様といえば、我が国でも、ピアノ小曲集「四季」より6月の「舟歌」を「女の舟歌」という演歌に変身させるという試みも行なわれていたのでございます。間奏には「スラブ行進曲」、「白鳥の湖」の一節が御丁寧に織り込まれており、さぞや、チャイコフスキー様も草葉の陰でお喜びの涙を流していたに違いありますまい(≧∇≦)ノ彡。

 ちょいと脱線してしましたが、それにしても歌っているシュガー・プラムズは何者でしょうか。シュガー・プラムズというグループ名からして「くるみ割り人形」のパクリであります。「こんぺい糖の精の踊り Dance Of The Sugar-Plum Fairy」から掠めたのはバレバレで、でっち上げグループの香ばしさプンプン。ま、それはともかく、ボニー・アンド・トレジャーズのボニーことシャーロット・オハラを黒人系にしたようなキュートな歌声はガール・グループ・ファンにはウキウキでございましょう。







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このサイト名の由来は、もちろんフィル・スペクターが創造したWALL OF SOUNDの語呂合わせです。 HOUNDには、マニアという意味もあるようですが、特に深い意図はありません。また、ぼくは吠えたりもしません。このサイトでは、そのフィル・スペクターの再認識と知名度の向上を第2の目的としたものです。(文責: 大嶽好徳)
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Links2/27/2001 更新
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