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Last Update Jul 18, 2010
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アートギャラリーでは、本業である作品を紹介しています。


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聖グレゴリオの家
宗教音楽研究所

祈り,研究,教育を目的として1979年OFM(フランシスコ会)のゲレオン・ゴルドマン(故人)を中心に設立された。
右手のカーブを描いている壁面の内が礼拝堂。
聖グレゴリオの家


























サンプル音源

映画「ブラザー・サン、シスター・ムーン」より/ドノヴァン



グレゴリオ聖歌のミサ曲からの抜粋と真言宗の念仏をつなげてみました。どことなく似て聞こえるのは気のせいかでしょうか。










「アサヒ生ビール」のフリーペーパー全24ページをPDF化してありますので、見てみたいというかたは、下記のリンクからダウンロードしてください。解凍用のパスワードは wall です。

asahi_live_summer1982.rar (約14MB)









Jul 18, 2010

豚の前に、真珠を投げてはなりません。
Give not that which is holy unto the dogs, neither cast ye your pearls before swine, lest they trample them under their feet, and turn again and rend you.(マタイの福音書7章6節より)

二週間ほど前(4日の日曜)のことですが、東京は東久留米の聖グレゴリオの家に行って参りました。この聖グレゴリオの家は、第6回日本建築家協会25年賞(JIA25年賞)を受賞しており、見るだけでも価値のある教会ですが、そんな旅行気分だけでは重い腰は上がりません。では結婚式か、というわけでもなく、ミサに参加するほどの信心深さもありません。

じつは私のパートナーから、仕事絡みでグレゴリアン・チャント(グレゴリオ聖歌)のレコーディングがあるので現場に行くという話を聞き、ちょっと興味を引いたのでした。それだけでしたら、片尻が持ち上がる程度ですが、アレンジャーが井上鑑氏と聞いてはじっとしているわけにはいきません。相方は当然仕事、といってもプロジェクトに関わっているため、プランナーもデザイナーもコピーライターも、何かするわけでもなく、ただ様子を見守る義務があるからそこにいた、わけですが、こちらは正真正銘のおじゃま虫で見学させていただきました。

さて、グレゴリアン・チャントといいましても、数多くの歌があるようでして、今回は、映画「ブラザー・サン、シスター・ムーン」の主題曲にもなり、英語版ではドノバンの歌でも知られる曲の元歌です。グレゴリアン・チャントそのものはユニゾンで歌われますので、アレンジの必要はないのですが、今回のプロジェクトでは、ある女声ボーカリストがソロで歌うパートを用意したため、アカペラによる伴奏のアレンジが必要になったということみたいです。宗教音楽とは縁遠いと思われる井上氏ですが、このプロジェクトは、この曲を手始めに現代ポップスも取り上げていく様子なので、それを踏まえての起用だと想像します。

右奥で腕を組んでいるのが井上鑑氏。
祭壇を挟んでその左の女性が橋本周子先生。


リハーサルは午後の4時ごろ(私たちは5時過ぎ到着)から始まった模様で、その様子は邪魔にならないようフラッシュを焚かずデジカメで数枚撮らせていただきました。指揮をされた宗教音楽研究家の橋本周子(ちかこ)先生と休憩時にちょっとだけお話しましたところ、ハーモニーと違い、わずかなズレでも誤魔化しがきかないのがユニゾンの難しいところだとおっしゃっていました。もっとも、NGが出ても、こちとら素人ですからね、気が付くわけもなく、美しい響きに癒されぱなしでしたけど。収録が終わったのは夜の9時を回っていました。

このグレゴリアン・チャントですが、肝心のお膝元では受け継ごうという声楽家が少なく、このままでは絶滅してしまう音楽(今日の音楽という言葉の意味からすると音楽といえるものではならしい。仏教でいうところのお経のようなものかしら?ちなみに、家は門徒なのですが、法事の時に「正信偈(しょうしんげ)」を唱和させられます)だそうで、橋本先生がここアジアの片隅の「聖グレゴリオの家」を拠点に孤軍奮闘しているといっても過言でもない状況だそうです。

嗚呼、心が洗われたのも束の間、俗なる欲望にまみれてしまうこの悲しさよ。というわけで、今回の最大のお土産は井上鑑氏のサインです。色紙とか、ノートとか、あるいはアルバムにしてもらうなんて野暮なことはしていません。以前ご紹介したことのある「アサヒ生ビール」のフリーペーパーを持参していったのですね。ご覧のように見開きで大滝さんと井上さんとの対談が載っているのです。1982年もののヴィンテージですよ。

使用前使用後の図


このフリーペーパーを手にしたご当人は、何これ、見たこともないし、あることも知らなかったと驚いておられ、しばし思い出すように沈黙した後、大磯で取材を受けたことがあったが、たぶんその時のものだろう、とおっしゃっておりました。というわけで、快くサインをしていただきましたが、後でPDFにして送ってほしい、と逆に頼まれた次第です。「あー、サインする前にほしかったなぁ」と残念がってもおられましたが。

ほんでもって、大滝さんのサインが揃ったらヤフオクに出します。
100パーセント揃わないって(≧∇≦)ノ彡

 































以前、Amazonにて予約受付中の時の画像。タイトルが変わったことに気が付く。当初、2005年の発刊を目指していたが、なんとか無事に完成。




































































スペクターが新しく設立したレコード会社のロゴタイプでしょうか?

Jul 03, 2010

リトル・シンフォニー、ビッグ・サウンド
音の壁の向こう側 フィル・スペクター読本

ここ最近、何かと大嶽親方に向けられる視線が他人事ではなく、当サイトのほったらかし状態への責め苦のように感じられる今日このごろです。一週間のご無沙汰ならぬ、一年のご無沙汰でございました。

というところで、待ちに待ったキングズレー・アボット編著によるスペクター本が、シンコーミュージックより出版されました。この本ですが、4、5年前に英国の出版社から刊行されるという話を耳にしまして、Amazonにもブックカヴァーの画像入りで予約受付をしており、いつかいつかと待ち侘びれていましたが、何年経っても予約受付中で、やがて忘却の彼方に消えてしまっていた本です。

ところが、昨年末にシンコーミュージックさんより、スペクターの翻訳本を出すので少し協力を願えないかとのお話をいただき、さっそく担当者とお会いしてみると、なんと件の本だったわけですよ。その時点で、ざっくりした訳はほとんど出来ていまして、目を通して気になる部分があったらチェックしていただきたいと原稿を渡されました。話を聞くと翻訳権を手に入れたのは2年以上前で、送られてくる原稿を順次訳していたそうです。ところが、ある時、刊行の予定が無期延期になる事態が発生したのです。版元の担当編集者が病魔に倒れ、一進一退を繰り返す中、とうとう帰らぬ人となってしまったからでした。版元からは、代替案を持ちかけて来たそうですが、スペクター本以外は考えられず、新たな編集者が立てられ、作業が再開されることを祈りながら辛抱強く待ち続けた、という経緯があったのでした。

作業再開にあたり、当初の構成を一から見直したため、せっかく翻訳した原稿も使われず仕舞いになった章があるようです。そのひとつは、冒頭に置かれるはずだった少年スペクターがダウンビート誌の編集長に宛てた手紙、敬愛するギタリスト、バーニー・ケッセルが無視されたことに対する失望の手紙です。ただ、この手紙はマーク・リボウスキー著の「ヒーズ・ア・レベル/よみがえる伝説」にも掲載されているので、構成上は面白い導入といえますが、あえて取り上げる内容ではないとの判断は理解出来ます。また、ニック・ホスキンスによるダーリーン・ラヴのインタビューも割愛されているみたいですが、これは少々残念でした。

さて最後になりましたが、本書の内容はといいますと二部構成になっておりまして、過去に音楽誌などに掲載された多くのスペクターおよびウォール・オブ・サウンドに関する評論、研究、コメント、インタビュー記事の中から選りすぐり、簡単な枕を加えて再録したものと、それに加え書き下ろしの評論、ロニー・スペクターをはじめ現役のエンジニアへのインタビューから成っており、なかなか面白い一冊に出来上がっております。


第一部 リトル・シンフォニーズ――ビッグ・サウンド

第一章 舞台背景
第二章 ニック・コーン、スペクター氏を訪問
第三章 会ったとたんに一目ぼれ
第四章 フィル・スペクターのウォール・オヴ・サウンド
第五章 アレンジメント──ポップス1曲50ドル
第六章 大音響で壁の構築
第七章 スペクターのミュージシャン陣
第八章 プロデューサーの目から見たウォール・オヴ・サウンド
第九章 コントロール・ルームからの情景
第十章 フィル・スペクター的サウンドを聴く
第十一章 回想録1

第二部 リトル・シンフォニーズ――ビッグ・ヒット曲と素晴らしきシンガーたち

第十二章 フィレス設立以前のフィル・スペクター
第十三章 ヒーズ・ア・レベル〜彼は反逆者
第十四章 名曲集19曲・プラス1
第十五章 フィレス時代のフィル・スペクター
第十六章 フィルの少女シンガーたち
第十七章 ザ・クリスタルズ
第十八章 「プリーズ・ビー・マイ・ボーイフレンド」にまつわる謎
第十九章 ロニー・スペクター:さよならハリウッド
第二十章 ウォール・オヴ・サウンド
第二十一章 ロニーと最新情報更新中
第二十二章 エンド・オヴ・ザ・センチュリー
第二十三章 ウォール・オヴ・サウンドの再構築
第二十四章 メイ・パンへのインタヴュー
第二十五章 回想録2


塀の向こう側とならぬよう、切に願う次第です。




スペクター夫人、CDデビュー

英国ロック・グループ、スターセイラーのプロデュース途中降板から7年、ラモーンズまで遡ると30年ぶりになる、殺人犯(容疑)スペクター御大の制作したアルバムがリリースされました。歌っているレイチェル(レイシェル?ラシェル?)は2006年9月に結婚した四度目か五度目の奥さんで、女優でモデルで御歳30でブロンド嬢。亡くなったラナ・クラークソンにな〜んとなく似ていなくもない。

そういえば、事件当時、レイチェル・ショートのホームページで、「スペクターと婚約しました!」とか「彼の無罪に繋がる情報を送ってください!」とかなんとか書かれていたことを思い出します。で、このアルバムは結婚数ヶ月後に着手したといいますから、リリースまで3年かかったことになります。まあ、殺人容疑でドタバタしていたわけですから、よくぞリリースまで漕ぎ着けたものと褒めるべきでしょう。途中でほうり投げてしまう前科がありましたからねぇ。

サンプル音源を聴く限りでは、スペクターここにありという贅沢で威圧的な存在感を示すものはなく、いくらかアクのあるサウンドが聴き取れるくらいです。かつてのようなスペクター・サウンドを求める時代ではなくなったのも事実で、はっきり言ってどうでもいいかなぁ、という印象でした。


http://www.rachellespector.com/




事業仕分け

正月明け早々に取り掛かった仕事が、このジャンボ宝くじの袋のイラスト。連番10枚用とバラ10枚用で、4回分、計8点を一度に製作するというものです。それぞれにコラムがあり、連番では宝くじにまつわるトリビアを。そして、バラでは、宝くじの収益はこんなにお役に立ってます的なコラムが載っており、それを踏まえて、連番用とバラ用のふたつのスタイルで描き分けて、という依頼でした。

さて、先般の事業仕分けで、収益のすべてがお役に立ってるわけではなく、お役に立ってない不純なお金の存在が追及されました。私のギャラも当然収益金の中から捻出されていたわけですが、有益なお金であることを願うばかりの今日このごろです。

入稿後しばらくして、仕事を頂いた制作プロダクションの社長より電話があり、すでに売り場に出ているんだけど、印刷見本が代理店から届いていないので、入り用だったら申し訳ないけど買ってくんない?当たるかもしれないし、とのこと。しょうがないので買いました。はずれても必要経費にはならないだろうね、やっぱし。


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THE WALL OF HOUND
このサイト名の由来は、もちろんフィル・スペクターが創造したWALL OF SOUNDの語呂合わせです。 HOUNDには、マニアという意味もあるようですが、特に深い意図はありません。また、ぼくは吠えたりもしません。このサイトでは、そのフィル・スペクターの再認識と知名度の向上を第2の目的としたものです。(文責:大嶽好徳)
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で、第1の目的はといいますと、ぼくの本業であるイラストを紹介することです。
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Links2/27/2001 更新
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