ハイキング



涙の向こうの空


おまけ



ちょっとアブないギャグおまけ。



 よっ、と。
立ち上がって自分の姿を省みる。
崖の上、着ている服はドロドロで髪の毛も蜘蛛の巣に引っかかったりして乱れている。
アスカもそれは然りで、お互い泥だらけの訳だ。
けれど、アスカはカットジーンズだった所為か、何箇所か切れている。

「ひゃっ! シ、シンジぃっ!?」
「あっ……動かないで。ほら、足切れてるよきっと草むらを走った時に切れたんだ」
「ちょ、ちょっとヤメてぇっ!!!!」

ジタバタと僕の手を振り払おうと暴れだしたアスカ。
まぁ、急に僕が足を触ったもんだから、ビックリするのもムリはないかもしれない。
そのアスカの仕草に僕はちょっとしたいたずらを考えついた。
「大切なことだよ?草がかぶれたりする毒素をもってたらどうするんだい?」
「そ、それは消毒でもするわよ! だから何時までも人の足触ってないでよ!」
「時間が立つとマズいんじゃないかな?」
「だって、今荷物とか全部放り出してきちゃったし…」
「僕が消毒してあげよっか?」
キラリ、と僕の目の端が輝いたのにアスカは気が付いていない様だ。
計画(って言っても10秒前に立てたやつだけど)の実行は簡単そうだ。
「ん、まぁ。やってくれるんなら消毒してよ、はい」

言って僕の方に片足を放り出すアスカ。
僕は素早く膝を突くと、アスカの足首を持った。
「ところでシンジ?薬は?今持ってんの?」

「………」
答えるよりも実行あるのみ。
僕はアスカの足首を自分の肩の高さまで持ち上げて、アスカの患部に顔を近づける。
「ちょ、ちょ!ちょぉっ!!!」

そして、患部である『膝上20センチ程の内股』に口をあてる。
「こ、コラぁっ! バカシン……ジ…ぃ……んっ! や、ヤメ……なさい…よ…」

勿論ヤメはしない。
ここまで来たら後の事なんて考えてはいられない。
一気にツッ走るのが今、僕に出来る最善の行動だろう!
そう決意すると、後は簡単なものだ、あれだけ怖かったアスカに手を出す事がなんら抵抗がない。
今こそ僕は本当に『無敵のシンジ様』状態といえるだろう。 ああ、なんだか癖になりそぉ。
少し、自分が壊れてる感じ。
だが、まぁこれは『おまけ』だし。
締切ギリギリまで煮つまってた訳だし。
書きたいことを書き切れなかったし。
ちょっとくらい僕が僕で無くなってても良いんじゃないかな?とか。
まぁ、そうやって自分に踏ん切りを付けると、僕は傷口を舌の先でチロチロと舐めてみる。

「はっ! …………ぁ」
想像以上に敏感だ。
これわこのまま……。
僕は決断を下す。

アスカの内股をツツツっと舌の先だけで、上の方へと撫でていく。
するとアスカの身体が面白い様に痙攣する。
僕はそうして殆どアスカの股間に顔を埋めている様な状態までエスカレートしていた。
ここまでやると流石にRかなぁ?とかも思いはしたけれど、こうなればヤケだ!
ともう一人の僕が言うので、もうすこしやってみようと思う。

「はっ……んんっ!………あぁ…ぁ…ぁ…」

人は誰でも、もう一人の自分を持っている。
僕の場合、それが普段抑圧されている欲望だった訳か……。
う、ちょっと自己嫌悪。
でも! それはそれ! これはこれ!!
と昔の人も言っていたことだし…。

「ええ加減にさらせぇぇっ!!!バカシンジぃっ!!」

ゴゲェンっ!!!

「うわぁぁぁっっっっ!!!!!」
痛い!痛い!痛い!
何だ!?この鈍器で思いっきり殴られた様な衝撃はっ!?
恐る恐る振り返ると、そこにはアスカがいた………!?
「あれ!?」

僕は慌てて先程までアスカと遊んでいた場所を振り返る。
そこにはちゃんと息を荒立てて、自分の身体を持て余しているアスカがいた。
あれ?あれ!?

「ふん! あんたが50万ヒットにも関わらずそれらしきおめでとうの言葉もないし、
更には自分勝手な妄想で、私にイタズラするは……っ! この外道鬼畜がっ!
あんたなんか巨悪に認定されてしまえっ!!!」

「…誰に言ってるのさ…(丸山さんの)アスカ…、そっちは画面外だよ」
「あんたこそ危険な事言ってんじゃないわよっ!!」
「いや、それはお互い様だと…」
「ねぇ、ちょっと、あたしはどうなるの?」
「知らないわよ!私であって私じゃないんだし?消えちゃえば?」
「…ん〜、僕としては二人とも…」
『なんか言った?バカシンジ?』
「い、いえ何も……あー、怖かった」
「まっ!ともあれっ!私はまた後でコメントつけさせてもらうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」
「……それが?」
「うん、だから今の内にあんた殴っとくのが得策かなぁ、って」
「(丸山さんの)アスカ……その笑顔が怖いんだけど」
「ねぇっ!あたしはどうなるのっ!?」
「さぁっ!エロシンジ!くたばんなさいっっっ!!!」
「うわぁぁぁっっ!!収集つかないぃぃぃっっ!!」
「もぉイヤぁぁっ!こんなの小説でも何でもないぃっ!!!」
「うわぁぁぁぁっっっ!!!」
「待て待てぇっ!」
「せっかく重いリュックにお泊りセット、シンジの分もいれてきたのにぃっ!」
「いやぁ!考えただけで怖い事言わないでよっ!」
「この三文シナリオライターっ!!!」
「そんな設定立ててたのか…」
「ああんっ!もう台なしっ!!」
「はぁ、ヘボいね、ウチの作者」
「次の作品いつ書く気よぉっ!!!」


後書き文書

菊「うう、三文シナリオライター」 シンジ「ま、しかたないですよね?この無いようじゃ?」
菊「シンジ君、誤変換」
シンジ「い〜え、これは今回の話の意味の無さを言及してるんです」
菊「ひねくれもん、これだからAngel of darkのシンちゃんは……」
シンジ「企画段階の主人公の僕を引っぱり出して来たんですから、もう少しマシなのにしてくださいよ」
菊「ええい、うるさい!!さぁ!さっさと丸山さんに偉大なる50万の賛美をするのだっ!」
シンジ「自分でやりなよ、それくらい」
菊「丸山さぁん、50万おめでとぉっ!!!」
シンジ「……素直だね」
菊「ツッコミがなってないよ、キミ」
シンジ「僕は生憎DRAGONICKさんほど関西人じゃないんですよ」
菊「聞いてたら血を見るぞ?」
シンジ「使徒と融合して、人類の敵対者である僕が負ける、と?」
菊「勿論、たとえ使徒17体がまとめてかかってこようが、あいてにならんよ」
シンジ「…ばけもの」
D「何を言う」
菊「ぬどぉわひぃぃぃえええぇぇっっっ!!!!?」
D「オレを倒せるとしたらそいつはゴジラくらいだ!」
シンジ「ミサイル8発で死ぬ様な奴がですか?」
D「それはハリウッド版だっ!オレが言ってるのは『本物』のゴジラだっ!」
菊「ええい!ゴジラマニアめ、そんな話してるんやないわい」
シンジ「そうそう、この菊地さんがあまりのラブに嫌気がさして遅れまくったこの話の事が話題なんですよ」
菊「ぬぅ、そんなにラヴラブではなかったとは思うがな、おまけは論外として」
シンジ「普段書き慣れてないからでしょう、彼女無し」
菊「ハッ!人類の敵対者が何を言う、そんなだから綾波をカヲル君にとられるんだっ!」
シンジ「勝ち誇らないで下さいよ、みっともない……」
D「ぬえぇい!貴様等も話を脱線させてるではないかぁっ!!!!」
二人『黙れ、特撮かける情熱男』

「ゲキガン・フレアぁーっ!!!!!」

ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴガガガゴゴガゴアガッ!!!!!!

二人『さもはーんっ!』
D「何だその浦◯ネタはっ!!ええっ!?鬼畜菊地にネクラ野郎」
二人『………』(返事が無い、ただの屍の様だ)
D「ふむぅ、それではオレからも…」

50万ヒットおめでとうございます、丸山さん!


はー、終った。終った。
え?まだ幕とじてないの!?
あは、あはは♪
じゃ。
プレゼント バァイ Keiichi Kikuchi でした。











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