そしてそれから
第9話 夢の終わり
アスカ「ねえ、シンジ。明日何か予定ある?もしよかったらあたしと・・・・・その・・・・」
シンジ「明日?明日は霧島さんと二人で買い物に行くんだ。」
アスカ「マナとデ−トですってえ?あんたどういうつもりなの。」
シンジ「別にデートって訳じゃ・・・ただ霧島さんと一緒に買い物に行くだけだよ。」
アスカ「それを世間一般じゃデートって言うのよ!」
久しぶりにシンジと買い物にでも行こうと思っていたアスカは、シンジがマナと買い物に行くと聞いて
当然だが不機嫌になった。ここのところどうもマナにしてやられてばかりなのでシンジとデート、とか思った
矢先にこれだから無理もない。しかしアスカにはシンジを止める口実が思いつかなかった。
そしてデート当日。
マナ「碇くーん。待った?」
シンジ「ううん。今来たところだよ。」
マナ「それじゃ、いこっか。・・・・・・どうしたの?」
シンジ「いや・・・その服がとても似合ってるなって思って。」
マナ「あ、ありがと。」
顔を赤らめるマナ。白のワンピースに帽子は確かにマナの可愛らしさを引き立てていた。シンジにしてみれば
マナの私服姿を見るのは初めてだったが、こんなにいいとは思っていなかった。顔を赤らめつつもシンジは
何とか言葉を紡ぎだす。
シンジ「それじゃ、早速いこうよ。」
マナ「うん。」
そう言うとシンジと腕を組むマナ。今度こそ完全にシンジの顔は真っ赤になった。
シンジ「マ、マナ。そんな・・・恥ずかしいよ。」
マナ「私とこうするの、いや?」
シンジ「そ、そんなことないよ。」
マナ「ならこうしてましょ。せっかくのデートなんだし。」
シンジ「・・・・・うん。」
正直言って恥ずかしいが、マナと腕を組むのは不快ではない。こんな事をするのは初めてだが、なぜか心が
安らぐのを感じた。そうして腕を組んだまま歩き出す二人。その姿は初々しい恋人そのものだった。
アスカ「うーーーー。」
レイ「よしなさいよ。さっきからずっと部屋をくるくる歩き回って。」
アスカ「ほっといてよ。」
アスカは先程から落ち着かない様子で部屋を歩き回っている。
カヲル「そんなに気になるなら様子を見に行ったらどうだい。」
アスカ「馬鹿言わないでよ。あのシンジに気づかれずに後をつけられるはず無いでしょ。」
アスカの云うとおり、シンジに気づかれずに後をつけるなど、カヲルでも不可能だった。
この前レイに指摘されてアスカは初めて気が付いたのだが、シンジは驚くほど隙がない。ぼけっとしている
ようでも常に警戒を怠っていなかった。
カヲル「なら、買い物に行ったら偶然会ったってことにでもすれば。」
アスカ「今更そんなことできるわけないでしょ。だいたい、そんな事すればシンジとマナがいちゃついてる
ところを見る羽目になるじゃない。そんなのごめんよ。」
カヲル「それで部屋に籠もってもんもんと妄想して過ごすのかい?アスカらしくないね。二人とも、はっきり
シンジくんに気持ちを伝えればいいじゃないか。」
レイ「わ、私は・・・・」
アスカ「なんでそうなるのよ。」
カヲル「このままだとマナにシンジくんをとられちゃうかもしれないよ。」
アスカ「う・・・・・」
レイ「でも・・・・・」
カヲル「怖いんだろ?告白して今の関係が壊れてしまうことが・・・・・・」
アスカ「そんなことないわよ!」
カヲル「嘘だね。」
カヲルはきっぱりと断言した。そのはっきりとした物の言い様にアスカはもはや自分を偽ることができなく
なっていた。張りつめていた糸が切れ激白するアスカ。
アスカ「そうよ!怖いのよ、私は!ママに捨てられてからずっと失っていた『家族』をようやく取り戻せた
って云うのに、マナが来てからもう無茶苦茶よ!もう・・・もう家族を失うのはいやなの!」
レイ「アスカ・・・・・」
カヲル「なら、マナを暗殺でもするかい?君の力なら容易いだろ。」
アスカ「そんなことできるわけ無いじゃないの!だいたいあんたは何でそう落ち着いていられるのよ。
それでも人間なの、あんたは!?」
言ってから言い過ぎたことに気づきアスカははっとした。
アスカ「ごめん・・・・・・・・・」
カヲル「落ち着いたかい?」
アスカ「うん・・・・・・」
うなだれるアスカにカヲルは優しく声をかけた。
カヲル「ま、正直言って僕も全く不安がないわけじゃないけどね。」
レイ「ではなぜそんなに落ち着いているの?」
カヲル「いろいろ原因はあるけど僕はシンジくんを信じているからね。恋人がどうなるか、というのは
分からないけど少なくとも今の僕たちの『家族』が壊れてしまうようなことは絶対にないよ。」
アスカ「でも・・・・・今のシンジは・・・」
カヲル「マナに夢中になってるって言いたいんだろ。大丈夫、気にすること無いよ。」
レイ「なぜそう言いきれるの?」
カヲル「レイ・・・君はシンジくんのことが信じられないのかい?」
レイ「不安なのよ、私も。大丈夫だって云う確かな絆が欲しいの。」
カヲル「結論から言おうか。霧島マナは戦略自衛隊の特殊部隊所属。つまりスパイだ。・・・・・いや、
スパイ候補生というべきかな。」
レイ「候補生?」
カヲル「将来そうなる予定って事。シンジくんにあわせて16歳の子供を選んだら正規のって訳にいかな
かったんだろう。おかげでネルフもまんまと騙されたみたいだし、僕も調べるのに苦労したよ。」
アスカ「なら、なおさらまずいじゃない。」
レイ「碇くんはこのことを知っているの?」
カヲル「少なくとも僕は伝えていないよ。」
レイ「どうして教えないの?」
レイとアスカはカヲルに詰め寄った。だが、カヲルは平然と続ける。
カヲル「こういうことは本来いいたくなかったんだけどね・・・・二人とも、街で僕たち4人に声をかけて
くる人間の中にスパイが混ざっていることに気づいていたかい?」
アスカ「まさか!それ、本当なの?」
カヲル「ああ。無論アスカやレイの魅力に目がくらんで声をかける人もいるけど最初から僕たちのスパイ行為
が目的で近づくものもいる。そしてそう云った連中はほとんどシンジくんに排除されてきたんだよ。」
レイ「碇くんが?」
カヲル「レイやアスカが知ったら気を悪くするから言わないでっていわれていたんだけどね。とにかくマナに
下心があったらとっくに排除されているよ。それくらい、シンジくんの家族を守ろうとする意志は強い。
ロンギヌスの槍を従えるほどにね。」
レイ「そうしていないということは霧島さんは本当に碇くんが好きと言うことではないの?なら、事態は
さほど変わらないわ。」
カヲル「何しろシンジくんは君たちを家族としてみているからね。家庭の崩壊と自分の恋人とは全く別の
問題だと考えているんだと思うよ。恋人ができたからって妹と絶縁する兄がいる訳じゃないだろ。」
カヲルの言葉を聞いてレイは悲しげに俯いた。
レイ「家族・・・・碇くんにとって私は妹でしかないの?」
カヲル「レイもアスカも自分の想いを全然伝えていないからね。恋愛ごとには鈍いシンジくんに察してくれ
って言ったって無理な話だよ。それに、親の再婚その他で突如兄妹になった二人が互いに惹かれあうように
なるって云うのはよくあるんじゃないかい。」
レイ「な・・何をいうのよ。」
アスカ「レイに変なこと吹き込まないでよ。まあ、要するにシンジが誰を好きになるかは私たち次第って
事ね。」
カヲル「そんなところかな。」
そう言うとカヲルは自分の部屋からヴァイオリンをとってきて演奏し始めた。心にしみいるようなその音色に
レイもアスカもしばらくの間聞き入っていた。
デパートでの買い物も済み、二人はマナの作ってきたお弁当を食べていた。
買ったものは後日配送してもらうので荷物もほとんど増えていない。時間的に云ってもまだどこかに行く余裕
は十分あるだろう。
マナ「ねえ、碇くん。」
シンジ「何?霧島さん。」
これからどうしようか、と言おうとしてちょっと気が付いて言い直すマナ。
マナ「私のことマナって呼んで。私も貴方のことシンジって呼ぶから・・・・」
顔を赤らめ俯くマナ。シンジも顔を真っ赤にしていた。
シンジ「なんだか恥ずかしいよ。」
マナ「お願い・・・・」
シンジ「う、うん・・・・・・・マナ。」
マナ「シンジ。」
シンジ「マナ。」
マナ「シンジ・・・・好きよ。」
日差しは強かったが風があるため不快ではない。穏やかな風に吹かれながら二人ともしばらく見つめ合って
いた。
シンジ「じゃあね、マナ。今日はとっても楽しかったよ。」
マナ「私もよ、シンジ。つき合ってくれてほんと嬉しかった。」
あれからシンジとマナは映画を見て、それから芦ノ湖に行って来た。もう既に辺りは昏くなりつつあったので、
シンジはマナを家の側まで送ってきていた。
シンジ「マナ・・・・これ。」
マナ「これって・・・・・・・」
シンジは差し出したのは小さな包みだった。開けてみると綺麗なペンダントが入っている。
シンジ「あの・・・ちょっと着けてみてくれないかな・・・」
マナ「う、うん・・・・・」
シンジ「よかった。とっても似合ってるよ。こういうのは初めてだから不安だったんだ。」
アスカやレイの時は本人の意見を聞いて買ったものだが、こっそり贈るというならそういうわけにはいかない。
とりあえずは喜んでくれたようでシンジは一安心だった。
マナ「シンジ・・・・」
シンジ「じゃ、またね。」
みんなが待ってるから早く帰らなきゃ、そう思ってきびすを返すシンジにマナが抱きついた。
シンジ「な、何?マナ。」
マナ「シンジ・・・今日はありがと。これはお礼よ。」
そう囁くとシンジのほっぺたに軽くキスをした。
マナ「じゃ、学校でね。」
にっこり微笑むとマナは家に駆け込んでいく。その様子を見つめながらシンジはしばらくぼうっとしていた。
シンジ「ただいま。」
カヲル「お帰り、シンジくん。」
シンジ「遅くなっちゃってごめん。すぐに夕食を作るよ。」
アスカ「私とレイで作ったから大丈夫よ。シンジはもう夕食を食べたの?」
シンジ「ううん、まだだよ。」
アスカ「じゃ、ごはんにしましょ。レイ、盛りつけ手伝って。」
レイ「ええ。」
しばらくしてテーブルにアスカとレイの手料理が並び、4人での楽しい夕食が始まる。
アスカ「で、デートの方はどうだったのよ?」
シンジ「凄く楽しかったよ。マナも喜んでたし。」
呼び方が『霧島さん』から『マナ』になっていることに気づきレイとアスカははっとなった。
アスカ「じゃ、次は私につき合うのよ。いいでしょ?シンジ。」
レイ「だめ。碇くんは次は私につき合うの。」
シンジ「じゃ、来週は4人でどこかに出かけようか。」
カヲル「いいねえ、シンジくん。」
アスカ「はぁ、結局こうなるのよね。これじゃもっと作戦を練らないと・・・・・・」
シンジ「え?作戦って何?アスカ。」
アスカ「え、いやその・・・何でもないわよ。」
マナ「ただいまー・・・・っていっても誰もいないか。」
悲しげに呟くマナ。今まで楽しかっただけにいつもよりよけいに寂しく感じる。夕食はまだだったが食べる気
になれなかった。そのままベッドに横たわり、もらったペンダントを握りしめる。
マナ「私・・・・どうすればいいんだろう。」
カヲルが云ったとおりマナはスパイだった。もっとも、これが初仕事ではあったが。両親が軍事関係者なので
薦められるままにこの道を選んできたマナだったが、以前から違和感を感じてはいた。友達の一人のケイタが
いじめられていたからだ。自分の進もうとしている道は本当に正しいのか?時々そう思った。そしてその思い
はシンジに会ってからいっそう強いものになった。マナは男の友達は結構いるが、恋愛経験はない。
だが、シンジは今までにあった誰とも違っていた。成績がいいとかスポーツが上手とかそんなことではない
魅力がシンジにはあった。そんなシンジにどうしようもないほど強く惹かれていく自分を感じる。
そして、シンジを好きになればなるほどマナは怖くなった。なぜなら自分はスパイなのだから。
初めて好きになった男性を裏切っているという罪の意識は際限なくマナを苛んでいた。
ヒカリ「霧島さん、どうしちゃったのかしら。」
トウジ「シンジー。おまえなんかしたんと違うかー?」
マナはここ数日間学校を休んでいた。お弁当を食べていても味気ない。アスカもレイもここ数日間は
いかにしてマナに勝つかばかり考えていたので、マナが休んでいるのが安心でもあったが不満でもあった。
ケンスケ「シンジは何か知らないのか?」
シンジ「うん・・・電話しても全然でないし。本当にどうしちゃったんだろう。」
ヒカリ「確か霧島さんって一人暮らしよね。何かあったんじゃないかしら。」
トウジ「シンジ、様子を見に行ったらどうや。きっと喜ぶでー。」
ケンスケ「そうそう。病気で寝込んでいるときにお見舞いに来てくれた恋人。ふたりっきりの楽しい一時。
こんなチャンスを逃す手はないぜ、シンジ。」
アスカ「あんたらはさっきから何馬鹿なこといってんのよ。」
トウジ「おおこわ。惣流の奴ここんとこずっと不機嫌やなー。」
ケンスケ「さわらぬ神にたたりなし。からかわないほうがいいぜ、トウジ。」
そのときシンジの携帯電話が鳴った。
シンジ「もしもし、碇です。」
マナ「・・・・・・」
シンジ「もしもし?」
マナ「碇くん・・・・・」
シンジ「マナ?マナなの?」
マナ「シンジ・・・・・・放課後何か用事ある?」
シンジ「いや、何もないけど。」
マナ「ならお願い・・・・・・一人で私の家に来て欲しいの・・・・・」
シンジ「どうしたの?ずいぶん声に元気がないけど。具合でも悪いの?」
マナ「お願い・・・・・・・」
そこで電話が切れた。
アスカ「なんだって言うのよ?」
シンジ「よく分からないけど、僕に家に来て欲しいんだって。」
レイ「私も行くわ。」
アスカ「わ、私も。」
シンジ「気持ちはありがたいんだけどマナが一人できてくれって・・・・」
レイ「碇くん一人で?」
シンジ「うん。」
カヲル「僕も行くよ。電話の声からして彼女の様子はただごとじゃなかった。」
シンジ「でも・・・・」
カヲル「遠くから様子を窺うだけさ。二人だけで話が付くのならそれでいいし、何かあったら助けに入る。
レイもアスカもそれでいいだろ。」
レイ「ええ。」
マナ「来てくれたのね、シンジ。凄く嬉しい・・・・・」
シンジ「マナ、大丈夫?少しやつれたように見えるけど。」
マナ「大丈夫よ。あがって。お茶でも入れるから。」
そう言うとマナは台所に向かう。少しして、マナが紅茶を持ってきて、シンジに差し出した。
紅茶のいい香りがする。
マナ「どうぞ。」
シンジ「ありがとう。いただくよ。」
シンジが紅茶を飲むのを見ながらマナは思い詰めた表情で話し出した。
マナ「シンジ・・・・シンジ、私・・・・」
シンジ「あ、あれ、どうしたんだろ。急に・・・・眠く・・・・・・」
シンジが倒れる。その様子をアスカたちははっきり知覚していた。
アスカ「やっぱり!マナの奴、シンジに何かする気ね。」
レイ「碇くんを助けに行きましょう。」
カヲル「後少しだけ待って。」
レイ「何を言うのよ。このままでは碇くんが。」
カヲル「様子が変だ。」
マナ「シンジ!シンジ、どうしたの?」
扉を蹴り開けて、明らかに特殊部隊と分かる連中がなだれ込んできた。その中に親友の顔を見つけ
マナは思わず叫んでいた。
マナ「ムサシ!これはどういうことなの?」
ムサシ「済まないがマナの留守中に紅茶に睡眠薬を入れさせてもらった。」
マナ「あなたって人は・・・・・・」
マナはムサシを睨みつけた。
ムサシ「さあ、そいつを引き渡すんだ。それで君の任務は終わりだ。」
マナ「だめよ。それはできないわ。」
そう言ってマナは静かにムサシに銃口を向ける。
ムサシ「マナ、自分が何をやってるか分かっているのか!正気か?」
マナ「ええ、正気よ。」
ムサシ「マナ、目を覚ませ。そんな事してどうなるって言うんだ。既に厚木基地から戦自の特殊部隊
一個大隊が出動しているんだぞ。」
マナ「どうにもならないわよ!そんなこと分かってる。でもそんなの関係ないのよ!・・・・・・・・・
ごめんなさい、ムサシ。私はシンジが好きなの。愛してるのよ、シンジのことを!これ以上シンジを騙し
続けたくないの。」
ムサシ「マナ・・・・・」
マナ「・・・・夢を見ていたわ。普通の女の子になって遊んだり恋愛をしたりする、私にとって見果てぬ夢を。
でも、もうそれも終わり・・・・・」
ムサシもまたマナに銃口を向けていた。だが撃てない。撃てるはずがなかった。ずっとマナのことを想い
続けてきたのだから。
兵士「かまわん!あの女を射殺しろ。」
ムサシ「やめろ!」
数秒後、拳銃の乾いた銃声が室内にこだました。
続く
後書き
K「ふうー。」
マナ「何なんですか!この話は。私とシンジが・・・・・・・・・(呆然)」
K「まあ、しょうがないですよ。」
シンジ「前半のデートの部分と後半部分の落差が激しいよ。」
アスカ「これで次は戦闘がメインね・・・・よーし。」
カヲル「何がよしなんだい。」
レイ「どさくさに紛れてマナを・・・・とか考えてたでしょ。」
シンジ「だめだよ、そんなことしちゃ。」
カヲル「さすが『おもいっきりぶつかってやるぅ』とか云っていただけのことはあるね。」
アスカ「あ、あんたらぁー。人をなんだと思ってるのよ。」
マナ「私、負けないわ!」
シンジ「ど、どうしたの?マナ。いきなり・・・・・・・」
マナ「見ててね、シンジ。私、きっとこの試練を乗り切ってシンジと結ばれてみせるわ。」
カヲル「ま、次回のお楽しみってことだね。」
管理人(その他)のコメント
アスカ「撃てっ撃てっそこで撃てっ!!」
カヲル「・・・・君は、なんと残酷なことを・・・・マナが死んでしまうじゃないか・・・・」
アスカ「はあ? アタシは今やってる「DOOM2015」の話をしてるんだけど」
カヲル「DOOM2015・・・・ああ、20世紀にでた「DOOM」のリメイク版ね・・・・しかし、紛らわしい台詞を・・・・」
アスカ「ああ、そういえば今はコメントの時間か・・・(ブチッと電源をきる)さて、どういう話だっけかな・・・ふむふむ・・・・ぬっ、またアタシ以外の女とらぶこめなの・・・・」
カヲル「それはしかたないんじゃないかな」
アスカ「なんで?」
カヲル「君や綾波レイとのラブコメは、けっこう出尽くした感があるからね。いいかげんマンネリにおもわれてしまうからだろう」
アスカ「マンネリは世の常道! マンネリあっての世界じゃない! それに、アタシはシンジとのらぶこめがぜんっぜんマンネリだとは思ってないわよ!」
カヲル「君たちふたりはいいんだよ。たまには、僕とシンジ君の・・・・・」
がしいいっ!
アスカ「ヒトの恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られてしんでしまええええっ!」
カヲル「ううっ・・・・G、Gガンダムか・・・・ぐはあっ」
アスカ「石破らぶらぶ・・・・ってちがうわよっ(汗)」
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