今年一番のショッキングニュース。自分にとっての。
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3286.html
2002年に会社が設立され、ツェッペリンNTを日本に運んでくるまでの苦労もさることながら、2005年の日本初飛行後、遊覧飛行にこぎ着けるまでの様々な労苦を耳にしていただけに、これは本当に辛い。来日当初多くのメディアで取り扱われた一方で、日常運行になるにつけ「飛んでいて当たり前」と思われてしまうことによる話題性の低下。いやその「飛んでいて当たり前」を実現することが望まれている一方で、当たり前になってしまった後の収益確保がなかなか難しくなるのではないか……素人考えに思っていたのだけど。
遊覧クルーズの値段が高いという話を知り合いからはよく耳にする。当初の2時間半コースで17万円くらい、今の東京クルーズでも6,7万くらいか? しかし運営コストが実際いくらになるかわからないにしろ、一日に乗せられる乗客数を考えると結構ギリギリだったのではないかなぁ、とも思ってしまう。便数を増やし乗客を増やせば値段を下げることも出来るのだろうけど、なにせ1隻しかないのでは回す数も上限がおのずと出来てしまう。東京の離発着場、九州の整備基地の維持費も馬鹿にならないだろうし……。
広告宣伝のスポンサー探しも、昨今の不況で探すのが大変だったのかもしれない。ぎりぎりの中で走って行った先の今なのかもしれない。それでも、でもなおツェッペリンNTに日本の空を飛んでいて欲しいと思ってしまうのは贅沢なお願いなのかもしれないのかな。
難しいかもしれない。でも事業継続されるんだったら乗りに行こう、と固く誓いながら、日本飛行船の今後を注意深く見守っていくことにする。
ああ、しかし本当にショックだ……。